2019年3月10日

愛犬を「抱っこ」するべきでない3つの瞬間とは?

抱っこそのものは犬と飼い主とのふれあいとなるので、飼い主にとっても犬にとっても悪い行為ではありません。

しかし、抱っこをするべきでない瞬間ももちろんあります。

抱っこはどんな時にしないほうがよいのか、また抱っこの役目などについてお話しします。

抱っこNGな瞬間①犬が抱っこで攻撃的になるとき

威嚇するチワワ
愛犬を抱っこしているといつもより強気になり、触ろうとした人に唸ったり、他の犬に吠えたりしたことがありませんか?

飼い主と犬とのコミュニケーションで「抱っこ」はとても大切ですが、抱っこをするときに同じ場に飼い主以外の第三者もいるかどうかで事情も変わってきます。

抱っこで普段よりも目線が高くなると、犬によっては飼い主以外の第三者に対し優位性を感じ強気になってしまうことがあります。

家に小さな子供や他にも飼っているペットがいる場合は、タイミングに十分注意して抱っこする必要があります。

もしも犬が抱っこをしているときにそのような態度をとったり、強気になっているようならすぐに下したほうがよいでしょう。

抱っこNGな瞬間②犬が要求してきたとき

膝に顎をのせる犬
飼い主が犬を抱っこするだけでなく、犬のほうからも抱っこを求めてくることがあります。その様子はとても微笑ましいですよね。

しかし、犬が飛びついてきて抱っこをねだったとき、その都度すべてに応え続けていると、要求がかなえられないと吠えたり攻撃的な行動をとるようになってしまう可能性があります。

犬が抱っこを求めてきたときは、場合によっては「お座り」や「待て」の支持を出して我慢を覚えさせるのも大事なしつけの一つです。

もちろん、「待て」や「お座り」ができたときにはご褒美として抱っこをしてもよいでしょう。


抱っこNGな瞬間③犬が震えたり痛がる様子を見せたとき


今までは平気だったのに突然抱っこを嫌がるようになったときや、キャンと声をあげたときは怪我や病気で「抱っこがツライ」と感じている可能性があります。

ダックスのような胴長の犬種は腰、トイプードルやチワワのような華奢な犬種は足の故障リスクが非常に高いので真っ先にチェックしてみましょう。

ちょっとした段差の上り下りなどでも体を故障するケースはたくさんあるので、前後に激しい運動をしていなかったとしても怪我の可能性は十分あります。

食欲不振など他の症状もみられるときは、内臓に負担がかかっていることも。いずれの原因にしても、動物病院で判断を仰ぐことをおすすめします。

逆に、抱っこが苦手な犬の飼い主さんが気をつけたいこと

飼い主に抱かれているジャックラッセルテリア
抱っこはスキンシップ以外にも、犬の安全確保や移動のために役立ちます。

犬が病気やケガで動けないとき、動物病院やサロンの台に乗せるとき、人や車の往来の多い道で危険を回避するとき、散歩において犬同士がけんかになりそうになったときなど、抱っこの役立つ場面は多々あります。

犬が抱っこを苦手としないためにも、子犬のころから抱っこに慣らしておくのも大切なトレーニングです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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