2018年10月17日
【開発者インタビュー】ペットの健康管理を劇的に変えるIoTデバイス「PETBLE」と良質フード「ブラバンソンヌ」が日本初上陸!
横浜市で9月29日〜30日の二日間開催されていた「ONE LOVE ALOHA2018(以下、ワンラブアロハ)」は、“ハワイと犬”がテーマのドッグイベントです。首にフラワーレイをつけているワンコをちらほら見かけたり、ほんのりリゾート気分が味わえる空間でした。
ちょっとだけ非日常的な香りのする会場の中で、ペットを抱えた飼い主さんが列を作っているブースがありました。
今回Qpet編集部は、このブースを出店しているWePet(Suga Japan 株式会社)さんの看板製品であるIoTデバイス「PETBLE」と高品質フード「ブラバンソンヌ」について、はるばる香港本社からお越し頂いた商品開発チームの方々からお話を聞きました。
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We Pet出店ブースの行列は、愛犬の「無料健康診断」待ちだった!
そもそもブース前の行列は何だったのかというと、どうやらWePet(Suga Japan 株式会社)さんが招いた獣医師さんによる無料健康診断を受けたい飼い主さん達が並んでいたようです。
▼お利口に順番待ちっ
▼「お願いします〜」
▼「コッカーちゃんだから、お耳しっかりみますね〜」
▼「歯はどうかなあ?」
ふむふむ、先生は飼い主さんとお話をしながら、身体の色々なところをチェックしています。
最後に体重計に乗って、適正体重や運動についてのお話。ペットの生活について気軽に相談できるとあれば、飼い主さん達が順番待ちしていたことにも納得です。
普段動物病院に行った時も、「病気についてはたくさん聞けるけど、生活についてたくさん質問するのは申し訳ないような…」と遠慮する飼い主さんは意外と多いですもんね〜。
獣医師さんをお招きしたイベントをやっているということは、製品もヘルスケア関連なのでしょうか?We Pet(Suga Japan 株式会社)さんブースの賑わいを楽しんでいたところで、今回インタビューさせて頂く開発チームの皆さんがちょうどブースに戻られて、合流です!早速、お話を聞いていきます。
香港から来日中のWe Pet開発チームの皆さんにお話を聞きました。
無料健康診断で賑わう「We Pet」がリリースしたペットのヘルスケア商品とはどんなもの?
−最初に、今回来日された開発チームの皆さんや、会社について教えてください。
「PETBLE」「ブラバンソンヌ」開発チーム(以下、開発チーム):私たちは本社香港で商品開発を行なっていて、本社は開発、マーケティング、プロモーションなど複数のチームから構成される50名前後の規模で運営を行っています。
開発チームは7〜8名ほどいて、私たち4名は開発チームの代表として来日しました。
今回「ワンラブアロハ」にブース出店しているWe Pet(Suga Japan 株式会社)は日本支社となります。
香港が開発の拠点ではありますが、イベント以外でも日本に来る機会はあります。今回は視察も兼ねて、日本支社(Suga Japan 株式会社)がブース出店中の「ワンラブアロハ」にお邪魔しました。
−ブースの無料健康診断が大好評でしたが、やはり御社の商品である「PETBLE」「ブラバンソンヌ」に関連したイベントだったのですか?
開発チーム:はい、弊社の商品もペットの健康を管理し、サポートするものです。
ペットの健康状態を把握するためには単純に食事を与えるだけでなく、“何を食べているか”であったり、食生活に対して“どのくらい運動しているか”であったりと、ペットの生活を総合的に見て判断する必要があります。
そのため弊社は健康の基盤となるフード「ブラバンソンヌ」と、食事量や運動量を計測できるIoTデバイス「PETBLE」を同時に開発・リリースしました。
BRABANCONNE(ブラバンソンヌ)
BRABANCONNE(ブラバンソンヌ)は様々な年齢・種類の愛犬や愛猫に最適なラインナップを提供しています。
「ブラバンソンヌ」商品詳細ページ(公式)
BRABANCONNE(ブラバンソンヌ)は様々な年齢・種類の愛犬や愛猫に最適なラインナップを提供しています。
- ・消化に良いチキンと米が原材料
- ・成長に必要なカロリーを十分確保できる高エネルギー
- ・皮膚と毛並みの健康をサポートするサーモンオイルを配合
「ブラバンソンヌ」商品詳細ページ(公式)
PETBLE スマート・タグ
犬種・猫種、年齢、体高、体重に基づき、活動レベルを正確に算出できます。
犬種・猫種、年齢、体高、体重に基づき、活動レベルを正確に算出できます。
- ・Bluetooth経由でPETBLEアプリとスマートタグのデータを同期
- ・防水、耐天候設計
- ・省エネ設計、低消費充電式
- ・1回の充電で7日間使用可能
We Petが提案する「ペットの健康管理」は、飼い主さんが“把握すべき”ことを“簡単に”。
−ペットフード「ブラバンソンヌ」のこだわりはなんですか?
