2018年12月31日

この犬種、チワワと激似?チワワとロシアントイテリアの違い

数ある犬種の中には、見分けのつきにくいよく似た犬種もありますよね。その犬種と一緒に暮らしている方なら一目でわかるかもしれませんが、そうでないと一瞬迷ってしまうことも。

ここではロシアのモスクワ原産の「ロシアントイテリア」と人気犬種として知られている「チワワ」のそれぞれの特徴、そしてこれらの犬種の違いについてみていきましょう。

「チワワ?」と聞かれやすいロシアントイテリア

飼い主の足元に立つロシアントイテリア
ロシアントイテリアは、2009年に初めて日本に輸入されました。まだまだマイナーな犬種ではありますが、飼いやすい犬種であることから今後人気が高まるのではないかと予想されています。

この写真の場合は、ミニピンなどにも少し似ているような気もしますね。

まずは、ロシアントイテリアの歴史や特徴、性格についてみていきましょう。

ロシアントイテリアの歴史

こちらを見上げているロシアントイテリア
ロシアントイテリアは名前の通りロシア原産で、その祖先犬はイギリスから輸入されたイングリッシュトイテリアです。1950年代にイングリッシュトイテリアにパピヨンやミニチュア・ピンシャーなどが掛け合わせられ、この犬種が誕生しました。

現在は徐々に頭数を増やしていますが、そのほとんどはロシアで飼育されています。

ロシアントイテリアの特徴

こちらを向いて立っているロシアントイテリア
チワワに次ぐ小型犬といわれている小さな犬種です。被毛はロングコートタイプとショートコートタイプの2種類があり、ロングコートタイプとショートコートタイプでは見た目や性格に大きな違いがあります。

そのため、2つのタイプを違う犬種とみなすべきだという意見もあるようです。

ショートコートのトイテリアはスムースコートのチワワと確かに面影が似ていますが、ロングコートタイプでは顔立ちが全く違うように思えることが多いでしょう。

この写真ではチワワより鼻が高いパピヨンに似ている印象です。

ロシアントイテリアの性格

ロシアントイテリアの子犬
ロングコートタイプのロシアントイテリアは、穏やかで優しく落ち着きのある性格をしています。それに対してショートコートタイプは活発で気が強く、テリアとしての気質を色濃く残しているといわれています。

チワワについて

赤いパーカーを着ているチワワ
チワワは、公認されている犬種の中では世界で一番小さい犬種として知られています。常に人気ランキング上位に位置する犬種のため、多くの人が知っているのではないでしょうか。

チワワの歴史

メキシコ原産の犬種で、アステカ文明の王族の時代から存在したといわれています。19世紀半ば頃からはアメリカで改良が重ねられ、その後世界中で人気の犬種となりました。なお、日本では1970年代から飼育されています。

チワワの特徴

屋外で座っているチワワ チワワは小さい犬種として知られていますが、個体ごとにバラつきがあります。また毛色のバリエーションも多く、ピュアレッド、タン、ホワイトなどがあります。

耳はピンと立っており、丸みを帯びた額は「アップルドーム」と呼ばれています。

チワワの性格

小さな体のチワワですが、性格は明るくやんちゃで勇敢です。家族に対しては愛情深く甘えん坊で、飼い主がほかの人と仲良くしているとやきもちを焼いたりすることもあります。しかしながら誰にでもフレンドリーなタイプではなく、見知らぬ人には警戒心をあらわにします。


ロシアントイテリアとチワワの違いは?


ロシアントイテリアとチワワは、遠目に見ると似た外見をしています。しかし、ポイントを押さえればどちらの犬種かをすぐに見分けることができます。

この2犬種を見分けるための最大のポイントは足です。ロシアントイテリアの足はチワワの足よりも細く長めで、リズミカルに歩きます。

またロシアントイテリアの頭やチワワに比べると小さめで、目も大きくありません。これらの点に着目して、それぞれの犬種を観察してみてくださいね。

散歩中の白いチワワ
共に体が小さく似たような雰囲気をもっているロシアントイテリアとチワワですが、歴史や特徴、性格を比べてみると多くの違いがあることがわかります。

しかし、どちらも家庭犬として理想的な飼いやすい犬種です。これから犬を飼うことを考えている人は、ロシアントイテリアとチワワも候補にいれてみてはいかがでしょうか。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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