2017年6月26日
ゴールデン・レトリーバーの魅力と飼うときのポイント
大型犬と言われると真っ先にゴールデン・レトリーバーを思い浮かべる方も多いでしょう。
ゴールデン・レトリーバーはその名の通り、金色の美しい被毛と穏やかで優しい性格で知られている世界中で最もポピュラーな大型犬です。
日本でも大人気のパートナー犬ですが、それと同時に盲導犬や介助犬、救助犬としても大活躍するとても頭のいい犬種でもあります。
今回はゴールデン・レトリーバーの歴史、外見的な特徴からお手入れ方法などについてまとめました。
もくじ [非表示]
- 1 ゴールデン・レトリーバーの基本まとめ どこで生まれたどんな犬?
- 1.1 ゴールデン・レトリーバーの歴史
- 1.2 ゴールデン・レトリーバーの名前の由来
- 1.3 泳ぎも得意なゴールデン・レトリーバー
- 1.4 ゴールデン・レトリーバーのサイズ
- 2 ゴールデン・レトリーバーの性格は?
- 2.1 ゴールデン・レトリーバーは温和で優しい穏やかな性格
- 2.2 子供の頃のしつけと経験が優しい性格を作る
- 3 ゴールデン・レトリーバーの寿命について
- 3.1 ゴールデン・レトリーバーの平均寿命
- 3.2 肥満は大敵!体の大きさ=負担の大きさ
- 4 ゴールデン・レトリーバーを飼うときのポイント
- 4.1 ゴールデン・レトリーバーにぴったりの家族とは?
- 4.2 毎日の散歩は欠かせません
- 4.3 室内飼いが理想・庭で放し飼いは逆にストレス!?
- 5 まとめ
ゴールデン・レトリーバーの基本まとめ どこで生まれたどんな犬?
ゴールデン・レトリーバーの歴史
ゴールデン・レトリーバーのルーツについては諸説ありますが、一説によると黄色い毛色のウェービーコーテッド・レトリーバーとセターをかけ合わせた犬が祖先と言われています。その後ウォータースパニエル、アイリッシュ・セターやニューファンドランドと交配させて19世紀頃、現在のゴールデン・レトリーバーが誕生したと考えられています。
人間のそばにいるのがとても似合う穏やかな犬種ですが、元々は鳥の狩猟で活躍する犬でした。原産国はイギリスです。
ゴールデン・レトリーバーの名前の由来
「レトリーバー」というのは、英語で「回収する者」という意味です。つまり、鳥の狩猟中に撃ち落とした鳥を、飼い主に代わって回収してくる仕事をしていたことからこの名前がつけられているのです。「ゴールデン」は、その輝くような被毛の色を表しています。
泳ぎも得意なゴールデン・レトリーバー
もともと、水に落ちた鳥などを回収することも多かった狩猟犬ということもあって、泳ぎが得意な犬種とされています。運動が大好きな犬なので、おやすみの日に一緒に泳ぎに行くなんてことができるのも、ゴールデン・レトリーバーと暮らす醍醐味の一つです。
ただし、成犬になってすぐ海や川に連れて行って、突然リード無しに泳がせることは危険なので絶対にやめましょう。水難事故は身体能力の高い犬にも起こりうることです。
泳ぎが得意な犬に育てたいのであれば、生後1ヶ月くらいから自宅のお風呂場で水に慣れさせる訓練をしましょう。
水が大好きになってくれれば、その後のシャンプーやシャワーなどが非常に楽になります。
ゴールデン・レトリーバーのサイズ
ゴールデン・レトリーバーは言わずとしれた大型犬で、体高は51〜61cm、体重は25〜34kgほどあります。このように大型で体格の良い犬種ですが、少し垂れ気味で黒く縁取られた目が印象的なやさしい顔をしています。
ゴールデン・レトリーバーの性格は?