開発チーム:ブラバンソンヌはたくさんのニーズに広く応えるために、“一般食”と“881専門特別食(プロフェッショナルダイエット)”の2種類を用意しています。さらに、一般食は小型犬用や大型犬用といった身体のサイズ、子犬や成犬といった年齢ステージ毎の材料の違いにもこだわっています。
弊社のフードはカロリー値を高く設定しているので、(低カロリー設定の)他メーカーに比べると与える量は少なめになります。ペットの個体差によっても与えるべき量は変わりますし、違いを理解するのは難しいですよね。こうしたフードの特徴やペットの個体差を元に適切な食事管理を行えるようサポートするのが「PETBLE」です。
−IoTデバイス「PETBLE」は、具体的にどのような健康管理ができるツールなんですか?
開発チーム:PETBLEは、センサー技術によってペットの生活を細部まで把握できるデバイスです。ランニングやジム通いをしている方にとって身近なスマート・リストバンドのように、ペットの体に装着して運動量などを計測できる「スマート・タグ」、日々の食事量を計測できる「スマートボウル」の2商品があります。
各デバイスで取得したペットの情報をPETBLEアプリに同期することで、スマホからペットの健康状態をリアルタイムで確認することができます。各デバイスは単体でも使うことができますが、「スマート・タグ」と「スマートボウル」の併用でペットの健康管理が劇的に変わります。
−「食事量」と「運動量」の計測で、飼い主さんの生活にどのような変化が生まれるのでしょうか?
開発チーム:まず、PETBLEアプリに体重などペットの基本情報を入力するだけで、スマートフォンが毎日の目標を提案してくれます。飼い主さんはPETBLEアプリを見るだけで「今日は(運動量が)足りなかった」「今日の散歩は●分が理想」といったことが一目で確認できるんです。
▼実際のスマートフォンアプリ画面(基本情報)
▼実際のスマートフォンアプリ画面(今週のカロリー摂取量)
例えば、アプリの下部にはスマートボウルで計測した食事量(総カロリー)と、スマート・タグが計測した合計活動時間が表示されていて、現時点での消費カロリーも簡単に見れます。
また、毎時間、毎分など細かい区切りでデータを表示することも可能なので、散歩中にアプリを確認することで適切な運動時間に調整したりもできます。
▼実際のスマートフォンアプリ画面(一日の運動量と消費カロリー)
−スマートフォンアプリで健康管理するメリットは他にありますか?
開発チーム:例えば運動量が足りなかった時に、ポップアップなどで通知が届きます。状態が悪い時も動物病院へ行くか否かの判断もしやすくなりますし、アプリ上でデータ化されているので、診察時に獣医さんに見せることで詳しいアドバイスをもらう、という使い方もできます。▼実際のスマートフォンアプリ画面
獣医さんに「このくらい食べたほうがいいですよ」「このくらい運動したほうがいいですよ」といったアドバイスをもらった時に、実行しやすくなるのもスマートフォンアプリのメリットの1つです。毎日のデータを簡単に記録できますし、通知が来ることで健康管理へのモチベーション維持もしやすくなりますよね。
−PETBLEのデバイスやアプリは、御社(ブラバンソンヌ)以外のフードでも対応できますか?
開発チーム:大体4000種類ほどのペットフードのデータ(素材やカロリー)を持っているので、他メーカーのペットフードにも十分対応できます。弊社のフードを利用してもらえると嬉しいのが本音ですが、多くの人がPETBLEを活用できるように開発をしましたから。
でも、ブラバンソンヌの品質には自信があるので、これを機にペットフードの購入を検討していただけると嬉しいです(笑)
日本のドッグイベントに来て「日本とPETBLEは相性がいい」と再確認
―日本のドッグイベント「ワンラブアロハ2018」は、どんな印象でしたか?
