2019年3月11日

犬の誤飲について〜布・ぼたん・薬など原因別の対処法と腸閉塞などの症状、診察費用など〜【獣医師監修】

監修にご協力いただきました!

東京都立川市出身

国学院大学久我山高校 卒業
麻布大学獣医学科 卒業

国立市ふく動物病院 勤務
日本獣医皮膚科学会 所属
東京農工大学皮膚科 研修医
渋谷区 SHIBUYAフレンズ動物病院 院長

犬の誤飲事故は非常に多く、ものによって緊急性なども大きく変わってきます。

今回は人間の日用品、食べ物などを犬が誤って口にしてしまった場合の対処法や予防法、緊急性の高い誤飲事故やその際の医療費などをご紹介します。

3点まとめ
・誤飲事故が多いもの一覧が見れる
・誤飲後の犬の危険な症状について
・誤飲事故の治療方法や医療費がわかる
誤飲したモノの種類によって、以下のリンクをクリックすると対象のカテゴリへジャンプします。

犬の誤飲で相談が多いもの一覧【屋内】
・電池、化粧品、お酒、医薬品、ガラス、文房具、タバコ、チョコレート、ネギなど
犬の誤飲で相談が多いもの一覧【屋外】
・石、木の枝、どんぐり、肥料など
【症状別】犬が誤飲した後に体調を崩したときの対処法
・嘔吐、下痢、腸閉塞、発熱、よだれなど

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はじめに 犬の誤飲事故は基本的に「動物病院へ」!

本記事では誤飲の内容ごとの緊急性や対処法について触れていますが、基本的に”気になる時点で動物病院へ”というスタンスを推奨します。

後半で、誤飲後に見せる犬の危険な症状などについてもご紹介しますので、くれぐれも自己判断は避けるようにしてください。

犬の誤飲で診察を受ける際の事前チェックポイント

意識はあるか
痙攣していないか
呼吸は落ち着いているか
咳をしているか
口腔粘膜の色はピンクか白か
舌の色は赤か青か
いつ食べたか
何をたべたか(食べたものの状態、噛み砕いたか丸呑みしたか)
どれくらい食べたか
その後、吐き戻しをしたのか
吐き戻した場合、誤飲した量と吐き戻せた量は同じくらいか
下痢はしていないか