ゴールデン・レトリーバーは温和で優しい穏やかな性格
その優しい見た目の通り、温和で愛情深く、愛想のいい性格で、初対面の人とも仲良くできる犬種です。家族と一緒に行動するのが大好きで、一人になるのはちょっと苦手の寂しがり屋さんでもあります。
人間以外の動物とも仲良くすることができ、小型犬との多頭飼いはもちろん、一般的に仲良くすることが難しいとされる猫などの小動物とも一緒に飼うことができる犬です。
とても忍耐強く賢いため、訓練することで人を助ける盲導犬などの仕事をこなすこともできます。
子供の頃のしつけと経験が優しい性格を作る
このゴールデン・レトリーバーのすばらしい性格を最大限に引き出すには、小さい頃からの経験としつけが大変重要です。この犬種は楽天家で優しい素質を持ってはいますが、小さい頃に色々な人と会ったり他の犬と交流したりする機会がないと、社会性が育たないまま成犬になってしまいます。
社交性が育っていない場合は、性格がきつく、警戒心の強い犬になり、無駄吠えなどを繰り返すような犬になってしまうこともあります。
人も動物も大好きなので色々なところに一緒に出かけてたくさんの経験をさせてあげるようにしましょう。
ゴールデン・レトリーバーの寿命について
ゴールデン・レトリーバーの平均寿命
体が大きく丈夫なイメージがあるので、一般的な犬種よりも長生きしやすいと思われがちですが、実は体が大きな犬ほど寿命が短い傾向にあります。ゴールデン・レトリーバーの平均寿命は大体10年から12年ほどと言われています。そのため、7歳を過ぎるとシニアの年代に入るため、飼い主はそのことを理解し、適切なケアをしてあげる必要があります。
肥満は大敵!体の大きさ=負担の大きさ
ゴールデン・レトリーバーは、その体の大きさによって寿命が短くなるといわれています。小さな犬種に比べて足腰にかかる負担が大きく、新陳代謝も良いため、心臓にも負担がかかっているからです。そのため、少しでも体への負担を減らすために、肥満は絶対に避けたいもの。人間の食べ物を与えないのはもちろんのこと、シニア用のフードへの切り替えのタイミングなど、飼い主がしっかりケアしてあげましょう。
ゴールデン・レトリーバーを飼うときのポイント
ゴールデン・レトリーバーにぴったりの家族とは?
ゴールデン・レトリーバーはとても優しく愛情が深いため、人間といつも一緒にいることを好み、一人でいるのが苦手です。このような性格のため、いつも誰かが家に居られるような家庭や、コミュニケーションをたくさんとってあげられる飼い主、一緒にいる時間をたっぷりとってあげられる家族が理想です。
毎日の散歩は欠かせません
ゴールデン・レトリーバーと生活する上で、毎日の散歩は必要です。理想は1日2回、1〜2時間が理想とされています。散歩が苦になるような方には大型犬を飼うことは難しいかもしれません。運動不足は肥満につながり、寿命が短くなる原因になりますので、毎日散歩に連れ出してあげる必要があります。
室内飼いが理想・庭で放し飼いは逆にストレス!?
大型犬なので、外で飼育しようと考えている方も多いかもしれません。屋外で飼うことも不可能ではないですが、ゴールデン・レトリーバーの孤独を嫌う性格からできれば室内で一緒に暮らすことが理想です。日本の住宅事情を考えると難しい場合もあるかもしれませんが、家が多少狭くても、しっかりと散歩に出て運動させてあげれば、大きなストレスにはつながりません。広い庭をお持ちの方で、いつでも好きなだけ走り回れるように放し飼いにしてあげようと考えている方は、一度冷静になってみてください。
放し飼いは一見、犬にとって幸せな環境のように思えますが、広い場所を自分の縄張りと意識することで、犬は常にその縄張りを守るために気を張っていなければならず、寝る時も心が休まらなくなってしまいます。
賢い犬だからこそ、オンとオフをはっきりさせてあげることが愛犬の幸せにつながります。
まとめ
世界中で愛される大型犬のゴールデン・レトリーバーの魅力がお伝えできたでしょうか。優しく、穏やかで愛情深い犬種なので、信頼関係を築くことが出来れば、あなたにとってかけがえのない家族になってくれるでしょう。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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