2017年12月8日

愛犬は大丈夫?意外と多い“NGな寒さ対策”について

最近は「ペットのために空調をつける」など、愛犬の生活環境にもしっかり気を配るご家庭が非常に多いですよね。

しかし、間違った寒さ対策ではケガや病気を引き起こしてしまう可能性もあります。

今回は、間違った防寒対策と正しい防寒対策を紹介します。

【犬の寒さ対策①】犬のサインを見極める

ソファのすみっこで丸まっているポメラニアン

<犬が寒さを感じているサイン>

☑身体を震わせている(なかなか治まらない)
☑身体を丸めて縮こまっている
☑寝床から出てこない
☑飼い主の膝などで寝たがる

まず犬が寒いというサインを出しているかを確認するようにしましょう。

犬も人間と同じように、寒い場合には身体を小刻みに震わせます。

その他にも暖かい寝床から動かなかったり、逆に寒いために寝床の場所を急に変えることもあります。

常に丸くなったりしているという場合も寒さを感じています。

こうした様子が頻繁にみられるようであれば、何かしらの防寒対策をしてあげてください。

特にベッドなど、長い時間を過ごす場所は優先的に改善しましょう。

【犬の寒さ対策②】間違った暖房器具の使い方はしていないか?

ヒーターのそばで寝そべっている子犬

<NGポイント>

☑暖房器具をつけたままその場を離れる
☑ケージなどのすぐ近くに暖房器具を置く
☑床暖房の設定温度を上げる
☑エアコンの風が上向き
☑ストーブやこたつで犬の身体が熱くなっている

寒いだろうと、暖房器具を付けたまま外出したり他の部屋にいってしまったりという行為は危険です。

特にストーブやこたつといった熱源が犬でも触れる場所にある器具では不意に触ってしまう、暖房のそばで寝てしまい犬も気づかないうちに低温やけどをしてしまうといった危険があります。

床暖房なら安全だろうと思ってしまいがちですが、それも注意が必要です。

犬は人間よりも床に近い場所で生活しています。すると人間にとっては適温でも犬にとっては暑いと感じてしまう場合があります。

床暖房を使う際には温度は少し低めに設定し、ソファーなど犬でも登れるような高さがある場所を用意して、床から離れられる場所を準備しておくことが大切です。

エアコンの場合は逆に床まで暖かい空気が届かずに犬にとっては意味が無いという可能性があります。

この場合は空気を動かすことが重要です。サーキュレーターなどを用意して床にまで暖房が届くようにしてあげましょう。


【犬の寒さ対策③】犬服は効果◎ですが注意点も

屋内で厚着をしているジャックラッセルテリア 防寒対策をした部屋から散歩などで外に出る場合は急な温度差に気をつけなければいけません。

そんな時に役に立つのが犬用の服です。

おすすめはウール素材やフリース生地を使ったものです。

肌触りがよく軽いために犬にとってもあまり邪魔にならず寒さ対策をしてくれます。

役立つ犬用服ですが注意点もあります。

☑室内で厚着をさせる
すでに暖房で温まっている室内で厚着をさせていると逆に暑さを感じる可能性があります。暖房が動いている場合には洋服は脱がせてあげたほうがいいでしょう。

☑過剰な重ね着
そして外に行く場合寒いだろうからと重ね着をさせる行為もあまりおすすめできません。確かに寒さ対策になりますが、重ね着をするとどうしても犬は動きにくくなってしまいます。

飼い主のそばで眠るチワワ
寒い日には、当然犬も寒いと感じます。

飼い主がしっかりと温度管理をして寒さ対策を行ってあげてください。

ただし間違った防寒方法は脱水や低温やけどなどの問題を引き起こすこともあります。

愛犬の様子を確認しながら正しい対策を行うようにしてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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