2017年12月15日

犬にとって快適な冬の温度と湿度とは?

寒い冬は人間にとっても非常に辛い季節ですよね。

特に雪の多い地域では大雪や厳しい寒さに見舞われて外出をするのも苦になります。

人間の気持ちと同じように、犬からしても冬は寒さが辛い季節でもありますので、今回は冬をテーマに犬にとって快適な温度や湿度について説明していきたいと思います。

犬にとって快適な湿度と温度は何度?

室内で大きな椅子に座る犬 実は室内の温度設定は犬の体温にも深く関わってきます。

一般的に、犬は起床間もない時が一番体温が低いといわれ、夕方に最も体温が高くなります。

ただし、犬の大きさや年齢でも変わりますので、普段から体温の確認は大切になります。

犬の平均体温は37.5度~39度といわれ、小型であれば高め、大型犬または老犬となると低めと考えましょう。

そして最も適しているとされている温度(気温)は22~26℃で、湿度は60%程度となります。

これに関しても犬により変わってきますが、子犬・小型犬・老犬に関しては室内の温度を1℃低くすることで体への負担は軽くなります。

人間が快適に感じる温度よりも基本的に1℃程度下げると良いともいわれています。

冬の特徴

冬の大きな特徴の一つとして、やはり厳しい寒さということが挙げられます。

季節の変わり目に風が大きく変わることによるもので、冬は乾いた北風が強く吹くようになります。

秋にも増して冷たく、乾燥した風が身に染みるようになりますね。

夏は暑く、湿気を伴った風ですが、その正反対と言える季節です。

極端に乾燥することによりウイルスも拡散しやすくなりますから、インフルエンザが流行り出すのもこのためです。


冬の湿度、温度対策は何ができる?

室内でくつろぐ犬 冬は秋にも増して空気が乾燥する、気温が一気に下がるという点から犬に対しても人間同様に防寒対策や乾燥対策が必要不可欠となります。

この2つの悪条件が揃うことで何らかの不調を発症し、特に抵抗力が弱い老犬や子犬、小型犬は命の危険にさらされることさえありますから、注意しなくてはなりません。

まず「乾燥』に関しての対策は、室内であれば加湿器が必須となります。

空気が乾燥しがちな季節には、便利な物で年々機能も充実してきています。

わざわざ室内に湿度計を設置しなくても自動で適した湿度に保ってくれる優れた商品も存在します。

尚且つ、空気の除菌機能がついたものは室内の除菌までしてくれるというのですから至れり尽くせりです。

インフルエンザウイルスのような類は湿度を保っていれば死滅するものが大半だといわれてますので安心です。

また、室内でも冷え込みが厳しい日は暖房が追い付かない時がありますね。

暖房の暖かみが届かない場所から届く場所へ寝床を移してあげたり、服を着せてあげる、毛布を置くなどして寒さにも備えが必要です。

注意点

暖炉の前に座る飼い主と犬 大きな注意点としては、ご利用の暖房器具の種類にもよりますが、火を発する暖房器具をご利用の場合は火の元には十分気をつけましょう。

例えば、防寒のために犬の寝床に敷き詰めた毛布やタオル類、または犬に着せたペット用の衣服をイタズラして火の元に近づけて火事になってしまうという恐れもあります。

イタズラするつもりがなくとも、暖かい場所へ行きたいがために毛布などを火の元へ近づけて寝る行動も考えられます。

やむを得ず長時間外出する時は、火の元には細心の注意を払い、火を発する暖房器具は切っておくのが安心です。

その分、寒くないよう毛布などをしっかりと準備しておいてあげるということをお勧めします。

犬の行動というのは実に興味深く、人間が予想だにしない行動することがあります。

そして、犬の発熱は急を要する場合が多々あります。

平均体温以上の熱が出た場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

まとめ

雪の上の2頭のボーダーコリー 犬は大変賢い動物なので、特に火の元には注意が必要であるということと、人間が寒いと感じている時はやはり犬も寒いのです。

いくら体が沢山の毛で覆われてるからといって、気温の変化は敏感に感じ取ります。

普段から室内の環境は、きちんと調節してあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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