2018年5月27日

健康管理に欠かせない!老犬の散歩法とは?

何年も共に暮らす愛犬が老いていくのを見るのは、飼い主にとっては辛いことです。

でも沢山の思い出を作ってきたパートナーだからこそ、しっかりと愛犬の老化と向き合って快適な老後を過ごさせてやる必要があるのです。

今回は老犬の健康管理の中から散歩に注目し、少しずつ体力が落ちていく老いた愛犬と散歩を楽しむ方法を紹介していきます。

適度な運動は愛犬の寿命を伸ばすポイントになりますので、注目してください!

静かな散歩コースをゆっくり散歩しよう

リードを咥える犬 愛犬が若い頃は疲れを知らないかのようにたくさん歩いて、思い切り走って元気一杯アクティブに散歩を楽しむことができましたが、シニア世代に突入すると散歩のスタイルは変わってきます。

体の機能の衰えは視覚や聴覚にも影響しますので、車やバイク、自転車の近付いてくる音などの情報に対する反応が鈍くなってしまいます。

至近距離に近付いてやっと気が付き驚いてパニックを起こしたり、フラフラと車道に出て行ってしまったりと若い頃にはありえなかった行動を見せ始めます。

1度怖い思いをすると犬にとって散歩がストレスになってしまうので、ストレスを感じさせないようにできるだけ交通量の少ないルートを検討してあげましょう。

近場に交通量の少ないルートが確保できない場合は、犬の散歩が可能な公園内などを歩かせてあげてください。

散歩をする時の気温や時間帯にも変化を

犬と飼い主の足元 散歩をするときに私たち人間は靴をはいていますが、犬は裸足で歩きます。

夏場の日中はアスファルトやコンクリートが高温になり犬への負担が増加しますし、平熱が人間よりも高く、体温のコントロール機能が発達していない犬は熱中症や熱射病などにかかりやすく暑さに弱い動物です。

地面に手をあてて「冷たい」と感じる時間が犬の散歩には適しています。

しかし室内で飼っている犬の場合は、陽が落ちた時間帯だけに散歩をすると日光浴ができないという問題が発生します。

日光浴を行うと睡眠を促す働きをするメラトニンというホルモンが活性化するといわれており、動物の健康を維持するために有効であると考えられています。

季節によって無理のない日光浴をさせてあげることが散歩の狙いの1つでもあるのです。


愛犬の体調で運動量はフレキシブルに

シニア期のゴールデン 老犬は体調が安定しないことが多く、昨日は元気に歩いていたのに今日は動きが悪いなどの症状が見られます。

散歩の前に愛犬の状態をしっかりと観察して、無理をさせないことと散歩に出ても辛そうであれば早目に切り上げる必要があります。

散歩に出掛ける前にリードを付けた状態で近所を軽く歩かせてウォーミングアップをしながら様子を見ると良いでしょう。

散歩のペースも愛犬に合わせた調節を

リードを咥えた犬 若い頃は飼い主をリードするように力強く歩いていた愛犬も、加齢と共に歩くペースは低下し、いつの間にか飼い主が引っ張るような散歩のスタイルに変わっていることがあります。

老犬はたくさんの運動量を必要としなくなってくるので、量より質で散歩を行いましょう。

犬は自分が老いたことを自覚することが出来ませんので、突然若い頃のように走り出そうとする事も有ります。

できるだけ愛犬のやりたいようにさせてあげたいものですが、階段やちょっとした段差に足を取られて転倒してしまう可能性が上がりますので、突然の全力疾走など無理なことは飼い主が抑えましょう。

まとめ

シニア世代に突入した愛犬でも基本的に散歩は大好きです。

愛犬が嫌がっている場合は散歩を見合わせるべきですが、負担の少ない散歩メニューを考えてあげると喜んで付いてくるようになります。

犬にとっての散歩とは「運動できる」点もありますが、「外部から受ける刺激」や「日光浴」、「飼い主との時間の共有」など、犬にとっての娯楽要素が強いものでもあるので、無理のない限り散歩は行うようにしてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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