2018年4月27日

【シニア犬との生活】毎日の食事で気づいてあげたい愛犬の変化と工夫

愛犬の食事は健康のバロメーターです。

シニア期になると体調や年齢に合わせた食事はもちろんのこと、食事の与え方にも工夫が必要です。

愛犬の食事の変化見逃さずに体調管理ができると、美味しく、食べやすく、しっかり栄養を摂ることができて健康管理にも繋がります。

昨日まで食べていたのに、急に食べなくなった。

いつもと明らかに違う体調の変化がある場合は、食事の内容や与え方を変えるよりも先に、動物病院での受診を優先することをおすすめします。

ここでは、日々の加齢に伴う食事の変化についてご紹介します。

愛犬の食事どんな変化に気がつけば良い?

・いつもよりも食べるスピードが遅くなって完食するまでに時間がかかる
・カリカリのドライフードを食べ辛そうにしている(最後まで食べずに残す)
・食べているときにフードを食べこぼすようになった
・お皿の中のフードをうまく口に運べず舌で追い回している感がある
・食べたいのに、食べるのを躊躇っている感じがある
・ガムなどの硬いおやつを食べなくなった

犬も加齢に伴い、いままで通りにスムースな食事が出来なくなる場合があります。

床に置いたお皿からフードをパクッと咥える力や、食べ物をゴックンと飲み込む力(嚥下力)筋力も少しずつ衰え始めると、食べるスピードが遅くなったり、食べることに疲れて最後まで食べずに諦める場合もあります。

また、歯周病など歯に腫れや痛みの症状がある場合、食べたくても痛さが我慢できず食が進まないなど考えれます。

愛犬の食べる様子をしっかり観察してみましょう。

食べる姿勢を工夫してみる

ご飯を食べる時、お皿を床に置いていませんか?犬が頭を下げた姿勢で食事をするとその姿勢を保つために負担もかかります。

犬の体高が高ければ高いほど頭を下げる必要があるため負荷がかかってしまいます。

ドッグフードを食べるゴールデン 犬が頭をあまり下げず、4本足で立った姿勢で食事ができるように、ごはん用の食卓を用意してあげると咥える力や飲み込む力が弱くなった愛犬の食事の負担が軽くなります。

フードを食べる子犬
犬が立ったとき、少し首を下げた位置に食器が置ける高さが目安です。

市販されている食事台でも良いですし、ちょうど良い高さの箱や容器でも代用可能です。

大型犬の場合、園芸用品のフラワースタンド(植木鉢を乗せる台)なども便利です。

DIYなど工夫して作る場合は、食事台とお皿が滑らないように台の底面や食器を置くテーブル部分にシリコン製やゴムのカーペット用滑り止めシートを敷いて置くと安定します。


食べる食器を工夫してみる

犬用の食器にも様々な素材や形状があります。

フードがうまく口の中に入れられず、ずっとお皿をペロペロしながら数粒残ったフードを舌で追いかけている仕草がある場合、お皿の形状を考え直してみても良いでしょう。

フードを食べるシニア犬 お皿の底面が平たいタイプよりも、お皿の底が緩やかなカーブでくぼんでいるタイプであれば、犬がフードを食べている時、残ったフードがどんどん丸い底に集まるので、舌でフードを追いかける労力が少なくてすみます。

シニア向けに食べやすい傾斜が施されていたり、犬が姿勢を変えず口元に食器を運んであげられるような持ち手のついた専用品も販売されています。

フードの柔らかさを工夫してみる

硬いものが食べ辛くなった場合、ドライフードをお湯でふやかして与えてみても良いです。

既に柔らかくて食べやすいレトルトパウチや缶詰などのウェットフードも良いですが、ウェットフードは水分が多いため、1日に必要な栄養全てをウエットフードで摂取しようとなると、1日に食べさせる量(重量)が多くなるものが多いです。

ドライフードをベースにのどごしよく食べられるようにお湯やとろみのあるウエットフードを上手取り入れて美味しく食べられるように工夫してみましょう。

まとめ

愛犬の食事、食べる姿勢やの器に工夫することで毎日の食事時間が快適で楽しみなひと時を過ごさせてあげることができます。

食事台の使用はシニアに限らずパピーの頃から使用をオススメするアイテムです。

美味しく食べられることは何よりの健康に繋がりますのでぜひ日常生活に取り入れてみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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