2018年2月23日

犬が不満を感じている時に見せる犬語4選

愛犬が不満に感じているときを知りたい飼い主の方は多いのではないでしょうか。

ここでは、愛犬が不満に感じている時に見せる犬語について解説します。

不満とサイン

指をかむ犬 犬を家族の一員として迎えて一緒に暮らし始めると、犬はあなたに向かって様々なサインを出してくるようになります。

「散歩」という日常的な行為に大きな喜びを感じる犬は、飼い主が「散歩」という言葉を口に出すか、リードを手に持って見せるだけで尻尾を大きく振って反応するようになります。

「尻尾を振る」という行動は、犬にとって自分の感情を表すサインであり、これを見た飼い主も即座に自分の飼い犬がどのような状態にあるのか理解できます。

しかしその一方で、飼い主に伝わりにくい犬固有のサインも存在します。

自分の愛犬が何かを訴えている時にその状況に気がつかなければ、愛犬との楽しい生活に乱れが生じることにもなりかねません。

犬語①「ため息をつく」

犬が飼い主を見ている様子 人生において何らかの出来事に落胆した時、人間はよく「ため息」をつきます。

人によっては我慢して抑えることもありますが、多くの場合は「ため息」をつくことで自分の中で区切りをつけ、考えを次へと前進させていきます。

これは犬であっても同様です。

楽しみにしていた「散歩」がなくなったことに気がついた瞬間や、与えられた「ご飯(ドッグフードなど)」に大きな不満がある場合に、彼らは「フーッ」と大きな「ため息」をつくことがあります。

こういった不満がある際のため息は、飼い主の方を見ながらため息をつくことが多くなります。

但し、寝転んでいる時などにため息を付いた場合は、リラックスしている状態になるので、正しく理解してあげることが必要です。


犬語②「あくびをする」

あくびをする子犬 人間が「あくび」をするのは「退屈な時」や「眠い時」ですが、犬の場合は少し違ってきます。

犬が「あくび」をする時は、ストレスを感じている場合が多く、自分を落ち着かせてリラックスするために行うと言われています。

例えば飼い主に叱られた場合、または自分が知らない場所に来て落ち着かない場合などに犬はよく「あくび」をします。

このような「犬語」を見かけた際は、「犬が自分でストレスを処理している」と理解してあげるようにしましょう。

犬語③「足を舐める」

前脚を舐める犬
ごく短い時間軽く足を舐めている分には問題ありませんが、愛犬が長時間、このような「犬語」を発信している場合は注意しましょう。

現在大きなストレスを感じている可能性があるので、飼い主が何らかの打開策を見つけてあげましょう。

ストレスがどこからやってくるのかを細かく観察し、運動不足に起因するものか、精神的な負担によるストレスなのかを見極めるようにしましょう。

犬語④「前足を使って頭を掻く」

前脚を持ち上げている様子
これも犬特有の仕草で、飼い主に対して自分をアピールする時に使う「犬語」です。

犬種や個体によって差がありますが、飼い主の愛情をずっと感じていたいという欲求を持っている犬が多く、時折自分を「構って欲しい」と飼い主にアピールしてきます。

そのような場合に、飼い主がそっけない態度をとってしまうと、犬は前足を使って頭や顔を掻くような行動をとります。

これは「構ってもらえない」という焦りの表現でもあるので、自分の飼い犬がこのような「犬語」を発信している場合は、遊んであげるようにしましょう。

まとめ

舌を出している様子 「犬語」を正しく理解することによって、飼い犬との距離はさらに縮まります。

犬は自分の感情を人間の言葉で話すことができないので、吠え方を変えることでアピールしてみたり、仕草やジェスチャーで自分の気持ちを表そうとします。

犬にとって大切な家族である飼い主が、こういった「犬語」を読み取って、愛犬への適切な対応を行うことで、絆はより一層深まります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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