2018年4月30日

犬は人生の良い先生?老犬から学んだこと

子犬の時に迎え入れた犬があっという間に大きくなって、気が付いたら老犬になっていることに驚かれる方も少なくないでしょう。

犬は成犬になると人間の4倍の速さで歳を取っていくといわれています。

今回は、老犬となった愛犬を飼い続けるうちに学ぶことを紹介していきます。

犬とのコミュニケーションに言葉は関係ない?

犬と飼い主 犬と言葉で会話することは出来ませんが、どうやら犬は人間の言葉をある程度理解しているようです。

散歩や食事の話には乗り気で参加しようとしますし「予防注射や病院に連れて行かないと」などの話題が出ると気配を隠して姿を消そうとします。

反対に長い間生活を共にすると、犬のことも理解できるようになり、愛犬の顔を見ると「何がしたいのか」や「何を欲しがっているのか」の察しがつくようになります。

そんなコミュニケーションが取れる関係になった愛犬は可愛いのですが、犬は都合が悪くなると、とぼけて白を切るということもしばしば。

性格は犬によってさまざまですので、新しい家族として犬を迎える際にはそれぞれの個性もひっくるめて愛してあげてください。

犬の一生は人間よりも遥かに短いこと

芝生の上で佇む犬 可愛い子犬の時期は数ヶ月だけで、聞き分けができる賢い成犬となり、気が付くと老犬になってしまっている愛犬を見ると「時間が経つのは早い」と実感します。

一般的に犬は生後約12ヶ月で大人の体格にまで成長し、2歳になると完全に成犬となり、さらに7~8歳にはシニア世代で老犬と言われ15歳も生きれば十分長生きだと考えられます。

既述したように犬は人間の4倍の速さで歳を取るといわれていますから、老犬になるのも早いわけです。

人間にとってはルーティンのように感じてしまう1回の散歩も、犬にとってはとても意味のある散歩なのです。

長くない犬の一生のなかで飼い主の存在は非常に大きなものですから、飼い主も犬と向き合うときには最大限の愛情を持って真剣に向き合うべきではないでしょうか。


愛犬との関係構築は人間関係につながる

2頭の犬 人間は犬との関係に対して「お互いに判り合えている」状態を望んでしまいます。

これは自分の周りの人間関係に対しても同じことがいえるようで、判りあえる関係などはなかなか築くことは難しいことだといえます。

人間と犬との間でのコミュニケーションには共通の言葉が存在しませんから、お互いに伝えたい気持ちと、相手の気持ちを探り合う努力で成立しているといえるでしょう。

これを人間関係にフィードバックさせることで、人間関係に悩まされることが少なくなるのではないでしょうか。

愛犬と向き合えばお世話することも大切な時間に

飼い主に顔を撫でられる犬 愛犬の世話をすることを決めていても、正直、天気の悪い日や暑い日、寒い日などは特に散歩が億劫になったりするのではないでしょうか。

そんなときは愛犬のほうを振り返ってみてください。

尻尾を振りながら真っ直ぐに飼い主を見つめながら、全身で喜びを表していると思います。

結局「そんなに喜んでくれるんだから仕方ないか」と散歩に出かけると、意外と充実した時間を過ごせていませんか。

自分の都合で愛犬に我慢をさせてしまうのは飼い主として失格だといえるでしょう。

愛犬と向き合えば、自分の都合ばかり優先させるわけにもいかないと気付かせてくれます。

そして愛犬と共に過ごす時間が素晴らしいものだと改めて教えてくれます。

まとめ

犬は長年連れ添っていると、飼い主とペットというより「同志」のような気持ちにさせてくれます。

特に哲学者のような表情を見せ始める老犬と接していると、年長者から発信される意味のあるメッセージのような感覚で何かを学べることがあります。

可愛がっている愛犬がいつか老犬になったときに、きっと大切な何かを伝えてくれるでしょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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