2018年6月19日

開封後のドッグフードの保存方法や保存に便利なアイテムをご紹介

私たちが普段食べているものと同じように、ドッグフードも時間と共に劣化してしまいます。

質の落ちたドッグフードは、愛犬の健康を損なうことにつながりかねません。

フレッシュな状態のドッグフードを食べさせてあげるには、正しく保存することが大切です。

ドッグフードの保存方法や保存に便利なアイテムをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ドッグフードが劣化すると

ドッグフードを入れた容器が倒され、その横で犬がこちらを見ている様子 ドッグフードの変化を見分ける方法を紹介します。

劣化したドッグフードは、健康に悪影響を及ぼすことがあるのでご注意ください。

ドッグフードの劣化1. 酸化

ドッグフードは、空気に触れることで酸化が始まります。

ドッグフードが酸化すると、臭いが変わる、油が浮く、湿気るなどの変化がみられます。また、犬にとって大切な栄養価も低下します。

ドッグフードが酸化すると食べなくなる犬もいますが、そのまま食べ続ける犬もいます。

愛犬の健康を大きく損なう可能性もあるので、飼い主が注意してドッグフードの確認してあげる必要があります。

ドッグフードの劣化2. カビ・虫

ドッグフードの保存方法を間違うと、カビが生えたり虫が付いたりすることがあります。気温が高く湿気のある夏は特に注意してください。

ドッグフードの種類によって保存方法は異なる

ドッグフードは、含有している水分量によってドライフード、セミモイスト、ウェットフードに分類されます。

ドライフードに含まれる水分は約10%、セミモイストは25~35%、そしてウェットフードは75%前後です。基本的な保存期間は、水分量が少ないほど長くなります。

最も水分量の少ないドライフードは、目安として開封後1カ月ほど保存することができます。

それに対してウェットフードは水分が多いので、すぐに腐ってしまいます。当日中で使い切るようにしましょう。


ドライフードの保存方法

ドッグフードが小分けにされた袋の中に入っている様子 愛犬の食事は、比較的安価で長持ちするドライフードを使用している人が大半を占めます。

ドライフードは賞味期限が長いですが、長期間保存するからこそ、保存方法に気を配らなければいけません。

ここでは、ドライフードの保存するときの注意点をまとめました。

ドライフードの保存方法1. 空気との接触を減らす

酸化を防ぐには、空気の接触を減らすことが重要です。

ジッパー付きの袋に入っている場合は、可能な限り空気を抜いてから閉めるようにしましょう。

また、ジッパーが付いていない袋の場合は、クリップなどでしっかり口を閉じることが大切ですが、これだけでは十分とはいえません。

なぜなら、フードを与えるために袋を開けるとその度に空気に触れてしまう為です。

一番良い方法としては、手間がかかりますがフードを1回分ずつ小分けにしておくことです。

こうする事で、小分けにしてから犬に与えるまでの間は袋を開ける必要がなくなり、酸化を防ぐことができます。

ドライフードの保存方法2. 直射日光を避ける

ドッグフードには、大なり小なり油が含まれており、光は油の酸化を加速させます。

その為、ドッグフードを野外や窓際などの直射日光が当たりやすい場所に保管するのは避けましょう。

蛍光灯の熱でも酸化するので、できれば暗所で保管するようにしてください。

ドライフードの保存方法3. 涼しい場所に置く

ドライフードも少量ですが水分が含まれているので、高温になる場所に置いておくとカビが生えてしまいます。これは、夏に食べ物が腐るのと同様です。

暑い季節や暖房を使用する時期は、保管場所に十分に注意する必要があります。室温が高いと感じたら、冷蔵庫などで保管するとよいでしょう。

ドライフードの保存方法4. 臭いに気を付ける

犬は臭いに敏感なので、ドッグフード以外の臭いが付くと食べなくなることがあります。

ドッグフードの保管場所に臭いが強いものがないか確認してみてください。

臭いが移るかもしれないと思ったら、分けて保管すると安心です。柔軟剤や芳香剤などは特に注意してください。

ウェットフードの保存方法

オレンジの容器の中にウェットフードが入っている様子 ウェットフードは基本的に開封したその日のうちに与えてください。

使用前に小分けしたウェットフードであれば、正しく保存することで翌日に食べさせても問題ありませんが、臭いが落ちることで食いつきが悪くなってしまうことがあります。

ここでは、ウェットフードを小分けにする際の保存方法をご紹介します。

ウェットフードの保存方法1. 冷蔵庫で保存する

ウェットフードを保存するときは、タッパーやラップを使って極力空気に触れない状態にしてから冷蔵庫に入れてください。

最低限の鮮度を守ることが出来るので、次の日に与えても衛生上は問題ありません。

ウェットフードの保存方法2.冷凍庫で保存する

2日では消費しきれないというときは小分けにして冷凍保存しましょう。

冷凍しておけば1週間程度は保存することができます。解凍するときは電子レンジで温めずに、自然解凍してください。

ドッグフードの大量購入は控える

基本的にドッグフードは容量が大きいものを買った方がお得です。

賞味期限が長いので、1匹飼いの方でも大量のドッグフードを一度に購入される方も居ます。

しかし、賞味期限はあくまで開封前のものになります。開封後は1カ月ですべて消費することを前提にドッグフードを購入してください。

細かくなってしまいますが、愛犬に長生きしてもらうためにも細心の注意をしましょう。

ドッグフードの保存に便利なアイテム

ドッグフードが瓶の中に入っている様子
ここでは、ドッグフードを保存するときに使える便利アイテムをご紹介します。

ペット用品の中では安価で買えるものが多いので、気になるものがあったらぜひ試してみてください。

ドッグフードの保存に便利なアイテム1. ジップロック

ジップロックは、ドライフードを小分けしておくときにとても便利です。また、これに入れておくことでドッグフードに臭いが移りにくくなります。

樹脂タイプであれば洗って何度も使えるので、経済的です。

ドッグフードの保存に便利なアイテム2. フードストッカー

ドッグフードを小分けにする時間を作るのが難しい方は、フードストッカーがおすすめです。

袋ごとフードストッカーの中に入れるだけで、しっかり密閉することができます。光も遮断してくれるので、お手軽がドッグフードの保存ができます。

ドッグフードの保存に便利なアイテム3. 真空パック機

ドライフードの保存期間が1カ月間程度あれば、真空にする必要はありませんが、何かの事情で長期期間保管することが多くなる方には、家庭用真空パック機が重宝します。

また、ドッグフードの保存以外にも肉や魚、野菜などの鮮度を保つなど様々な活用方法があります。

ドッグフードの保存に便利なアイテム4. ガラスジャー

見た目にこだわりがある飼い主は、ドッグフードの保管にガラスジャーをおすすめします。

しっかりと密閉され、残量の確認が簡単です。衛生面でも汚れが分かりやすく、ドッグフードがなくなったタイミングで丸洗い出来るので安心です。

まとめ

ドッグフードの容器を見たレトリバーが大喜びといった様子 ドッグフードの保存方法に気を配っていないと、気付かないうちに愛犬に酸化したドッグフードを与えることになってしまいます。

同じフードを与えているのに食いつきが悪いとしたら、それはドッグフードが劣化しているかもしれません。

愛犬の健康のためにも、ドッグフードの保存方法を今一度見直してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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