上記は、誤飲してしまった愛犬の症状、状態に関する診察時のチェックリストになります。

いつ、どれくらいの量を食べたか?など、診察時にあらかじめ情報を整理しておくと、獣医師も状況把握がスムーズになります。

犬の誤飲事故に遭遇した飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

犬の誤飲で相談が多いもの一覧【屋内】

おもちゃを引っ張る柴犬

犬が首輪を誤飲してしまったときの対処法


犬の首輪は、当然のことながら犬の体内で消化・吸収されることはありません。

そのため、飲み込んだ首輪のサイズによっては消化管内で詰まってしまう恐れがあります。

誤飲物によって腸を詰まらせてしまうと「腸閉塞」になり、嘔吐や下痢などの症状を呈します。

そして、閉塞状態が続いて腸管が壊死すると命を落とす可能性もあります。

腸に詰まる可能性があるほどのサイズの首輪を飲み込んでしまったのであれば、できれば吐かせてしまうのがベストです。

飲み込んですぐであれば動物病院で吐かせる処置をしてもらえるので、まずはすぐに動物病院に向かうようにしてください。

犬が電池を誤飲してしまったときの対処法

犬が電池を飲み込むことは、大変危険です。電池を誤飲した場合、運がよければ何事もなく便と共に排出されます。

しかし胃をはじめとした消化器官に電池が長時間留まってしまうと、放電や電池の崩壊によって粘膜が損傷してしまうことがあります。

そして、アルカリ電池を飲み込んだときに注意しなければいけないのがアルカリ成分による中毒です。

アルカリ成分には体の組織を破壊していく作用があり、その作用はアルカリ成分が完全に中和されるまで止まりません。

そのため、アルカリ成分の量によっては組織の深部まで破壊されてしまいます。

犬がアルカリ成分で中毒になると、痛み、鳴き声、腹痛、パンティング、吐血などの症状が現れます。さらには、ショックを起こして死に至ることもあります。

このように電池の誤飲はとてもリスクが高く、犬が命を落とすことにもつながりかねません。

電池の誤飲に気が付いたら、一刻も早く動物病院を受診してください。ボタン電池のような小さな電池の場合でも、必ず獣医師に診てもらいましょう。

動物病院では、電池が順調に消化管内を通過しているようであれば経過観察をすることが多いようです。

しかし、場合によっては内視鏡による摘出が行われることもあります。

なお、アルカリ電池を摂取した場合は催吐が禁忌となっているので、自己判断で吐かせたりすることのないようにしてください。

犬が電気コードを誤飲してしまったときの対処法

骨のおもちゃと電気コード 電気コードを誤飲したときには、できるだけ早めに体外に出す必要があります。

自力で吐かせようとすると事態を悪化させてしまうこともありうるので、下手に処置を施すのではなく動物病院に行ってみてもらいましょう。

なお、電気コードのような細長いものは犬にとってはおもちゃに見えてしまいます。

おもちゃとして電気コードを使って遊んでいると、誤飲してしまう確率も高くなります。

さらに、コンセントにつながれたままの状態の電気コードを口にすると感電してしまう恐れもあります。

電気コードは人間にとっては必需品ですが、使用しないときには犬の手が届かないところに収納するようにしてください。

犬が日焼け止めを誤飲したときの対処法

日焼け止めを塗った肌を1度ぺろっと舐めただけで身体に悪影響が出るということはほとんどありません。

そのため、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

とはいえ、日焼け止めを口から摂取した場合の安全性は確立されていません。

それが人間よりも身体の小さい犬であればなおさらのことです。

日焼け止めを何度も舐めてしまうと健康を損なう可能性があるので、できる限り舐めさせないようにしてください。

愛犬がどうしても日焼け止めに反応して塗った箇所を舐めてしまうという場合は、無香料タイプに切り替えてみるのもひとつの方法です。

犬が化粧品を誤飲したときの対処法

マニキュアを開ける手 化粧品も日焼け止めと同様で、人間の肌に塗ったときの安全性は確認されているものの、口に含んだ時の影響は未知数です。

少量で大きな健康被害が出ることは少ないとはいえ、注意するに越したことはありません。

愛犬が化粧品を食べたり舐めたりしてしまったときには、水を飲ませて濃度を薄め、変化がないかどうか様子をみましょう。

もし口の中に化粧品が残っている場合は、水を飲ませる前に口の中を拭いてあげてください。

化粧品を舐めた後に何かしらの異常がみられたら、動物病院へ連れていってください。

そのときには、何を舐めたのかが分かるように化粧品のパッケージなどを持参するといいでしょう。

犬がパフを誤飲したときの対処法

ファンデーションのパフは、決して小さなものではありません。

少しだけかじって飲み込んだのであれば便と一緒に体外に出てくる可能性が高いといえますが、丸ごと誤飲してしまったときには動物病院で診てもらったほうがいいでしょう。

なお、誤飲後に何の症状もなかったとしても安心はできません。

飲み込んだパフが急に腸に詰まってしまうこともあるので、無症状の場合でも念のため動物病院に連絡するようにしてください。

犬がコットンを誤飲したときの対処法

コットンは、小さなものであれば便と共に自然に排出されます。

しかし、飲み込んだ量が多いと腸に詰まってしまうリスクがあります。

経過観察するべきか取り出すための処置をするべきかは、獣医師の判断を仰ぐといいでしょう。

また、化粧水がしみ込んでいるコットンを飲み込んでしまったときにはその影響も考慮しなくてはいけません。

化粧水に含まれているアルコール分は犬にとって毒なので、決して楽観視しないようにしてください。

犬が綿棒を誤飲したときの対処法

綿棒を丸のみしてしまった場合は、腸を通っている最中に綿棒が詰まってしまう可能性があります。

特にチワワやトイプードルのような超小型犬は腸が細いため、詰まってしまう確率も高いといえるでしょう。

大切なのは、飲み込んだ綿棒が胃から腸に移動する前に動物病院で処置してもらうことです。

綿棒が腸まで行ってしまうと開腹手術をしなければいけないこともあるので、少しでも早く動物病院へ向かいましょう。

犬がリップクリームを誤飲したときの対処法

リップクリームは、人間が誤飲してしまっても問題のない成分で出来ています。

そのため、多少リップクリームを舐めてしまった程度であればそこまで心配する必要はありません。

しかし、カンフルが含有されている薬用リップクリームを誤飲してしまったときは注意が必要です。

この場合は、誤飲したリップクリームを確認してから獣医師に相談するようにしてください。

犬が除光液を誤飲したときの対処法

よく使用される化粧品の中で最も危険なのが、ネイルを落とすときに使う除光液です。

除光液には高い毒性があり、蒸気を吸い込んだだけでも中毒を起こす可能性があります。

誤って飲んでしまった場合は、より危険だといえるでしょう。

除光液を誤飲したときの中毒症状としては、嘔吐、頭痛、ふらつきなどがあります。

また、肺に入り込んでしまうと肺炎の原因になるので注意が必要です。

万が一犬が除光液を誤飲してしまったときには、すぐに動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

なお、毒性が高いからといって無理に吐き出させてはいけません。

なぜなら、吐き出すときに除光液が気管に入ってしまう恐れがあるからです。自己判断で処置をするのではなく、必ず獣医師の指示に従いましょう。

なお、除光液の蒸気が原因で目に痛みが生じることもあります。

その場合は、しっかりと流水で洗い流してあげてください。

犬がマニキュアを誤飲したときの対処法

マニキュアの誤飲も、除光液の誤飲と同様に危険性が高いといえます。

マニキュアは除光液よりも粘度が高いため気管や肺に入る可能性は低いといえますが、それでも毒性が高いことには変わりありません。

犬がマニキュアを誤飲したら、無理に吐かせたりせずに動物病院を受診しましょう。

皮膚にも付着してしまった場合は、よく洗ってあげるようにしてください。

犬にとって毒性が高い化粧品

一部の化粧品は犬にとって強い毒性を持つので、十分に注意する必要があります。

そして、最も注意しなければいけないのがネイルを落とすために使われる除光液です。

除光液は強い刺激臭を持つので、優れた嗅覚を持つ犬が大量に舐めてしまうことはほとんどないでしょう。

しかし、除光液でネイルを落としたばかりの爪や除光液を浸したコットンを舐めてしまう可能性は考えられます。

この場合は、すぐに動物病院に連れていって診察を受けてください。

また、毒性が高い化粧品としては他にもネイルカラー、染毛剤、脱色剤、脱毛剤などがあります。

これらを摂取すると、粘膜に炎症を起こしてしまうことがあります。

これらを舐めた場合も、無理に吐き出させることはせずに獣医師に診察してもらってください。

犬がお酒・アルコール関係のものを誤飲した時の対処法

ビール瓶をかかえる犬 犬にお酒は絶対にNGです。

なぜなら、犬は人間と違ってアルコールを分解する酵素を持っていないからです。

人間がアルコールを摂取した場合、体内に入ったアルコールはアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに分解され、さらにアルデヒド脱水素酵素によって酢酸になります。

しかし、犬はそもそもアルコールを分解することができません。

そのため、犬がアルコールを摂取すると長い間体内を循環し続けます。

さらに犬は人間に比べて体が小さいため、少しの量で死に至ることもあります。

致死量の目安としては、ビールやカクテルでは110ml、日本酒やワインでは37ml、焼酎やウイスキーでは14mlです。とはいっても、これはあくまでも目安量に過ぎません。

