2018年1月15日

愛犬が雷でパニックになった時に「即!やるべきこと」リスト

驚いた犬が咄嗟にとった行動で「ヒヤッ」とした経験はありませんか?

今回は、犬が雷でパニックになった時に、飼い主が取るべき6つのことについてお話しします。

愛犬が雷を怖がっている!飼い主の行動リスト

驚いているロシアン・トイ・テリア 普段おとなしい性格の犬でも、パニック状態になればどんな行動を起こすか予測できません。

だからこそ怖がらないようにする配慮が必要ですし、それ以上に“恐怖心から自分を危険に晒す”事態を回避してあげることが重要になります。

雷で愛犬が怖がる様子を見せたら、まずはこの6つのリストを実行して下さい。

それぞれの詳細については、次の章から説明していきます。

1. 飛び出さぬよう窓や扉を閉める
2. 家族が帰って来る前に連絡しておく
3. 犬の視界に入るよう心がける
4. 近くに危ないものがないか確認
5. 叱らないよう心掛ける
6. 首輪やハーネスの確認

1.飛び出さぬよう窓や扉を閉める

雨の日に窓から外を眺めているチワワ 台風や雷雨が多いシーズンである夏は、暑さをしのぐため窓や扉を開けているお宅も多いはずです。

雨足が強くなくても、窓や扉は必ずすべて閉めて下さい。

犬は恐怖を感じたら本能で隠れ場所を探すため、咄嗟に外に飛び出す可能性も十分あります。

怖くてしょうがない状況の場合判断力も鈍っているため、鼻や前足で扉をこじ開け脱走してしまう犬もいるそうです。

道路が近い場合、車に接触する事態にもなりかねますから注意しましょう。


2.家族が帰って来る前に連絡しておく

ドアの隙間からこちらをみているゴールデンレトリバー
例えば、外出中の家族が家に帰ってきて、扉を開けた瞬間に愛犬がすり抜けて外に飛び出すケースもあります。

「屋外に出たがらない子だから」といってもそれは普段の話で、怖がっている時は何をするかわかりません。

愛犬が怖がっていることを家族に連絡して、扉を開ける際には注意してもらいましょう。

家に着く直前に一報いれてもらうようにしておけば、側にいる飼い主さんも抱えておくなどの対策が出来ますよね。

3.犬の視界に入るよう心がける

パニック状態の度合いにもよりますが、犬によっては室内を行ったり来たり落ち着かない様子を見せる場合もあります。

そんな時には、出来る限り飼い主は愛犬の視界に入るようにして安心させてあげることをおすすめします。

運動後でもないのに口呼吸をしていたり、眠くないのにあくびを連続している(生あくび)ようなら相当ストレスを感じている証拠なので、声掛けやスキンシップで安心させてあげてください。

4.近くに危ないものがないか確認

愛犬が雷に驚いた瞬間に急に走り出したりしたら、それが屋内だったとしても危険です。

家具などにぶつかれば怪我をする可能性だってあります。

また、家具の上に置いているものがぶつかった拍子に落下する場合もあるので、気になる物は片しておきましょう。

5.叱らないよう心掛ける

怯えている子犬を撫でる様子 雷の恐怖から、愛犬が変な行動を見せる場合があります。なにか粗相をしたとしても、叱らないようにしましょう。

叱責により恐怖心を煽ったり、トラウマを増長させたりする可能性があるからです。

例えば雷に怯え隠れたまま出てこなかった時も、辛抱強く接してあげましょう。

安心感を得るために隠れ場所にとどまっているわけですから、愛犬にとって危険が及ぶ場所でない限り“出てくるまで見守る”のが望ましいです。

6.首輪やハーネスの確認

散歩中に悪天候に遭遇した際は、まずリードを持つ手が緩まないようにしましょう。

傘をさしていたとしてもリードを持つ手は濡れちゃうので、犬がひっぱればスルッと滑ってしまうかもしれません。

輪に手首を通したうえでしっかりリードを掴むようにしておけば幾分か安心です。

また、首輪やハーネスが緩んでないかも簡単に確認しましょう。

驚いた拍子に急発進したら、首輪やハーネスが抜けてしまうかもしれません。

暴れ出したら引っ張り合うような形にならないよう、すぐ座り込んでリードを短く持ち直して下さい。

力が弱まるまで撫でるなど、落ち着くまでじっとするのもひとつの方法です。

雨の中道路わきで座っているビーグル 冷静になるためには”やるべきこと”を事前に知っておくことが大切です。

雷に限らず、愛犬がパニックに陥る場面に遭遇する機会があるかもしれません。

いざという時に飼い主自身がパニックになり、逆に愛犬を不安にさせる事態にならぬよう気を付けて下さい。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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