2018年8月14日
知っておきたい災害時の「ペットの健康管理・病気のリスク」について
ななな
10年以上犬と生活してきた経験を活かして、役に立てる、共感できる記事を目指しています
いつ起きるかわからない災害、もし発生した場合飼い主はどうやって愛犬を守ればいいのでしょうか。
今回は災害時犬のために何をしてあげられるのか、そして病気のリスクなどを紹介していきます。
災害時に困ること、盲点はペットの「病気」と「怪我」
今回の記事は2016年4月14日に発生した熊本大地震において、ペット保険会社のアニコム損害保険株式会社が現地での災害支援を行った体験を参考に執筆させていただいています。
災害時の健康被害については2種類に分けられると言います。
まずは直接的な怪我による被害です。
家屋の倒壊による骨折や、打撲、この他にも崩れた家屋から脱出する際に爪を傷つけてしまったり、焼けた地面を踏んでしまい火傷をしてしまったりということが多く見られます。
この他にもガラスなどが散乱している可能性もあるので、靴を履かせるなど犬の足を守るということが大切になってきます。
そしてもう一つの被害、それが間接的な健康被害です。
災害時に犬に起こりやすい被害、それが環境の変化による過度なストレスによる健康被害です。
阪神淡路大震災ではシェルターに収容された動物の半数以上がストレスによりなんらかの症状が発生したといいます。
この他にも住居が確保できない場合、犬は犬だけで集まって集団生活を送ることになります。
そのためにしつけはもちろん、健康管理や感染症対策の予防はとても重要なものになってきます。
しつけは有事の際にできているかどうかの差が大きく出てきます。
名前を呼んだら反応する、基本的なコミュニケーションが取れるかどうかで、周囲の人の犬に対する印象も大きく変わってきます。
防災対策として今飼い主ができること
居住環境を見直そう
まずは飼育場所が地震などの際にどの様な被害が起きるか見つめ直してみましょう。近くに家具や窓ガラスがありませんか。その家具がもし倒れた場合などの対策をしっかりと行っていますか。
もし行っていない場合は家具の固定を行うなどして防災対策を行ってください。
もちろんこれらは人の居住空間に置いても重要なことです。
まず飼い主である人が怪我をしてしまっては何も意味がありません。
無事に避難するためにも家の中で怪我をしないように備えておきましょう。
速やかに避難できる体制を。
そして避難所での居場所を確保するためにもキャリーケースやクレートを用意しておくことも大切です。これらは用意するだけでなく、いざという時に犬がスムーズに入ってくれるためにも慣れておくことが重要です。
こういった慣れた居住空間があることで災害時のストレスも軽減することができます。
まとめ
災害時の病気やその対策について紹介しました。災害時は人も、犬も大変な思いをすることになります。いつ発生するかわからない災害に備えるのはなかなか難しいものです。
できることから少しずつ備えていきたいですね。
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