特にチワワやトイプードルなどの小型犬であれば、お酒をペロリと舐めただけで症状が現れることも十分にあり得ます。

万が一犬がアルコールを誤飲してしまったときには、一刻も早く動物病院に連れていってください。

アルコールを飲んでしまったときには1分1秒を争うので、電話をして現在の状況を伝えておきましょう。

そうすれば、動物病院で解毒の準備をしておいてくれます。

なお、お酒で酔っているときに水を与えると誤嚥して呼吸困難に陥ってしまうことがあります。

犬がアルコールを摂取したときには、水は飲ませないようにしましょう。

犬がエタノールを誤飲したときの対処法

一般的にお酒に含まれているアルコールは、エタノールです。

そして、お酒のほかにエタノールが含まれているものとして消毒液が挙げられます。

消毒用エタノールを誤飲するとお酒を誤飲したときと同じような症状が現れ、また摂取量によっては死に至る可能性もあります。

お酒と消毒用エタノールで大きく異なるのは、エタノールの濃度です。

アルコール度数の目安

ビールやカクテル およそ5〜9%
日本酒やワイン およそ15%
焼酎やウイスキー およそ40%
消毒用エタノール およそ70%

消毒用エタノールを誤飲したときの対処法はお酒を誤飲したときの対処法と同じで、すぐに動物病院に連れていくことです。

ただしエタノールの摂取量が多すぎると病院でも対処しきれないので、誤飲には十分注意してください。

犬が魚の骨を誤飲したときの対処法

魚の骨が犬の食道に刺さると、よだれを垂らす、えずく、喉が腫れる、下痢をするなどの症状が現れます。

このような症状が出たら、すぐに動物病院に連れていってください。

なお、魚の骨が胃まで到達した場合は胃酸で消化することができます。

ただし、なかには消化力が弱く、胃酸だけでは魚の骨を消化しきれない犬もいるようです。

犬が鳥の骨を誤飲したときの対処法

魚の骨と同様に、犬は鳥の骨を胃で消化することができます。

そのため、獣医師によっては「鳥の骨を食べても問題はない」とする人もいるようです。

しかし調理された骨は尖った形になりやすく、消化管を傷つけてしまうことがあります。

誤飲後の様子がおかしいと思ったら、すぐに動物病院に連絡するようにしましょう。

犬が鳥の骨を食べたことにより死亡するという例はあまりありませんが、犬を守るためには万全を期すことが大切だといえるでしょう。

犬が牛乳を誤飲したときの対処法

意外と知られていないことですが、犬に人用の牛乳を飲ませることはNGです。

犬が牛乳を摂取すると、ひどい下痢をして脱水症状に陥ってしまう恐れがあります。

これは、牛乳に「ラクトース」という糖が含まれているためです。

ラクトースは母乳に含まれている成分のため子犬はこれを消化することができますが、犬は成長するにつれてラクトースを消化する酵素の量が減少します。

そのため、牛乳に含まれているラクトースを消化することができずに下痢を起こしてしまうのです。

牛乳を誤飲してしまっても、下痢がすぐにおさまるようであれば問題ありません。

しかし、下痢を繰り返すようであれば動物病院で診てもらうようにしてください。

犬がコーヒーを誤飲したときの対処法

ご存知の通り、コーヒーにはカフェインが含まれています。

カフェインを摂取したことによって脳が覚醒して眠れなくなったという経験は、誰でも一度はありますよね。

そして、人間より身体の小さい犬がコーヒーを飲むとカフェインによる症状がより顕著に出てしまいます。

具体的な症状としては、興奮、ふらつき、痙攣、呼吸促迫などの症状が出ることもあります。

なお、コーヒーと同じくカフェインを含んでいる紅茶などを誤飲したときにも同じような症状が現れます。

犬の場合、カフェインの致死量は1㎏あたり100mg~200mgほどです。

ドリップコーヒーであれば1杯あたり約100㎎のカフェインが含まれているので、2㎏の超小型犬であればたったの2杯で致死量に達するという計算になります。

コーヒーを大量に飲んでしまったときには、動物病院に連れていくことをおすすめします。

犬が食用油(天ぷら油)を誤飲したときの対処法

犬が食用油を誤飲すると、嘔吐や下痢などの症状を起こすことがあります。

また、誤飲した量が多い場合には膵炎にまで発展する恐れもあります。

ほんの少し舐めただけであれば症状が出ないこともありますが、何かしらの症状が現れたときや大量に誤飲したときにはすぐに動物病院を受診しましょう。

なお、食用油を吐かせると気管に入ってしまう危険性があります。

気管に食用油が入ると肺炎にもつながるので、無理に吐かせたりしないようにしてください。

犬が塩を誤飲したときの対処法

塩は、人間はもちろん犬にとっても必要なものです。

そのため、犬が塩を舐めても「塩なら大丈夫」と思う人もいるかもしれません。

しかし、塩の摂取量によっては死に至ることもあります。

塩を摂取したときの致死量は、1㎏あたり3~5gだといわれています。

そのため、5㎏の犬であればたったの大さじ1杯で死んでしまう恐れがあります。

もちろん、中毒になる量はさらに少量です。犬が塩を食べたかもしれないと思ったら、すぐに動物病院に連絡しましょう。

なお、犬が何かを誤飲したときに塩を飲ませて吐かせようとする人がいますが、万が一吐かなかった場合には塩の大量摂取が原因で死んでしまうかもしれません。

飲み込んだものを吐かせたくても、素人判断で塩は絶対に使わないようにしましょう。

犬がご飯を誤飲したときの対処法

基本的には、犬がご飯を食べても特に問題はありません。

ドッグフードにもお米が含まれているものは多くあるので、人のご飯を多少食べてしまったからといって心配する必要はないでしょう。

しかし、犬はもともと肉食に近い雑食の動物であるため穀物を消化するのは得意ではありません。

ご飯を食べ過ぎると消化器に負担をかけてしまう恐れがあるので、摂取量には注意してください。

また、犬によってはご飯にアレルギーを持っていることがあります。

ご飯を食べた後に体調の変化がみられたときには、動物病院を受診するようにしましょう。

犬がパンを誤飲したときの対処法

パンが好きな犬は多いものですが、パンには塩分が多く含まれているため犬にパンを与えるべきではありません。

とはいえ、多少パンを誤飲した程度であれば体調不良を起こすことはほとんどないでしょう。

ただし、誤飲したパンが菓子パンであった場合には注意が必要です。

菓子パンの中には、犬に食べさせてはいけない玉ねぎやチョコレートなどが含まれていることがあります。

誤飲したパンの種類によっては処置が必要な場合もあるので、念のため獣医師に相談してみてください。

犬が漬物を誤飲したときの対処法

漬物は健康に良いイメージがあるため、犬に食べさせても問題ないと思う人もいるかもしれません。

しかし、犬には漬物はNGです。

漬物にはたくさんの塩分が含まれているため、犬が体調不良を起こしてしまう可能性があるのです。

犬も人間と同様に塩分を必要としますが、塩分を過剰摂取すると「塩中毒」になってしまいます。

そして、塩中毒になると最悪の場合は死に至ります。

犬が漬物を大量に誤飲した場合にはすぐに動物病院に連絡するようにしてください。

犬が焼き鳥を誤飲したときの対処法

当然のことながら、犬が鶏肉を食べることそのものは問題ありません。しかし、焼き鳥に欠かせないタレや塩などの調味料は犬にとっては好ましくないものです。

また、焼き鳥の種類によっては犬に厳禁であるネギを誤飲してしまう可能性もあります。

しかし、犬が焼き鳥を誤飲した場合に最も危険なのは串です。

串がのどに刺さったり胃を傷つけたりしてしまっては一大事です。

串を飲み込んだかもしれないかと思ったら、すぐに獣医師の診察を受けさせるようにしましょう。

犬が手羽先を誤飲したときの対処法

犬が手羽先を誤飲したときに気になるのは、骨の存在だと思います。

しかし、生の骨を飲み込んだのであれば問題になることはあまりありません。

危険なのは、焼いた骨を誤飲してしまった場合です。

焼いた骨は割れやすいため、食道などを傷つけてしまう恐れがあります。

また、生の骨の場合でも稀に問題を起こすことがあります。

そのため、念のため動物病院に連れていくことをおすすめします。

犬がソーセージを誤飲したときの対処法

犬がソーセージを見ながら目をキラキラさせていると、つい与えたくなってしまいますよね。

しかし、ソーセージのような加工食品は大量の塩を含んでいます。そのため、犬にソーセージを与えてはいけません。

そして、犬のソーセージの誤飲で一番危険なのはビニールごと食べてしまった場合です。

運が悪いと腸閉塞などを起こすこともあるので、犬がソーセージをビニールごと食べたときにはまずは獣医師に相談してみてください。

犬がさつまいも(芋)を誤飲したときの対処法

人間が普段から食べている野菜の中には犬にとって高い毒性を持つものもありますが、さつまいもは犬に与えることができる野菜です。

さつまいもは甘みがあるので、多くの犬はさつまいもを好むようです。

さつまいもは食物繊維が豊富に含まれているため、便通をよくしてくれます。

また、皮膚の色素沈着を予防する効果もあるといわれています。

ただし、シュウ酸カルシウム結晶ができやすい犬や腎臓病や心臓病を持っている犬にはさつまいもを積極的に食べさせるべきではありません。

また、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。

犬がキャベツを誤飲したときの対処法

キャベツは、犬が食べても問題ない野菜です。

生のままでも焼いてからでも、キャベツは安全に食べることができます。

そのため、たとえ誤飲してしまってもほとんどの場合は心配ありません。

ただし、キャベツの芯は犬にとって良くないので注意が必要です。

キャベツの芯には硝酸イオンが含まれており、メトヘモグロビン血症を引き起こす可能性があります。

そのため、キャベツの芯だけは犬が誤飲しないように気を付けましょう。

犬がピスタチオを誤飲したときの対処法

豆にはいろいろな種類があり、その中には犬に食べさせてはいけないものもあります。

そして、そのうちの一つがピスタチオです。

ピスタチオは脂肪が多いため胃に詰まり、最悪の場合には死に至るような重大な病気を引き起こします。

ピスタチオを誤飲してしまったときには、動物病院に連絡してどのように対処すべきかを確認するようにしてください。

犬の誤飲に注意したい豆類

なお、犬にとって害のある豆はピスタチオのほかにアーモンド、クルミ、マカダミアナッツ、ピーカンなどがあります。

ピーナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツなどは犬が誤って口にしても特に問題はありません。

