2018年4月22日

柴犬やパグなど小型犬の平均治療費は年間どのくらい?

読者ライター

ななな

10年以上犬と生活してきた経験を活かして、役に立てる、共感できる記事を目指しています

愛犬がもしも病気や怪我をしてしまった場合には以外とたくさんの治療費が発生します。

しかしペットの治療費が大体いくらになるのか、具体的な金額を想像できるほど知っている人は意外と少ないのです。

今回は小型犬にかかる治療費を平均データとともに見ていきます。

このデータはアニコム損害保険株式会社が2015年4月1日~2016年3月31日までの間に契約した482,187頭の犬、その対象の犬種から集計した平均診療費から引用しています。

犬種別平均治療費は?

診察中のジャックラッセルテリア それでは小型犬の代表的な犬種の平均治療費を見ていきます。

犬種平均治療費
ジャックラッセルテリア68,756円
ミニチュアシュナウザー80,513円
シー・ズー93,481円
キャバリア113,528円
パグ91,597円
ビーグル※95,956円
柴犬※67,240円
混血犬(10kg未満)50,383円
※ビーグル、柴犬は個体によっては中型犬に分類される場合もあります。

このようにもし病気や怪我にかかってしまうと高額の治療費がかかってしまうことがわかります。

これは全年齢の治療費を平均した費用になっています。その為に年を取れば取るほど治療費も上がっていきます。

柴犬を例に見てみると、生まれたばかりの頃の治療費は平均4万円ですが、9歳の時点で平均10万円を超えて、12歳では14万円にもなります。

混血犬の治療費が低い理由は?

屋外の階段で座っているミックス犬 犬種別の治療費を見てみるとキャバリアと混血犬では倍以上の差があることがわかります。これは混血犬の特徴が影響していると言われています。

犬にはそれぞれ遺伝によって掛かりやすい病気があります。ボーダー・コリーのコリーアイ、ミニチュアシュナウザーの進行性網膜萎縮症などがこれに該当します。

実はこれらの遺伝性疾患は混血になることでかかりにくくなると言われています。

そのため混血犬は遺伝性疾患の発症のリスクは低めなのかもしれません。(一方で、両親双方から好発病種を受け継ぐリスクもある、と言われています)

そして柴犬も治療費が平均よりも低くなっています。これは柴犬が日本の気候に適応しているという点が影響しています。

洋犬の場合はどうしても原産国の気候に適した身体的特徴を持った犬が多くなります。そのため四季があり季節が移り変わる日本の気候に慣れることができずに体調を崩しやすくなる犬もいます。

そして高額になってしまっているキャバリアは気候だけでなく、大きな耳に大きな目を持っており、そこから汚れや細菌が入りやすいため治療費が高くなりやすい傾向があると言われています。


まとめ

飼い主に撫でられているヨーキー もしも犬が病気怪我になってしまった場合の治療費を見てみました。そうならないための予防に気をつけながらも、万が一何か起こった場合には必ず病院に連れて行ってあげてください。

健康で長生きするためにも、愛犬の様子はしっかりと見守ってあげたいですね。

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