2018年3月6日

オーストラリアン・テリアの特徴や魅力とは?

オーストラリアン・テリアは、その名の通りオーストラリア原産のテリア犬です。

小さく可愛らしい見た目をしたオーストラリアン・テリアですが、活発で元気いっぱいな性格をしています。

ここでは、そんなオーストラリアン・テリアの歴史から魅力までをご紹介します。

オーストラリアン・テリアの歴史

オーストラリン・テリアが横を見ている様子 オーストラリアン・テリアは、人間の手によって作出され海外の国々に公認されたオーストラリア初の犬種です。

作出が開始されたのはオーストラリアにヨーロッパ人が移住してきた1860年代で、1870年代にはほぼ現在の形になりました。

オーストラリアン・テリアは以下の犬種の配合から作出したとされています。

ダンディ・ディンモント・テリア
スカイ・テリア
ヨークシャー・テリア
アイリッシュ・テリア
ケアーン・テリア
ノーリッチ・テリア
スコティッシュ・テリア

また、交配は綿密に計画されたうえで行われていたようです。

農家で人間に使役する犬種として作出されたオーストラリアン・テリアは、優れた視覚や聴覚と丈夫な身体をもっています。

オーストラリアン・テリアは広い用途で人間に使役し、地中に潜って獲物を捕らえるだけではなく、毒蛇の捕殺などでも活躍しました。

ジャンプ、ツイスト、アタックなど様々な方法を用いて狙った獲物を仕留めます。

そんなオーストラリアン・テリアの犬種クラブが設立されたのは、1899年のことです。

同時にスタンダードも制定され、1900年代にはFCIにも登録されました。

日本ではあまり見かけない犬種ではありますが、原産地オーストラリアでは根強い人気がある犬種となっています。

オーストラリアン・テリアの特徴

横を向いたオーストラリン・テリア 体高25㎝前後、体重6㎏前後で小型犬に分類されます。

可愛らしい容姿ですが身体は筋肉質で引き締まっており、体形はやや短足気味です。

耳はピンと立っており、丸い目をしていて、尻尾は垂れていますが、断尾する習慣があるため半分ほどの長さに切られることがあります。

被毛は硬めで、首の周りにひだえり状の毛が、胸のあたりに飾り毛があります。

頭のてっぺんには房毛があり、口ひげはありません。毛色はブルーやダーク・グレー・ブルー、スチール・ブルーである事とされています。

性格は、テリア犬だけあり陽気で活発です。

興奮すると攻撃性をみせることがありますが、同じくオーストラリア原産のオーストラリアン・シルキー・テリアと比べると我慢強さがあります。

見知らぬ人に対しては警戒心をあらわにするので、番犬としても向いているといえます。


オーストラリアン・テリアの飼い方

オーストラリン・テリアがリードに繋がれている様子 オーストラリアン・テリアは日本では非常に珍しい犬種であり、ジャパンケネルクラブへの登録数が0頭の年もあります。

しかし、入手することが不可能なわけではありません。

ここでは、オーストラリアン・テリアを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

小型犬のため、運動量はそこまで多くありません。

犬を遊ばせられる場所が少ない都会でも飼育しやすい犬種だといえるでしょう。

しつけ

頭が良い犬種のため、しつけやトレーニングは比較的入りやすいといえます。

警戒心が強く攻撃的な面があるので、子犬の頃から社会馴致などしっかりとしつけを行いましょう。

病気

糖尿病にかかりやすい犬種なので、早食いをさせないように注意が必要です。

また、眼病を予防するためにも目の周りの毛はカットしてあげましょう。

まとめ

オーストラリン・テリアが何かを見ている様子 テリア犬としての気質を備えているオーストラリアン・テリアは難しい一面もありますが、しつけを行うことで、飼い主に従順な良い家庭犬になってくれます。

珍しいテリア犬を飼いたいと考えている人は、オーストラリアン・テリアをぜひ候補の一つに入れてあげてみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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