2018年11月22日

滑る以外にも?フローリングに潜む犬にとっての危険とは

現代では非常に素敵なお宅が増えて室内の環境や作りも様々です。

その中でも、お掃除のしやすさからフローリングを選ぶ方も増えていますし、賃貸のマンションやアパートもフローリングの作りが多いですよね。

しかし、そんなフローリングには犬にとっての危険が潜んでいるのです。

犬にとってフローリングは危険?

寝ている犬と猫 人間からすると、室内で犬と暮らす場合には掃除もしやすく、インテリアの見映えも損なわれず好まれるフローリングですが、実は犬にとっては、滑りやすいために足腰に過度に力が常に入ってしまうので、好ましくはありません。

結果的に足腰を悪くしやすく、関節系には特に相当堪えます。犬の疾患には椎間板ヘルニアがありますが、その要因は暮らす環境が原因だともいわれているほどです。

そして、意外と知られていないのがフローリングに使うワックス。

実はほとんどが石油系が原料となり有害だとされ問題視されている種類もあります。

犬は床を舐めたりしますよね。

ワックスは長い年月が経過したり室温でも揮発するものもあります。

勿論全てのワックスではありませんが、目には見えない空気中の有害物質を吸い上げている可能性もあるということです。

これによりアレルギーを引き起こす可能性もあります。

フローリングによる怪我の危険性

バスケットに入った小さなチワワ2匹 上記のように犬にとってフローリングは関節炎を起こしやすいことは理解して頂けたかと思いますが、室内での犬の怪我の大半はフローリングにより起きた怪我とされています。

特にジャンプ力が優れてる犬ですと、ジャンプの着地に失敗し骨折したりしますし、廊下から玄関まで全速力で走り、滑るフローリングで歯止めが聞かなくなり、ドアに激突してしまうという事故にもなりえます。

高齢犬となると特に注意が必要ですよね。筋肉も落ちて骨ももろくなり余計に怪我をしやすくなります。


対策としてはマットやカーペットを使う

カーペットの上で寝る犬 対策としては、マットやカーペットを敷くという方法があります。

最近ではホームセンターや通販なんかにもペット専用の滑り止め付きのマットやカーペットが販売されています。

また、マットやカーペットを敷くことで賃貸のマンションやアパートだと防音対策にもなります。

音は実は上から下の階よりも、下から上にも音や振動が相当響いて伝わります。

壁づたいに音や振動が伝わりやすいので防音対策としても非常に有効ですし、冷えの対策にもなります。

コルクマットという手もあります。犬には大変優しい素材で、防音、防臭の効果もありますよ。

ただし、最大のデメリットとしては、インテリアにこだわる方からすれば、フローリングの良さが損なわれるという点がありますね。

覚えておくべき注意点

犬が入った車のおもちゃを押す男の子 マットやカーペットは、皆様お分かりのようにノミやダニの住処になりやすいですし、選ぶ材質により犬の毛がつきやすいです。

また、犬がいたずらして噛むために耐久性にも注意して選ぶ必要もありますね。

加えて滑り止めの対策をしなければマットやカーペットごと滑るので逆に危ないです。

綺麗にする時はコインランドリーなどで熱を加えて乾かしてながら殺菌するか、間違いないのはクリーニングにマメにだして清潔にする方法です。

清潔にしなければ違う意味で体に悪影響を与えてしまいます。

また、部屋の全域から階段まで敷くとなると費用もかかりますしね。

また汚れやすいというデメリットもありますから使用する場合には清潔にしてあげましょう。

また、コルクマットなどのデメリットは犬が噛みちぎることにより誤食してしまう場合もありますから要注意です。

まとめ

便利で私達人間には非常にありがたいフローリングですが、犬にとってはこんなにも危険が伴うものだったということをお分かりいただけたでしょうか?

少し費用はかかるかもしれませんが、犬が安全に室内で暮らせるよう工夫してあげるのも飼い主の務めではないでしょうか。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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