犬がネギを誤飲したときの対処法

犬に長ネギや玉ねぎなどのネギ類を与えてはいけないというのは有名な話ですよね。

なぜなら、ネギ類には「アリルプロピルジスルファイド」という物質が含まれているためです。

アリルプロピルジスルファイドは、血液の中にある赤血球を破壊する作用を持っています。

赤血球は体内で酸素や二酸化炭素を運ぶ働きをしており、これが破壊されると貧血の症状が出てしまいます。また、血尿の症状が出る場合もあります。

人間はアリルプロピルジスルファイドを消化する酵素をもっていますが、犬にはこれがありません。

そのため、少量であっても中毒症状を起こしてしまうのです。

なお、犬が中毒を起こすネギ類の量は1㎏あたり15~20gだといわれています。

ネギそのものはもちろんのこと、みそ汁やすき焼きなどのネギの成分が溶けだした料理を食べることによって中毒になることもあります。

ネギ中毒の怖いところは、誤飲したとしてもすぐには症状が出ないということです。

そのため、誤飲直後の様子だけで飼い主が「問題ない」と判断してしまうのです。

しかし、症状が出てから対処するのでは手遅れになってしまうかもしれません。

犬がネギ類を誤飲したときにはすぐに吐かせるか、病院で診てもらうようにしましょう。

犬がチョコレートを誤飲したときの対処法

犬がチョコレートを食べると、チョコレートに含まれているテオブロミンによって「チョコレート中毒」を起こしてしまいます。

チョコレート中毒の初期症状は嘔吐や興奮、けいれん、口渇、神経障害などで、摂取量によっては突然死につながることもあります。

チョコレート中毒の症状が現れる摂取量は、5㎏の小型犬であればミルクチョコレート約2枚分です。

カカオ含有量が多いダークチョコレートであれば、中毒になる摂取量はこれよりも少なくなります。

チョコレートの誤飲では「テーブルに置いていたチョコレートを数枚食べてしまった」というケースも多くあります。

犬がチョコレートを大量に食べたときには、すぐに動物病院を受診しましょう。

また、食べた量が少量の場合も注意深く様子を観察するようにしてください。

犬がガムを誤飲したときの対処法

「ガムを飲み込んではいけない」といわれるのは、人間の身体の構造上、ガムを消化することができないためです。

これは犬にとっても同じことで、飲み込んだガムが体内で消化・吸収されることはありません。

とはいえ、健康な犬であれば飲み込んだガムは1~3日ほどで便として排出されます。

そのため、ガムを少し誤飲してしまったからといってそこまで心配する必要はありません。

しかし、犬によってはガムを上手に排出できずに下痢や嘔吐を起こしてしまいます。

ガムを誤飲した後はしっかりと犬の様子を観察し、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。

犬がキシリトールガムを誤飲したときの対処法

多くの場合は、犬がガムを誤飲しても大事には至りません。

しかし、キシリトールガムを誤飲してしまった場合は一大事です。

なぜなら、キシリトールが犬にとって高い毒性を持つからです。

犬がキシリトールを食べると低血糖状態に陥り、けいれんや肝障害などの症状を呈します。

そして、低血糖が原因で命を落としてしまう可能性もあります。それほどに、犬にとってキシリトールは危険なものなのです。

キシリトールの摂取限界量は、10㎏の犬であれば1.37gほどです。

トイプードルやチワワなどの超小型犬であれば、摂取限界量はこれよりも少なくなります。

犬がキシリトールガムを誤飲してしまったときは、一刻も早く動物病院で診察を受けるようにしてください。

犬が飴を誤飲したときの対処法

飴は、種類によって配合されている成分がまちまちです。

キシリトールが含まれているのど飴が危険なのはもちろんのこと、それ以外にも危険な成分が含まれている可能性は十分にあります。

しかし、だからといって素人が自力で吐き出させるのは危険が伴います。

まずは何を飲み込んだのかを確認してから、獣医師に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

犬が口臭ケア関連の食品を誤飲したときの対処法

口臭ケアを目的としたタブレットなどに配合されている基本的な成分は、ヒマワリ油、ゼラチン、サフラワー油、パセリ油、グリセリン、香料、甘味料などです。

ヒマワリ油やサフラワー油は摂取量が多いと免疫力低下などの影響が出ますが、少量の誤飲であればそれほど心配ないといえるでしょう。

しかし、犬が誤飲した口臭ケア食品にキシリトールが配合されている場合は注意しなければいけません。

犬がキシリトール配合の食品を食べてしまった場合は、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。


犬が医薬品を誤飲したときの症状と対処法

カプセルを見つめる犬

犬が風邪薬を誤飲したときの症状

風邪薬の誤飲は、医薬品の誤飲の中でも例が多いのではないでしょうか。

風邪薬というとそれほど強くないイメージがありますが、犬は人間よりも少量で中毒症状を起こすので注意が必要です。

犬が風邪薬を飲んだときの症状としては、嘔吐、血便、黄疸などが挙げられます。

黄疸になることがあるのは、風邪薬によって肝臓障害が起こるためです。

また、誤飲した量が多い場合には死に至ることもあります。

犬の体調が悪いときに人間の風邪薬を与える飼い主が稀にいるようですが、これは絶対にしてはいけません。

人間用の薬はあくまでも人間のために作られており、体の小さい犬に与えると有害となることもあります。

効果の穏やかな風邪薬だとしても、犬には絶対に与えないようにしましょう。

犬が胃薬を誤飲したときの症状

犬がお腹の調子を崩したときに、人間用の胃薬を犬に与えるように指示をする獣医師は少なからずいるようです。

しかし、だからといって胃薬なら誤飲しても問題ないということにはなりません。

胃薬に限らず、医薬品を飲むときには服用量を守ることが重要になります。

獣医師が人間用の胃薬を犬に飲ませるように指示するときには、必ず用量や服用回数などについての詳しい指示があるはずです。

医薬品は、正しい飲み方をして初めて効果を発揮するのです。

しかし、犬は用量など考えずに誤飲してしまいます。

そのため、胃薬を誤飲したときに副作用が出てしまうことが少なくありません。

具体的な副作用としては、下痢や腹痛、吐き気、発疹、肝機能障害などが挙げられます。

胃薬の誤飲による犬の死亡事故も実際にあるため、獣医の指示に合わない量の薬を摂取した場合は、動物病院を受診してください。

犬がピルを誤飲したときの症状

ピルは経口避妊薬としてよく処方される医薬品ですが、生理不順や生理痛などの治療にも使用されます。

ピルは女性ホルモンである「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」が含まれているいわゆるホルモン剤で、女性特有の病気を防ぐ効果もあります。

ピルは含有されているホルモン量によって高用量ピル・中用量ピル・低用量ピルの3種類に分けられますが、主流となっているのはホルモン含有量が少ない低用量ピルです。

犬の誤飲事故が起きるのも、低用量ピルがほとんどだといえるでしょう。

低用量ピルには犬にとって危険な成分はそれほど含まれておらず、少量の誤飲では致死量には至らないようです。

ただし体に害がないというわけではなく、ピルの誤飲によって下痢の症状を呈することはあるようです。

犬が抗うつ剤を誤飲したときの症状

抗うつ剤にはいろいろな種類がありますが、抗うつ剤の誤飲によって起こり得る症状で最も危険なのは、けいれん、呼吸抑制、昏睡などです。

また、錯乱や運動失調、興奮などの症状を呈することもあります。

もちろん、誤飲したときに必ずこれらの症状が出るわけではありません。

しかし、抗うつ剤が原因で身体に悪影響が出た例は多いようです。

そのため、抗うつ剤を誤飲したときには十分に注意する必要があるといえるでしょう。

犬が解熱鎮痛剤を誤飲したときの症状

解熱鎮痛剤とは、名前の通り熱を下げたり痛みを抑えたりするために使用される医薬品です。

身近な薬のひとつで、人間では筋肉痛に対する塗布薬、歯医者の治療後の痛みや生理痛に対する内服薬としても広く使われています。

これらの薬は非常によく使われるため、テーブルに置きっぱなしにした薬を犬が誤飲してしまう事故がしばしば起こってします。

しかし犬は体が小さいうえに、これらの薬を代謝する力が人間よりも弱いということが分かっています。

そのため、解熱鎮痛剤の誤飲は大変危険です。

解熱鎮痛剤は胃や腎臓、肝臓などに負担をかけるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性腎不全、急性肝不全などを引き起こす恐れがあります。

なお、これらの症状は数日たってから出ることも多いようです。

犬が睡眠薬を誤飲したときの症状

犬が睡眠薬を誤飲したときの症状としては、心拍数の上昇、興奮して眠れない、舌をだらんと下げる、体がふらつく、怒りっぽくなる、意識がもうろうとするなどがあります。また、誤飲した量が多い場合には体がショック状態に陥り、最悪の場合は死に至ります。

たとえ人間であっても、睡眠薬を過剰服用すると死に至ることがあります。そのことを考えると、体が小さく代謝能力が低い犬が睡眠薬を誤飲することがどれだけ危険かが分かりますね。

医薬品の誤飲は基本的に危険なものですが、その中でも睡眠薬はリスクが高いといえるでしょう。

犬が目薬を誤飲したときの症状

犬が目薬を誤飲した場合の症状は、やはり目薬に含まれている成分によって異なります。

目の水分を補うための目薬やビタミン点眼液などであれば、大きな症状が出る可能性は低いといえるでしょう。

しかし、病院で処方された目薬を誤飲したときには注意が必要です。

特に危険だといわれているのが、イミダゾリン誘導体という血管収縮作用のある成分です。

これが含有されている目薬を誤飲してしまうと、吐き気や嘔吐、頻脈、血圧異常、よだれ、昏睡などの症状が出ることがあります。

人間が誤飲した場合でもこのような症状が出るので、犬が誤飲した場合はより危険だといえるでしょう。

犬が鼻炎薬を誤飲したときの症状

点鼻薬を誤飲した場合の危険性も、目薬を誤飲した場合と同様です。

血管収縮作用のあるイミダゾリン誘導体を配合している点鼻薬を口に入れてしまうと、様々な副作用が現れる可能性があります。

つい錠剤よりも危険性が低いと思ってしまいがちですが、重大な症状を呈することもあるので十分に注意してください。

犬が医薬品を誤飲したときはすぐに動物病院に連絡を

「この量なら絶対に安全」という基準はありません。医薬品の誤飲は命にかかわることもあるので、自己判断をするのではなくまずは動物病院を受診しましょう。

このとき、誤飲してから時間が経ちすぎると薬物が体に吸収されてしまいます。吸収される前に処置をできるように、早急に動物病院に向かうようにしてください。

また、受診するときには何をどのくらいの量飲んだかをきちんと伝えられるようにしておきましょう。薬のパッケージがあれば、それを持参するのがベストですよ。

犬が塗り薬を誤飲したときの対処法

犬がワセリンを誤飲したときの対処法

ワセリンは、ほこりや空気などから肌を守ってくれる保湿剤です。

乾燥肌対策としてワセリンを常用している人も多いのではないでしょうか。

犬がワセリンを誤飲してしまうと不安になりますが、結論からいうとワセリンは胃に入れても無害です。

もちろん大量に食べてしまった場合には何かしらの影響が出ることが考えられますが、皮膚に塗ったものを舐めた程度であれば全く問題ないといえるでしょう。

ワセリンが人体に安全なのは、人体と反応しないからです。ワセリンは皮膚に塗布して使うのが一般的ですが、塗った後も皮膚表面に残ったままで皮膚や粘膜に吸収されることはありません。

