2017年11月18日

ケアーン・テリアについて

ケアーン・テリアは、テリア種の見本のような性格をした犬種です。

顔の飾り毛とキツネのような容姿が印象的ですね。

今回はケアーン・テリアについてまとめたので、飼育したいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

ケアーン・テリアの特徴

遠くを見つめるケアーン・テリア

性格はテリア気質

ケアーン・テリアはテリア種らしい性格をしており、活発で勇敢、行動的です。

飼い主に対しては忠誠心を持ち家族にも優しく接しますが、頑固で気が強い一面があります。

子どもに執拗に構われたりイタズラされたりするのは好きではないので、子どもがいる家庭での飼育は難しいといえるでしょう。

毛色が変化する

毛色の種類が非常に多く、同じ色はないといわれるほどです。

主な毛色としてはブラック(純黒は好ましくない)、クリーム、ウィートン、レッド、グレーなどがあります。なおホワイトは指定外となっており、毛色が白い個体はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアに分類されます。

そして、成長していく中で毛色が変化することがあるのもケアーン・テリアの大きな特徴です。

個体によっては、一生の間に7回も毛色が変わることもあるそうですよ。

ケアーン・テリアを飼うときのポイント

こちらを見つめるケアーン・テリア

運動

ケアーン・テリアはもともとが猟犬なので、身体が小さいわりに運動量が必要です。

散歩は1日朝晩の2回、1回あたり30分を目安に行うとよいでしょう。

また、ボール遊びなど身体を動かす遊びを取り入れるのもおすすめです。

被毛のケア

ダブルコートなのでアンダーコートがありますが、抜け毛は比較的少ないといえます。

換毛期以外は、週1回程度の頻度でブラッシングやコーミングを行いましょう。

また春と秋の換毛期はストリッピング(毛を抜くこと)をしてください。

しつけ

頑固な性格なので、しつけはやや難しい犬種だといえます。子犬のうちから根気強くトレーニングを行いましょう。

きちんとしつけないと噛み癖や吠え癖がついてしまい、飼うのが難しくなってしまうので注意してください。

コミュニケーションを取る

寂しがりやな一面があるので、できるだけ長時間の留守番はさせないようにしましょう。

コミュニケーションが不十分だと、落ち着きのない性格になったりしつけが入りにくくなることもあります。


ケアーン・テリアがかかりやすい病気

芝生の上でくつろぐケアーン・テリア ケアーン・テリアは眼疾患を患いやすい犬種で、特に進行性網膜萎縮症や緑内障、白内障には注意が必要です。

最悪の場合には失明することがあるので、愛犬を日頃からよく観察して早期発見に努めてください。

また皮膚疾患にもなりやすいので、慣れない人が不用意に被毛のケアをするのは危険です。

ストリッピングに自信がないという人はプロにお願いすることをおすすめします。

他に注意したい病気としては、甲状腺機能低下症や慢性腎不全、レッグ・ペテルス病などが挙げられます。

愛犬の様子がおかしいと思ったらすぐに病院に連れて行くようにしてくださいね。

まとめ

走るケアーン・テリア 強いテリア気質があるケアーン・テリアは、犬の飼育が初めての人にはお勧めできない犬種です。

もし飼うのであれば、犬種についてのしっかりとした知識と最後まで責任を持って飼育するという覚悟が必要だということを覚えておきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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