2018年5月4日

犬に幸せをもたらす毎日のごはんのコツ

毎日のごはんは犬にとって何よりの楽しみです。

栄養バランスを考えてごはんをあげるのは、飼い主として当然ですが、愛犬に更なる幸せと喜びを感じてもらえるようにメニューや与え方を考えるのも大切です。

今回は、毎日のごはんで犬に幸せを感じてもらうためのコツを紹介します。

犬の個性にあわせてごはんを与える

フードをたべる犬と猫 犬にごはんを与えるときのコツは「犬の個性にあわせる」ことです。

犬にも、人間と同じように個性があります。

多くの犬にとってごはんは何よりの楽しみですが、中には食事にそれほど興味を示さない犬もいます。

とにかく量を食べたがる犬や質を重視する犬、短時間であっという間に平らげてしまう犬もいればじっくりと時間をかけて味わいながら食事をするタイプの犬もいます。

それぞれの犬ごとの個性を考えてごはんをあげなければ、犬にとって幸せな食事にはなりません。

身体が心配だからといって食の細い犬に無理に食べさせようしたり、片付かないからといって食べるのを急がせたりすれば、犬は食事そのものを嫌がるようになってしまいます。

食事を楽しく幸せなものだと感じてもらうには、犬の個性に合わせて満足できる食事環境を提供することがポイントです。

特に多頭飼いしている場合は、それぞれの犬の個性を尊重することが重要です。

食事時間が短く、あっという間に平らげてしまう食いしん坊な犬と、ゆっくり時間をかけて食事するタイプの犬に一緒にごはんを食べさせると、先にごはんを食べてしまった犬が、もう一方の犬のごはんに手出しする可能性があります。

食事時間をずらす、異なる場所で食事させるなど、個性を尊重しながら、すべての犬が幸せを感じながらごはんが食べられる環境を用意するのが飼い主としての責任です。

ごはんを与える際の工夫

犬がドッグフードを食べている様子 犬は毎日同じメニューでも喜んで食べてくれますが、たまには違ったメニューで新鮮な喜びを与えるのも重要です。

犬にとってごはんはエネルギー源であると同時に大きな楽しみ、エンターテイメントです。

目先の変わったメニューや食感の異なる食材、いつもと違う味付けなどを与え、飽きのこないごはんを与えることで、毎日新鮮な驚きと幸せを感じられるでしょう。

ペットフードを与えている時は、複数のブランドをローテーションしたり、ふりかけやトッピングで味付けを変えるのが効果的です。

市販のフードと手作りごはんを併用して、ドライフードの主食プラス手作りのおかず、というメニュー構成にすると犬はいっそう幸せを感じられるでしょう。


犬の健康(食生活)について

犬がごはんを心待ちにしている様子 食事管理は、犬の健康を守る基本です。

犬の体調をチェックしながら最適なごはんを与えましょう。

食欲が無いときは好みのフードに変える、肉など匂いの強いものを普段のごはんにトッピングすると食いつきがアップします。

病気などで明らかに食事をする力が衰えているときは、お湯でふやかしたドライフードや柔らかいウェットフードなど食べやすいごはんに切り替えましょう。

味付けをしていない茶碗蒸しや、蒸したささみなども、柔らかくて食べやすく栄養があるメニューです。

年齢に応じてごはんを変えるのも、犬の健康を守る大切な工夫です。

成長期には体を作るタンパク質やカルシウムを多めに、大人になってからはバランス重視、シニアになったら体の調子を整えるビタミンや鉄分補給をしっかりというように、年齢に合わせて必要な栄養素をしっかりとることを意識してごはんを用意しましょう。

健康的な食事というと、脂分や炭水化物を控えるというイメージを持たれがちですが、それは人間のダイエット食に限ってのことです。

犬にとっては脂分や炭水化物も必要な栄養で、無理に制限すると健康を損なう恐れがあります。

毎日の食事では肉、野菜、炭水化物それぞれ1:1:1の比率で与えるとバランスのとれたごはんが完成します。

幸せごはんは飼い主にとっても大きな喜び

犬がごはんを食べている様子 犬が喜ぶ幸せなごはんを与えることは、飼い主にとっても大きな喜びです。

愛犬がごはんを残さず食べてくれる姿を見ていると幸せな気持ちがわき起こります。

栄養バランスがとれた食事で、愛犬が長生きすれば楽しい時間をそれだけ長く共有できるので、理想的なごはんは飼い主や愛犬にとって幸せをもたらしてくれると言えます。

手作りでも市販のフードでも、大切なのは飼い主がしっかりと考えながらごはんを与えることです。

大切な愛犬が幸せを感じられるようなすてきなごはんを用意してあげればその喜びは必ず飼い主にも返ってくるでしょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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