そのため、口に入れてしまったときも消化管を荒らすことなくそのまま排泄されるのです。

犬がゲンタマイシン入りの軟膏を誤飲したときの対処法

ゲンタマイシンは抗生剤で、感染の原因となる菌の増殖を抑えてくれます。

擦り傷に軟膏を塗ったら、その部分を犬が舐めてしまった…ということもあるかもしれません。

しかし、基本的にはゲンタマイシンを誤飲しても悪影響はないようです。少し多めに誤飲したとしても大きな影響はないので、安心してください。

ただし、大量に誤飲したときにはきちんと様子を見る必要があります。

もし犬の様子に変化があったら、念のために獣医師に相談してみることをおすすめします。

犬が血行改善用磁気入りテープを誤飲したときの対処法

血行改善用磁気が用いられたテープは、磁器の力で血行を促進することで肩や首、腰などのコリをじわじわとほぐしてくれる製品です。

丸くて黒い小さな磁石を、気になる部分に貼りつけて使用します。

磁石が犬の体内で消化されることはありません。また、体内で毒素などを発生することもありません。

そのため、腸などで詰まることがなければ無症状のまま便に混じって排泄されます。

腸の細い小型犬の場合は注意が必要ですが、中型犬や大型犬の場合は自然と排泄される可能性が高いといえるでしょう。

犬が誤飲したことに気付いたら、まずは獣医師に連絡をして指示を仰ぐことをおすすめします。

犬が解熱用冷却シートを誤飲したときの対処法

解熱用冷却シートの誤飲と聞くと驚くかもしれませんが、これらを誤飲する事故は決して少なくありません。

保湿ティッシュなどと同様にこれらの商品には甘みがあり、犬にはおいしそうに見えてしまうようです。

解熱用冷却シートを誤飲した場合、一番怖いのは腸閉塞です。

もちろん、誤飲したものが小さい場合は通常は腸閉塞にはなりません。しかし、水につけると膨張して大きくなります。

そのため、食べたときに小さかったとしても消化管を通るうちに膨張して腸を詰まらせてしまう可能性があるのです。

解熱用冷却シートを飲み込んだ場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

誤飲からあまり時間が経っていなければ、吐き出させる処置をしてもらうことができます。

腸に詰まると開腹手術をしなければいけなくなるので、少しでも早く獣医師に診てもらうようにしてください。

犬が使い捨てカイロを誤飲したときの対処法

使い捨てカイロの主成分は、鉄粉、水、食塩、活性炭、バーミュライトなどです。

これらの犬に対する毒性は高くないため、重篤な症状を引き起こす可能性は高くないといえるでしょう。

誤飲した量が少しであれば、まずは慌てずに様子を見ましょう。

このとき、もし犬に食欲不振、嘔吐、下痢などの症状が出たら、動物病院を受診してください。

特に大量に誤飲したときにはこれらの症状が出る可能性が高いといえます。

なお動物病院での処置は、症状を抑えるための対症療法が主になります。

嘔吐や下痢が原因で脱水症状に陥ったときには、点滴などの処置が取られるようです。

犬がアクセサリー類を誤飲するとどうなる?

アクセサリー類は、犬が誤飲する可能性が高いもの一つです。

小さくて飲み込みやすいうえにキラキラしているので、好奇心からつい手が出てしまうのでしょう。

特に誤飲することが多いアクセサリーとしては、ヘアピン、ピアス、ネックレス、指輪などが挙げられます。

これらのアクセサリーを飲み込んだ場合、体内で消化・吸収されることはありません。

特に金やプラチナなどは胃酸にほとんど反応しないため、ほぼそのままの状態で便と一緒に排泄されます。

しかし、飲み込んだアクセサリーが消化管のどこかで詰まってしまう、あるいは消化管を傷つけてしまうということは考えられます。

特にネックレスのチェーンなどは、腸に絡まってしまう危険性が高いといえます。

アクセサリーが消化管内に残ったり器官を傷つけたりすると、元気がなくなるなどの症状が現れます。

また、最悪の場合は誤飲したアクセサリーが原因で命を落としてしまうこともあります。

誤飲の危険性が高い犬種

好奇心の強い犬種は誤飲の危険性が高く、特にジャック・ラッセル・テリアは誤飲事故が多いといわれています。

また、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなどのレトリバー種も誤飲率が高いようです。

とはいえ、どんな犬種でも誤飲の危険性は常にあります。飼っている犬の犬種にかかわらず、誤飲対策は必要だといえるでしょう。

犬のアクセサリー類の誤飲を防ぐための対策

アクセサリー類の誤飲は、食べ物などと違い犬の関心が向きにくいものなので飼い主の心がけ次第で防ぐことができます。

アクセサリー類の管理をボックスなどで行う

誤飲を防ぐうえで一番重要なのは、アクセサリー類の管理を徹底するということです。

犬が勝手にイタズラすることのないように、アクセサリー類は犬の手が届かないところに保管しましょう。

トレイタイプのアクセサリーボックスも増えてますが、蓋ができてかつしっかり留め具のついているタイプで保管するようにしましょう。

外出時は犬をケージに入れる

一番怖いのは、飼い主がみていないときに誤飲してしまうことです。

知らないうちに誤飲してしまうと、適切に対処することもできませんよね。

誤飲のリスクを考えると、外出時はケージに入れておくのが一番安心です。

子犬のうちから、ケージでの留守番に慣れさせておきましょう。

犬がアクセサリーを誤飲したときには早めに受診を

犬がアクセサリーを誤飲したかもしれないと思ったら、様子見をせずすぐに動物病院に連れていきましょう。

動物病院でレントゲン撮影をしてもらえば、すぐに状況が分かるはずです。

このとき自然に排泄される可能性が高いと判断されれば経過観察になりますが、手術をしてアクセサリーを取り出さなければいけない場合もあります。

なお犬は人間のように健康保険がないため、手術をすると数万単位の出費になります。

万が一のときの大きな出費を避けるためにも、あらかじめペット保険に入っておくことをおすすめします。

犬がゴム製品(ボールなど)を誤飲した時の対処法

犬が誤飲する可能性のあるゴム製品としては、輪ゴムやゴム風船、ゴムボール、ゴムでできたおもちゃなどがあります。

どれも身近なものであるため、犬の手に届くところにあることも少なくないでしょう。

犬がゴムを誤飲してしまった場合、誤飲物が体内で消化・吸収されることはありません。

そのため、犬が自力で嘔吐して吐き出すか、あるいは便として排泄されることが多いようです。

しかしゴムは伸び縮みする素材のため、腸などに詰まってしまうこともあります。

特に小型犬の場合は誤飲物のサイズが小さくても腸に詰まってしまう可能性が高いので、危険性が高いといえます。

ゴムが体内のどこかに詰まると、嘔吐を繰り返して脱水症状を起こしてしまいます。

そして、最悪の場合には死に至ります。

犬がゴム製品(ボールなど)を誤飲した後、何も症状が出ていなければ安心?

ゴムを誤飲してしまった直後は、飼い主であれば誰もが犬のことを心配すると思います。

しかし、数日~数週間たっても症状が出ないと「誤飲したけれど大丈夫だった」「症状がないからもう安心」と思うかもしれません。

しかし、症状がなければ問題がないということは一切ありません。もし誤飲したゴムが便として排泄されていないのであれば、ゴムはいまだ犬の体内にあるということになります。

症状がないのは、「今は誤飲物が悪さをしていない」というだけのことなのです。

実際に、誤飲についてすっかり忘れたころに犬が体調を崩したという例はあるようです。

ゴムを誤飲したときには、飲み込んだものが体外に排泄されて初めて安心できます。

誤飲してから数年たっていようと、ゴムが体内にとどまっている限りは安心できないのです。

飲み込んだゴムが体外に出ているかを確認するためにも、犬のうんちは毎回しっかりとチェックするようにしましょう。

犬がゴム製品(ボールなど)を誤飲してしまったときの対処法は「動物病院へ」!

