2018年5月22日

犬の飼い始める際の注意点について

念願の犬を購入して舞い上がってしまい、注意すべき点を忘れてしまう場合があります。

最初の段階で必要となる事柄は多くあり、後に『失敗した』『やっておけばよかった』と思うことも多々あります。

今回は犬を飼う時に注意すべき点4つを例として詳しく説明していきます。

犬の飼い始めの注意点①誤飲の危険要素には注意する

2匹のビーグル 室内は犬にとっては快適である反面、危険な要素も沢山潜んでいます。

人間が暮らす中で当たり前のように使っているものが、時として犬を危険にさらすことが良くあります。

中には犬の命さえも奪ってしまうものもありますので、細心の注意が必要でしょう。

そもそも、人間の目線と犬の目線は違います。落とし穴はそこにあるのです。

人間が膝をついて覗き込まなければ見えないような小さなものでも、犬の目線からすると容易に発見できてしまいます。

もし当てはまる心当たりがあれば、犬を飼う前に室内の清掃や片付けは必要になりますし、日常的に使うものは犬が届かないところに置くなどの工夫も必要です。

また、犬種によってジャンプ力に優れた犬もいます。『さすがに届かないだろう』そう高をくくっていれば、すんなり届いてしまっていることだってあります。

また台所用品では、サランラップやアルミホイル、輪ゴムなども誤飲すれば大変なことになる可能性もあります。

そして『タバコ』も特に注意が必要なモノのひとつで、『おやつ』と間違えて誤飲する場合があります。

タバコの誤飲は非常に危険で、飲み込む量や体の大きさにより命の危険にさらされる場合もあります。

犬の飼い始めの注意点②躾は重要

家族とゴールデン 子犬は生後3週~4ヶ月までに犬社会のルールや人間との接し方を身につけるといわれています。

また、親子を引き離すまでに最低限必要な日数は49日とされ、それまでは子犬を家族と引き離すのは好ましくないとされています。

犬が家族から学ぶべきことがあるからです。

この大事な時期に子犬が学ぶこととしては、『危険なもの』『危険でないもの』の区別や人間や他の犬との関わり方、咬む強さなどで社会に馴染む為には重要な時期といえます。

この大切な時期に正しい学び方をできなかった犬は上手く人間社会や犬社会に馴染めず、トラブルを起こす犬となる可能性が高くなることが多いのです。

そのため、可愛いあまり甘やかしたくなる気持ちを押さえ、愛犬の為だという思考を持ち『躾』や社会に馴染む為のルールや厳しさも教えてあげる必要があります。

とはいえ、虐待(体罰)のような躾や単に怒れば良いという考えでは逆効果となりますので、正しい躾の仕方が鍵となります。


犬の飼い始めの注意点③餌の種類に配慮し、人間の食べものは与えない

フードを食べるコッカー 飼い主が与えるエサにより、犬の嗜好も変わってきます。

基本的には食べることが大好きな犬ですし、雑食なので何でも食べてみようとしますが自分では『食べてはいけない物』だと判断できず口にしてしまう物もあります。

例えば、チョコレートや玉ねぎなどは犬には与えてはいけない代表的な食べ物とされていますので、犬に与えてはいけない食べ物に対する飼い主の知識は非常に重要です。

また、よく人間の食事中に人間の食べ物を欲しがりテーブルに上がる犬がいますが、それはやめさせてあげましょう。

基本的に、人間の食べ物を与えるのは良くないと言えるでしょう。

犬の飼い始めの注意点④犬のワクチンの接種

動物病院で診察を受ける犬 犬が伝染病に感染しないように有効なものがワクチンです。

母犬から授乳で摂り入れた移行免疫が効いている間は、ワクチンの効果が上がらないため効果が切れるころが適切な時期とされています。

ワクチン接種を怠れば、深刻な感染症などを引き起こし、大切な愛犬を病気にしてしまう可能性がありますので、ワクチンの知識も身につけるべきでしょう。

後になって『知らなかった』と後悔する事態を免れる為にも非常に重要なことです。

まとめ

つい可愛くて甘やかしがちの犬ですが、犬の将来を考えてしっかりと初めの内にやっておかなくてはいけないこともあるということを理解していただけたかと思います。

また、その時になって『やっぱり、やっておけばよかった』と後悔しても遅い時がありますので、それも踏まえて犬を迎える準備をしていきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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