開発チーム:小柄なワンちゃんが多いのは香港も同じですが、イベント会場のペット達がオシャレしていることに驚きました。香港や中国はあんまりペットに服を着せる習慣がないですね。日本は出かける時にしっかりオシャレする方が多いので、ペットにも自然とオシャレさせる習慣ができたのかもしれませんね。
あと、カバンやカートで移動するペットも多くて、その中にペット用の備品も乗せてたりするので、(愛犬の)ケアに対する意識が高いと思いました。香港のペットオーナーは、散歩の時は(荷物量が)大体手ぶらに近いんです。
―ここまでのお話だと、香港と日本のペットオーナーさんは、ちょっと異なるイメージですか?
開発チーム:服を着せるといった表面的な文化は異なっていても、飼育環境やペットに対する意識にはいくつか共通点があると感じています。
まず、居住スペースがヨーロッパに比べると狭い点など、日本の生活環境は香港と結構似ています。そのためか、人気犬種もチワワやプードルなど小型犬が多く占めている点も実は一緒です。
また、ペットを自分の子供のように可愛がる点も似ています。弊社社員のほとんどがペットと暮らし溺愛していて、その愛情を自社商品にも注いでいます。人間が不調を感じたらサプリメントで栄養を補うのと同じように、ペットのコンディションに合ったフードを慎重に選ぼうとするところは、商品開発のコンセプトを通して強く共感する部分でもあります。
−では、日本のペットオーナーとPETBLEは相性が良さそうですか?
開発チーム:日本は一人暮らしでペットを飼う方も多いので、仕事で忙しい毎日の中で、スマートフォンから簡単にペットの健康管理をできる弊社商品はとても相性がいいと思います。
日本は技術が発展しているためか、IoTなどの最先端技術が生活に入り込んでくることにもあまり抵抗がない印象があります。ヘルスケアに対する意識が高い人も多いので、PETBLEはそういった方が気軽に取り入れられる存在になれると思います。
We Petがペット事業として目指すのは「知識の提供」
−日本のペット市場に向けた目標は何かありますか?
開発チーム:ブラバンソンヌはもともとアジア全体に向けて開発されたものですが、日本の市場を調べたところ子犬を飼われているご家庭が非常に多いことがわかり、粒のサイズやパッケージなど子犬向けの改良は進めて行きたいと感じました。
同様に、PETBLEも子犬用の展開に関するアイディアが出ています。言語などはすでに日本向けの対応が完了しているので、ここからは実際にどのようなものが買われているかなどの市場調査をベースに考えて行きたいですね。
−今後の商品展開にも共通するコンセプトや目標は何ですか?
開発チーム:今後の目標は2つあって、1つ目は「知識の提供」です。ペットと暮らしている飼い主さんに弊社の知識を届けることで、ヘルスケアに詳しくなってもらいたいです。人によっては「丸い方が可愛い、健康的」という誤った認識を持っていることもあります。
このような感覚的な健康管理ではなく、実際に健康に長生きできる知識を増やせる商品開発をしていきたいです。
2つ目は「ブランド認知」です。ペット事業については立ち上げから数年と歴史はまだ浅いですが、自社の知識や商品クオリティは、同じくらいの歴史のメーカーには絶対に負けないという自信があります。
そのため今後は、弊社を知ってもらうことにも、開発と同じくらい注力して行きたいと考えています。
まとめ
ペットの健康管理に関する意識向上を目指すサービス施設やイベントは年々増えていますが、健康管理の具体的な方法論についてはまだまだ浸透していないように思います。
「あれ?今日は何かが違う?」
そんな風に、愛犬の小さな変化にすぐ気づいてあげられる飼い主さんだからこそ、その違和感を裏付けできるような知識が、心強い味方になるのではないでしょうか。
WEPET公式サイトはこちら
▼ドッグイベント概要
画像引用:『ONE LOVE ALOHA2018』公式HP
「ONE LOVE ALOHA2018」
ONE LOVE ALOHAは「ハワイ」と「犬」をテーマにしたリゾート気分が味わえるドッグイベント。テーマであるハワイアンフード、グッズショップ、フラダンスショーなどが楽しめます。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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