ゴムを誤飲したときに、犬が元気だからといって様子見をするのは厳禁です。

なぜなら、症状が出てから病院に連れていっても助けられないことがあるからです。

犬がゴムを誤飲したことが分かったら、すぐに動物病院に連絡をしましょう。

また、整腸剤などを使って排泄を促す場合もあります。

万が一命の危険があるときには、開腹手術をしてゴムを取り出すことになります。

なかには自力で誤飲物を吐き出させようとする飼い主もいるようですが、これには危険が伴います。

犬を助けるために吐かせようとした結果、犬が重篤な状態に陥ったという悲しいケースも実際にあります。

犬の命にかかわることなので、自己判断するのではなく獣医師の指示に従って行動しましょう。

犬が糸くず(布類)を誤飲したときの対処法

布をくわえる犬 糸くずは体積が小さいため、誤飲しても危険だと感じないかもしれません。

しかし、長い糸くずは腸に絡まって腸閉塞を引き起こす可能性が高いので大変危険です。

犬が糸くずを誤飲したときには、すぐに動物病院を受診しましょう。

このとき、どのくらいの太さ・長さのものを飲み込んだのかをきちんと確認しておくようにしてください。

なお、誤飲した糸くずの一部が口や肛門から出てきたとしても無理に引っ張ってはいけません。

なぜなら、消化管などを傷つけてしまう可能性があるからです。

この場合も、どのように対処すべきかを獣医師に相談するようにしましょう。

犬が靴下や手袋(布類)を誤飲したときの対処法

「なんでそんなものを?」と思ってしまいますが、犬は好奇心旺盛で誤飲が多い生き物です。

まずは心を落ち着けて、冷静に対処することが大切です。

運がよければ犬には何の症状も出ず、誤飲した靴下や手袋は便と共に排出されます。

特に誤飲したものが小さく犬の体が大きい場合は、そのまま排出される可能性が高いといえます。

しかし体のサイズに対して大きなものを飲み込んでしまった場合は、誤飲物が胃にとどまってしまったり、腸を詰まらせてしまったりすることがあります。

このような状態になると、嘔吐や腹痛、食欲不振などの症状が犬に現れます。

また、靴下や手袋を噛みちぎって飲み込んでしまうこともあります。

このときは前述の糸くずを誤飲した場合と同様の状況になるので、大変危険です。

どちらにしても、犬が靴下や手袋を誤飲したときの最善の対処法は獣医師の指示を仰ぐことです。

犬が軍手を誤飲したときの対処法

犬が軍手を誤飲するときは、丸のみすることが多いと思います。

口の小さい小型犬が軍手を丸のみすることは考えづらいですが、大型犬であれば十分にあり得ます。

軍手はサイズが大きいため、腸までいくことはほとんどありません。

そのため便に混じって排泄されることは期待できないので、唯一の対処法は「吐き出させること」です。

もし吐き出させることができなければ、開腹手術をして軍手を取り出すことになります。

しかし、手術は犬にとっても負担がかかります。

吐き出させることができるように、少しでも早く動物病院に連れていくようにしてください。

犬が木製のもの(爪楊枝や串)を誤飲したときの対処法

犬がよく誤飲する木製のものとしては、爪楊枝や焼き鳥の串、木片などが挙げられます。

そして、爪楊枝や串と他の木製品との一番の違いは「先が尖っていること」です。

犬がこれらを誤って飲み込むと、内臓に刺さって傷をつけてしまう恐れがあるのです。

犬が爪楊枝や串を誤飲したときの一番の対処法は、やはり動物病院に連れていくということです。

誤飲した後も犬が元気でいるとつい様子見でいいと思ってしまいがちですが、少し経ってから容体が急変する可能性は十分にあります。

症状が出ていないからといって安心せずに、すぐに獣医師に診てもらいましょう。

なお、オキシドールなどを使って自力で吐かせようとすると逆効果になることもあります。

事態を悪化しては大変なので、決して無理に吐かせたりしないようにしましょう。

犬が尖っていない木製品を誤飲したときの危険性は?

アイスの棒や割り箸などの尖っていない木製品を誤飲したときは、そのまま飲み込んだ場合には爪楊枝や串のように内臓に突き刺さるといったリスクは低いといえるでしょう。

しかし、だからといって問題ないというわけではありません。

なぜなら、誤飲物によって腸閉塞に陥る可能性があるからです。

そして、小腸で完全閉塞が起こってしまうとショック症状が引き起こされることもあります。

誤飲による腸閉塞は、それだけ危険なものなのです。

木製のものは金属製のものとは違い、レントゲンを撮っても発見できるとは限りません。

しかし、獣医師であれば犬を助けるために最善の判断をしてくれるはずです。

すぐに動物病院に犬を連れていって、状況を話してみてください。

犬が画鋲やガラスを誤飲したときの対処法

犬が画鋲やガラスなどを誤飲したときには、すぐに動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

「小さいから大丈夫」などと自己判断するのは危険なので、必ず獣医師に相談してください。

なお誤飲したものを吐きださせようとすると、出てくるときに食道などを傷つけてしまう恐れがあります。

事態を悪化させないためにも、無理に吐き出させるようなことは絶対にしないでください。

犬が画鋲やガラスを誤飲したときの症状

犬は、画鋲やガラスなどの鋭利なものでも構わず飲み込んでしまいます。

また、釣り針や釘、カミソリなどを誤飲してしまうこともあります。

当然ながら、誤飲物が口の中や消化管の中を傷つけてしまう恐れもあります。

また、運が悪いと器官に穴が開いてしまうこともあります。

このときには、食欲不振や腹痛、嘔吐、発熱などの症状が現れます。

動物病院で行われる処置

動物病院では、まずレントゲン撮影やバリウム造影などで異物を確認します。

このときに、リスクが低いと判断されれば経過観察になります。

排泄されるのを待つときには、自然と排便を促すことのできる食事をたくさん与えましょう。

しかし、消化管を傷つけるリスクが高いときには誤飲物を取り除く処置が必要になります。

このときには、内視鏡による処置や開腹手術が行われることが多いようです。

犬がファスナーやボタン、ヘアゴムを誤飲したときの症状

ファスナーやボタン、ヘアゴムなどを誤飲したときは、犬の大きさと誤飲物のサイズによっては無症状のまま便と共に排泄されます。

特に大型犬は腸が太いため、そのまま排泄される可能性が高いといえるでしょう。

しかし、必ずしも何事もなく済むとは限りません。

大きいものを誤飲してしまったときには、誤飲物が腸に詰まって腸閉塞を引き起こしてしまうことがあります。

大きなボタンなどを飲み込んだときには特に注意が必要です。

犬がリボンや紐を誤飲したときの症状

犬がリボンや紐を誤飲したときの症状はファスナーやボタン、ヘアゴムを誤飲したときの症状と基本的に同じです。

しかし、リボンや紐のように細長いものを誤飲した場合はよりリスクが上がります。なぜなら、腸の中で絡まってしまう危険があるからです。

紐状のものが腸に絡まってしまうと、腸がギュッと圧縮された状態になります。そしてその状態が続くと血流が止まり、結果として腸管が壊死してしまいます。

紐状のものは飲み込みにくそうに見えるため「誤飲するわけがない」と思ってしまいがちですが、実際にはリボンや紐の誤飲事故は多発しているため、決して油断できないといえるでしょう。

