2018年3月16日

飼い主への『忠誠心』が強い犬種5選

忠誠を誓っている愛犬を、頼もしく思う飼い主も少なくないでしょう。

犬をお迎えするなら、忠誠心の強い犬を飼いたいと考える方も少なくないのではないでしょうか。

ここでは、忠誠心の強いことで有名な5種類の犬種についてご紹介します。

犬の忠誠心とは

犬は知能が高く、人間で言えば2、3歳くらいの子供並みの知能があると言われています。

このことから、動物の中では高いコミュニケーション能力を持ち、犬は自分と飼い主との関係性を理解しています。

犬は集団で行動していたこともあって、社会性について理解があります。

上下関係や序列といったものも認知していると考えられていて、リーダーには忠実に生きてきたと言われています。

これが習性として残っていることから『飼い主＝リーダー』と考えて、犬は飼い主に対して忠実なのだと言えます。

忠誠心の強い犬種①【秋田犬】

日本人にはお馴染みの『忠犬ハチ公』で有名になった秋田犬。

飼い主が帰ってくるまで待っていた、とても忠誠心の高い犬で知られています。

秋田県の特徴として、誰にでも愛想が良いわけではなく、飼い主や家族に忠誠を誓い、他の人や犬に対して威嚇することがあります。

そういった一本気なところも人気の理由ですが、しっかりと躾をしなければいけない犬種でもあります。

元は狩猟犬や闘犬だった事もあり、攻撃性は高くかみつき事故などで怪我を負わせることもあります。

地域によって檻での飼育を義務付けられていますが、しっかりと躾をすることで、飼い主にとって最良のパートナーとなる犬種です。

忠誠心の強い犬種②【ラブラドール・レトリバー】

盲導犬や介護犬など、体に不自由を抱えている人にとって、今や欠かせない犬となってるのがラブラドールです。

とても温厚な性格や愛情深い犬種で知られ、遊ぶことも大好きですが介護の練習なども真剣に取り組みます。

狩猟犬として人間の生活を助けるために働いていたこともあり、人に忠義を尽くす事に喜びを感じる犬種です。

性格は噛み付くことがないと言われるほど温厚ですが、見た目通りの大型の犬種なので、遊びに夢中になって怪我をさせてしまう可能性はあります。

特に、子供がいるご家庭では注意も必要です。

忠誠心の強い犬種③【ジャーマン・シェパード】

別名『ドイツの牧羊犬』と言われ、日本では警察犬や麻薬探知犬、災害救助犬としても活躍しています。

犬の中でも高い知能を持ち、肉体的にも強靭なことから様々な訓練を受ける事が出来ます。

警察官と連携して犯人を捕まえる、災害時には人を救ったりと、飼い主の要求を忠実にこなすことから、忠誠心の高さを伺うことが出来ます。

しかし、元々精神力の強いシェパードは、忠誠心のコントロールが非常に難しい犬種でもあります。

上手くコントロールが出来れば、何者にも負けないくらいの忠誠心を得る事が出来るので、飼い主が相応の知識を持って躾をおこなうことで、忠誠心の強いパートナー犬になります。

忠誠心の強い犬種④【セント・バーナード】

スイス原産の大型犬で、主に救助犬として活躍しています。

有名なアニメの「アルプスの少女ハイジ」に出てくるヨーゼフもセント・バーナードです。

そんなセント・バーナードですが、200世紀初頭までに約2500人の遭難者を救ったと言われる雪山の救世主でもあります。

性格はとても温厚で、聞き分けも良く、独特な顔立ちは見る人の多くを安心させます。

しかし、セント・バーナードは暑さに弱いという弱点があるので、夏場には注意が必要です。

忠誠心の強い犬種⑤【シェットランド・シープドック】

シェットランド・シープドックはシェルティの名前で知られ、とても忠誠心の強い牧羊犬です。

牧羊犬ならではの賢さや忠誠心、高度な訓練性への理解や我慢強さを持っており、飼い主や家族に対して従順に振舞ってくれます。

身体はそれほど大きくなく、性格も明るいので家族を楽しませてくれます。

他の性格として、攻撃性が少なく温厚なのですが、飼い主や家族が好きすぎて寂しがり屋な面もあります。

そのため、飼い主が知らない人と話していると、知らない人に対して警戒心を持って吠えることもあるので注意しましょう。

まとめ

忠誠心が強いことで知られる有名な犬種を5種類ご紹介しました。

ここで挙げた犬種以外にも、忠誠心の高い犬種は少なくありません。

もっとも重要なのは、犬種を問わず、愛情深く大切に育てながら、しっかりと躾を行って忠誠心を育ててあげることだと言えます。