2018年1月24日

チェサピーク・ベイ・レトリーバーについて

チェサピーク・ベイ・レトリーバーはアメリカ原産の大型犬で、猟犬として素晴らしい能力をもっています。

ここではそんなチェサピーク・ベイ・レトリーバーの歴史や魅力などをご紹介します。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの歴史

チェサピーク・ベイ・レトリーバーが倒木を飛び越えている様子 チェサピーク・ベイ・レトリーバーはアメリカ原産の犬種ですが、その起源については未だはっきりとは分かっていません。

この犬種の起源として有力な説は2つあり、その一つはイギリスからやってきた子犬から作出されたという説です。

1800年代にイギリス船がアメリカで難破した際に、助けてもらったお礼として譲渡されたニューファンドランド犬と雑種を交配して生まれたというものです。

そしてもう一つは、1810年前後にニューファンドランドの船がアメリカ東海岸で難波し、そのときに船に乗っていたニューファンドランド犬と地元にいたハウンド犬を交配して作出したという説があります。

どちらにしても、作出にニューファンドランドが使われていることは間違いないと考えられています。

日本ではまだまだ珍しい犬種で、見かけることはほとんどありません。

アメリカでも、イギリス原産のゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーのほうが人気なので詳細の判明には時間がかかりそうです。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの特徴

チェサピーク・ベイ・レトリーバーが横を向いている様子 チェサピーク・ベイ・レトリーバーは体高59㎝前後、体重31㎏前後で大型犬に分類されます。

バランスの良い身体をしており、大型犬の力強さもあります。

レトリーバー(回収犬)として人間に使役してきた犬種のため、現在でも足の指の間に水かきがあります。

被毛は短毛ですが、巻き毛のためラブラドール・レトリバーと間違われることも少なくありません。

毛色はブラウン、セッジ、デッドグラスなどが認められており、単色が好ましいとされています。

性格は明るく陽気、そして穏やかです。

飼い主に対して強い忠誠心をもちますが、それと同時に自立心も持っています。

弱いものに対する保護本能が強い犬種で、小さな子どもや小動物を勇敢に守ってくれます。


チェサピーク・ベイ・レトリーバーを飼うときのポイント

三種のカラーのチェサピーク・ベイ・レトリーバー ここでは、チェサピーク・ベイ・レトリーバーを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

猟犬かつ大型犬であることから、スタミナが優れています。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーをお迎えするならば、毎日十分な運動をさせてあげる覚悟が必要です。

散歩も1日2時間から必要になります。

また、他にもドッグランで自由に走らせたり、川やプールで泳がせてあげると喜びます。

被毛のケア

被毛は短毛で巻き毛ですが、ダブルコートのため抜け毛があります。

特に春と秋の換毛期は抜け毛が多いため、小まめにブラッシングをしてあげましょう。

また、ブラッシングをするときには皮膚に問題がないかどうかもチェックしてあげてください。

しつけ

頭がよく飼い主を喜ばせるのが大好きな犬種のため、しつけはしやすい犬種だといえます。

ただし、成犬になるにつれて我が強くなる傾向があります。

子犬の頃からしっかりしつけを行い、飼い主に対する服従心を育てておくことが大切だといえます。

病気

遺伝病はそれほどないので、比較的健康な犬種だといえます。

他の大型犬と同様に胃捻転や股関節形成不全になりやすいので注意が必要です。

また、垂れ耳のため外耳炎になる恐れがあります。小まめに耳掃除をして清潔な状態を保ってあげましょう。

まとめ

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの子犬 チェサピーク・ベイ・レトリーバーは大型犬のため、やはり飼うにはそれなりの苦労があります。

しかし、大型犬には小型犬にはない魅力があるのも事実です。

存在感のある大型犬を飼いたいと考えている人は、ぜひチェサピーク・ベイ・レトリーバーも検討してみてはいかがでしょうか。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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