犬がリボンや紐を誤飲したときの対処法

犬がこれらを誤飲したときの一番の対処法は、やはり獣医師に相談するということです。

まずは動物病院に連絡し、現在の状況について話をしましょう。もし来院するように言われたら、すぐに動物病院に向かうようにしてください。

動物病院では、レントゲン撮影やバリウム造影、超音波などで異物の確認をします。

もし誤飲物が順調に腸の中を移動しているようであれば、経過観察になることが多いようです。

しかし、リスクが高いと判断された場合には異物を取り除く処置が取られます。

主な方法としては、内視鏡による処置や外科的手術などが挙げられます。また、誤飲してすぐであれば吐き出させるという方法もあります。

また、腸管がすでに壊死してしまっている場合には切除が必要になります。

腸管を切除するときには、犬の体にかなりの負担がかかるということを覚悟しておきましょう。

犬が紙を誤飲したときの対処法

犬が紙を誤飲するという事故は、しばしば起こっています。

トイレットペーパーなどの水に溶ける紙であればあまり心配はありませんが、ほとんどの紙は水に溶けないため、腸閉塞の原因となる可能性があります。

特に大量に紙を誤飲してしまった場合には、元気そうだからといって様子見するのは危険です。

まずは、動物病院に電話して指示を仰ぐようにしてください。

犬が卵の殻を誤飲したときの対処法

結論から言うと、卵の殻は犬が食べても問題ありません。

むしろ、栄養を摂らせるためにあえて犬にパウダー状にした卵の殻を与える飼い主もいるほどです。

卵の殻にはカルシウムがたっぷりと含まれており、骨や関節を強くしてくれます。老化防止や疲労回復などの効果も期待でき、いいことずくめです。

そのため、犬がゴミ箱に入っている卵の殻を食べてしまっても特に問題はありません。

しかし、きちんと噛み砕かずに食べてしまうと胃腸炎や食道炎などの引き起こすことがあります。

もし嘔吐などの症状がみられたら、獣医師の診察を受けるようにしましょう。

犬が爪を誤飲したときの対処法

爪を食べてしまう犬は、思いのほか多いようです。

爪は、たとえ誤飲してしまっても喉などに引っかかっていなければ問題ありません。

ただし、犬の様子がおかしくないかどうかは念のため確認しておくようにしましょう。

つけ爪を食べてしまったときも同様で、それほど心配する必要はありません。

しかし、犬の様子がいつもと違う場合やどうしても不安な場合などは動物病院に連絡をして相談してみるようにしてください。

犬が銀紙を誤飲したときの対処法

銀紙は体内で消化されないため、小さなものであれば便に混じって出てくることが多いようです。

しかし、大きな銀紙であれば腸に詰まってしまう可能性があります。

特にトイプードルやチワワなどの超小型犬は腸が細いので、念のため動物病院で診てもらうといいでしょう。

なお、通常の銀紙であればレントゲン撮影では写りません。

そのため、バリウム造影などをすることになります。病院に連れていくときには、何も食べさせないようにしておきましょう。

犬が桃の種を誤飲したときの対処法

桃の種はりんごの種や柿の種などと比べるとサイズがかなり大きく、飲み込むと大変危険です。

なぜなら、桃の種は体内で消化することができず、腸に詰まってしまう可能性があるからです。

特に小型犬は腸が細いため、桃の種が腸に詰まる可能性が高いといえます。

一度腸に詰まってしまった桃の種を取り出そうとすると大手術になってしまうので、桃の種が胃にあるうちに開腹手術が行われることもあるようです。

なお、誤飲後に犬が元気そうにしていたとしても安心はできません。

胃に留まっていた桃の種が数か月~数年後に急に動き、腸に詰まるケースもあるためです。

症状のあるなしにかかわらず、犬が桃の種を誤飲したらすぐに獣医師に診てもらうようにしてください。

犬が綿を誤飲したときの対処法

犬が綿を誤飲してしまうことは、決して少なくありません。

おもちゃのぬいぐるみを噛みちぎって中に入っている綿を飲み込んでしまうこともあれば、コットンなどの小さな綿を口に入れてしまうこともあります。

綿による誤飲事故は頻繁に起きるため、綿を飲み込んだときにどのような影響が出るのかは知っておきたいところです。

綿を飲み込んでしまったときに最も注意したいのは腸閉塞です。

腸閉塞になるリスクは飲み込んだ綿の量によって異なります。

多くの綿を誤飲してしまった場合は、まずは動物病院で診察を受けさせるようにしましょう。

犬が磁石を誤飲したときの対処法

磁石を誤飲した場合は、小さなものであれば問題なく排泄される可能性が高いといえます。

しかし、大きなものであれば綿と同様に腸閉塞の原因になります。

とはいえ、どのくらいの大きさの磁石であれば危険ということは一概にはいえません。

腸の太さも犬によってそれぞれ異なるので、これくらいのサイズなら大丈夫と自己判断してしまうのは危険だといえるでしょう。

犬が磁石を飲み込んだときには、まずは獣医師に相談することをおすすめします。

なお、動物病院を受診するときには飲み込んだ磁石の種類を確認しておくようにしましょう。

犬がメガネを誤飲したときの対処法

メガネを誤飲するときには、噛み砕いて飲み込むことがほとんどだと思います。

このとき、メガネは非常に鋭利な状態になります。

ガラスほどの鋭さではないとはいえ、胃や腸を傷つけるには十分な鋭さだといえるでしょう。

もちろん時間が経てば自然と便に混じって排出される可能性はありますが、腸を通るときに腸壁に傷をつけてしまうかもしれません。

犬がメガネを飲み込んでしまったときには、すぐに動物病院へ向かいましょう。

なお獣医師により危険性が高いと判断した場合には、開腹手術を勧められることもあるようです。

犬がピックを誤飲したときの対処法

ギターを弾くときに使用するピックは、種類によって素材や形が異なります。

主な素材としては、セルロイド、ナイロン、ポリアセタール、デルリン、メタルなどがあります。

このうち最もよく使用されるのは柔軟性の高いセルロイドですが、セルロイド製のピックが内臓を傷つけるリスクは十分にあります。

また、腸閉塞の原因になる可能性もあるといえるでしょう。犬がピックを誤飲してしまったときには、まずは獣医師に連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。

