2018年6月12日

キャバリアに多い病気、また年間治療費はどれくらい?

読者ライター

ななな

10年以上犬と生活してきた経験を活かして、役に立てる、共感できる記事を目指しています

長い耳と毛が印象的なキャバリア、性格も人懐っこく好奇心旺盛なために飼いやすい犬種です。

そんなキャバリアがもし病気をしてしまった際の年間治療費やかかりやすい病気を見ていきます。

キャバリアの年間治療費はどうなっている?

屋外で立っているキャバリア 正式名称「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」の年間治療費は、果たしてどうなっているのでしょうか。

このデータはアニコム損害保険株式会社が2015年4月1日から2016年3月31日までの間に契約した犬482,187頭、その中のキャバリアを対象に集計したデータを引用しています。

すべての病気や怪我をしたキャバリアの平均治療費は113,528円となっています。

これはアニコム損害保険が集計したデータの中では一番高額になってしまっています。

一体なぜキャバリアの治療費が高くなってしまったのか、かかりやすい病気を見ていきましょう。

キャバリアに多い病気とは?

キャバリアの子犬 キャバリアに多い病気、それは循環器疾患、その中でも心臓が原因である心疾患です。

数多くある心疾患の中でもキャバリアがかかりやすいと言われているのが、僧帽弁閉鎖不全症と言われる病気です。

これは僧帽弁と呼ばれる心臓の部位が正常に機能しなくなり、血液が逆流してしまうという病気です。

心臓の形が他の犬と少し違うキャバリアはこの病気になりやすいのです。

アニコム損害保険の請求割合を集計したデータでも、循環器が原因の疾患は全犬平均では5%なのに対して、キャバリアは24.2%と高くなっているのがわかります。

対策には子犬の頃から心臓の形や異常を調べておくこと、そして心臓に負担をかけない生活を心がけることです。

無理な運動はさせずに、呼吸がおかしいと感じた場合は動物病院に行き、診てもらうようにしてください。

それ以外にも肥満も心臓に負担を掛けることになります。食べ過ぎにも注意をはらいましょう。

アニコム損害保険株式会社のデータではもう一つキャバリアに多く見られる症状があります。

それは異物誤飲です。

おもちゃや飼い主の小物などを誤って飲み込んでしまうのが異物誤飲です。

特に食べ物と食べてはいけないものが判断しづらい0歳時に多く見られる傾向があります。

飼い主も扱いに慣れていない飼い始めの時期は特に注意したいところですね。

好奇心旺盛なのはいいことなのですが、それが裏目に出てしまうということもあります。

幼いうちは目を離さないように見守っていきましょう。


まとめ

女性に抱かれているキャバリアの子犬 キャバリアの治療費や多く見られる病気を見てみました。

心疾患は恐ろしい病気ですが、早期発見をすることで投薬をして症状を抑えることができます。

普段から呼吸などには気をつけて暮らしていきたいですね。

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