犬がダンボールを誤飲したときの対処法

ダンボールは、少量であれば胃の中でボロボロになってから排泄されます。

犬が排便するときには、その都度中身をチェックして飲み込んだダンボールが出ているかを確認しましょう。

ほんの少しダンボールを飲み込んだ程度であれば大事に至ることは少ないようですが、ダンボールが体外に出るまでは注意深く犬の様子を観察してください。

また、飲み込んだ量が多く心配な場合は念のため動物病院を受診することをおすすめします。

犬が耳かきを誤飲したときの対処法

耳かきの材質が木である場合、犬が噛んだ部分は尖った状態になっていると考えられます。

その場合、一番心配なのは胃や腸に傷がついてしまうことです。

細かく噛み砕いて飲み込んだ場合でも、念のため動物病院でチェックしてもらうといいでしょう。

木はレントゲンでは写りませんが、獣医師であれば適切な処置を施してくれるはずです。

なお、犬が排便したときには便に混じって耳かきが出てきていないかを入念に確認するようにしてください。

犬が絆創膏を誤飲したときの対処法

絆創膏をまるまる飲み込んだような場合、胃や腸などの消化器官に貼りついてしまうことはほぼありません。

ほとんどの場合は、便と一緒に出てくるでしょう。

ただし、便をチェックしてもなかなか出てこないときには念のため獣医師に相談してみたほうがいいかもしれません。

また、犬の様子がおかしいと感じたときにはすぐに動物病院に連れていくようにしてください。

犬がマスクを誤飲したときの対処法

マスクには紙製のものと布製のものがありますが、どちらも腸に詰まって腸閉塞を引き起こす可能性があります。

たとえ症状が出ていなかったとしても、まずは動物病院に連れていってあげてください。

このとき、飲み込んだマスクと同じものを持参すると診察がスムーズに進みますよ。

犬が耳栓を誤飲したときの対処法

耳栓は、意外にも犬が誤飲してしまいやすいものの一つです。

大好きな飼い主の匂いが染みついているので、つい口に入れてしまうようです。

耳栓は、それほど小さなものではありません。

そのため、特にチワワのような超小型犬であれば耳栓が胃に留まってしまう可能性は十分にあります。

どのくらいのサイズのものかを確認したうえで、動物病院に連絡することをおすすめします。

犬がガーゼを誤飲したときの対処法

ガーゼのような柔らかいものは、誤飲しても安全そうなイメージがあるかもしれません。

しかし、実はガーゼの誤飲は大変危険です。

なぜなら、腸に絡みついてしまう恐れがあるからです。

これが原因で消化管のどこかが詰まってしまうと、最悪の場合は死につながります。

犬が元気そうにしているととりあえず様子を見ておこうと思ってしまいますが、症状が出てからでは手遅れになってしまう可能性もあります。

少しでも早く動物病院へ行って、診察を受けるようにしてください。

腸に詰まって腸閉塞を起こしてしまうと大変なことになりますが、胃に留まっている状態であれば取り出すことができるはずです。

もし夜中に誤飲してしまったときには、朝一番で動物病院に連れていくようにしましょう。

犬がティッシュを誤飲したときの対処法

犬はティッシュが大好きです。

飼っている犬が大量にティッシュを出して遊んでしまい困っているという飼い主は多いのではないでしょうか。

もちろんティッシュを部屋中に散らかされるのは困りものですが、一番困るのは勢い余って相当な量を誤飲してしまったときです。

ティッシュはトイレットペーパーとは違い、胃の中に入っても溶けません。

そのため、飲み込んだ量によっては腸に詰まってしまう可能性があります。

たかがティッシュといえども、飲み込んで安全とは言えません。

特に誤飲した量が多いときには、動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

また誤飲を防ぐためにも、普段からティッシュでは遊ばせないようにしてください。

犬がテープを誤飲したときの対処法

市販されているセロハンテープのほとんどは、体に害のない安全な素材で作られているものがほとんどです。

樹脂や天然ゴムで作られているセロハンテープを多少飲み込んだからといって、体に大きな影響が出るとは考えにくいといえるでしょう。

しかし、セロハンテープが胃の粘膜に張り付くことはありませんが、稀に食道にくっついてしまうことがあるようです。

めったにないケースではありますが、一応注意しておく必要はあります。

犬がセロハンテープを飲み込んだ後は便に混じって出てきているかをその都度確認しましょう。

また少しでも様子がおかしいと思ったら獣医師に連絡するようにしてください。

犬がクッションや毛布を誤飲したときの対処法

クッションやぬいぐるみなど、ふわふわしたものを噛みちぎって誤飲してしまう犬は少なくないようです。

しかし、中に入っている綿が腸に詰まってしまうと大変危険です。

まずは動物病院に連絡して、指示を仰ぎましょう。

また、寒さ対策のために与えた毛布をかじって誤飲してしまう犬もいるようです。

この場合も、誤飲した量が多い場合は注意しなければいけません。

なお、毛布をいつもボロボロにしてしまうのはストレスが溜まっているサインである可能性もあります。

毛布を噛みちぎる行動が続くようであれば、生活の中にストレスの原因がないか探してみてください。

犬が絨毯を誤飲したときの対処法

中には、絨毯をかじって食べてしまう犬もいるようです。

ほんの少しであれば便と共に排泄される可能性が高いと考えられますが、長い糸を飲み込んでしまったような場合は腸に絡まる恐れがあるので注意が必要です。

フローリングのような滑りやすい床は犬の足腰に悪いため、滑りにくいカーペットの床にしている飼い主は多いと思います。

しかし、もし噛み癖や誤飲癖があるのであれば逆効果です。

普段から絨毯を噛んでいるようであれば、違う床にすることを検討してみてください。

犬が消しゴムを誤飲したときの対処法

消しゴムは体内で消化・吸収されないため、飲み込んだ消しゴムのサイズと犬の大きさによっては胃や腸の中を通過してそのままの形で排泄されます。

しかし、消しゴムが腸に詰まって腸閉塞を引き起こしてしまうということも十分に考えられます。

まずは、動物病院に行って獣医師に相談してみてください。

犬が鉛筆を誤飲したときの対処法

鉛筆をくわえる犬 鉛筆や色鉛筆をバリバリと食べてしまう犬は少なくないようです。

しかし、これはやはり犬にとって危険な行為で、噛んでから飲み込んだとしても胃や腸を傷つけてしまう危険があります。

鉛筆を飲み込んだ直後に犬が元気そうにしていると安心してしまいますが、症状の有無にかかわらずすぐに動物病院に連れていってください。

なお、鉛筆を誤飲したときにはご飯やおやつなどを与えてはいけないことに気を付けましょう。

犬がボールペンを誤飲したときの対処法

ボールペンを誤飲したときにまず心配になるのがインクの影響ですが、ボールペンのインクは誤って飲んでもあまり害がないように作られています。

これは、人間の子供がボールペンで遊んでいるときにインクを誤飲してしまう可能性があるためです。

とはいえ、身体の小さい犬がインクを誤飲したときの影響は分かりかねます。また、ボールペンは先が尖っているため胃を傷つけてしまう可能性は十分にあります。

まずは自己判断で対処するのではなく、動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

犬がクリップを誤飲したときの対処法

クリップは小さいため、通常であればそのままの形で便と共に排泄されることが多いと言えます。

もちろん念のため動物病院で診てもらうのがベストですが、心配し過ぎる必要はありません。

しかし、問題になるのは犬が飲み込む前にクリップを噛んでしまった場合です。

クリップが変形して先端が出ている形になっていると、胃や腸などの臓器を傷つけてしまう恐れがあります。

また、そのような場合にはオキシドールや食塩を使って吐き出させることもできません。

なぜなら、吐き出すときに食道が傷ついてしまうためです。

クリップが変形している場合は、一刻も早く動物病院で診てもらいましょう。

クリップが胃に残っている場合は、内視鏡などで取り除くことができるはずですよ。

犬がホッチキスを誤飲したときの対処法

ホッチキス飲み込むと、胃や腸を傷つけてしまう可能性があります。

特に、閉じていない状態のホッチキスを誤飲してしまった場合は大変なことになります。

腸まで入ったホッチキスを取り除くときには、かなりの大手術になります。

そのため、腸まで行く前に獣医師に診てもらうことが大切です。

犬がホッチキスを誤飲したことに気が付いたら、少しでも早くかかりつけの動物病院に向かうようにしてください。

犬が金具を誤飲したときの対処法

金属線をかじる犬
犬は、おもちゃや金具などの小さなものをすぐに口に入れてしまいがちです。

しかし、金具は食べ物ではないので口に入れていいわけがありません。

臓器を傷つけたり消化管に詰まったりする可能性があるのはもちろんのこと、時間が経って金属がさびると体に悪影響を及ぼしてしまいます。

犬が金具を飲み込んだときには、動物病院へ行って獣医師の指示を仰ぎましょう。

自然に排泄されそうな状態で経過観察することになったときには、どのような食事を与えるべきかなどを聞いておきましょう。

犬がネジを誤飲したときの対処法

飲み込んだのがサイズの小さいネジであれば、運がよければ自然と排泄されます。

しかし、だからといってネジを飲み込んだ後にしばらく様子見をするのはおすすめしません。

なぜならネジが胃を傷つける可能性があるほか、腸に詰まってしまう恐れもあるからです。

ネジが胃にあるうちであれば、内視鏡などで取り除くことができます。

しかし、腸に詰まったネジを取り除くためにはかなり大掛かりな手術が必要です。

手術は犬にも大きな負担になるため、できるだけ避けたいですよね。

犬がネジを誤飲したときには、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

なお、ネジがビニールに入っている状態でも危険であることには変わりません。

早急に診察を受けるようにしてください。

犬がボールチェーンを誤飲したときの対処法

ボールチェーンとは、金属製のボールが連なっているチェーンのことです。

幅広い用途に使われているボールチェーンですが、犬が誤飲することが多いのはアクセサリーに使われているボールチェーンではないでしょうか。

ボールチェーンは、短いものであれば便と共に問題なく排泄される可能性が高いといえるでしょう。

しかし、ある程度の長さがあるものだと腸に絡まってしまう恐れがあります。

ボールチェーンを飲み込んでしまったときには動物病院に行き、きちんとレントゲンを撮って状況を確認してもらうことをおすすめします。

犬が銅線を誤飲したときの対処法

鋭い銅線を飲み込んでしまったときには、胃をはじめとした消化管を傷つけてしまう可能性があります。

銅線はレントゲンを撮れば確認できるので、誤飲したかどうか定かでない場合もすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。

なお、犬が何かを誤飲してしまったときにオキシドールや食塩を飲ませて吐き出させようとする人がいますが、銅線を飲み込んだときにこれをするのはおすすめしません。

なぜなら、吐き出すときに銅線が食道を傷つけてしまう恐れがあるからです。

また、万が一吐き出せなかったときには体調不良に陥ってしまいます。

銅線を飲み込んだときに自己判断で何かをするのは大変危険です。

無理に自力で対処しようとするのではなく、必ず獣医師に相談して指示に従うようにしてください。

犬がプラスチックやポリエステルを誤飲した場合の対処法

インテリアをかじる犬 犬がプラスチックやポリエステルを誤飲してしまうことは多く、特にプラスチックの誤飲で動物病院にかかる犬は多いようです。

小さなかけら程度であれば自然と排泄される可能性が高いといえますが、飲み込んだものの大きさによっては体内で悪さをすることもあります。

プラスチックやポリエステルのものの中で犬が誤飲する可能性があるものとしては、結束バンド、イヤホン、ペットボトル、キャップなどが挙げられます。

特に犬はペットボトルを噛んで遊ぶのが好きなため、強く噛んで壊してしまった拍子に誤飲してしまうことが多いようです。

また、イヤホンをコードごと飲み込んでしまうと腸に絡まってしまう危険があるため、他のものの誤飲に比べてリスクが高いといえるでしょう。

プラスチックやポリエステルの誤飲が原因で起こりうる病気

プラスチックやポリエステルを誤飲してしまったときに起こりうる病気としては、「気道閉塞」「食道閉塞」「腹膜炎」「腸閉塞」の4つが挙げられます。

■気道閉塞

気道閉塞は、気道(空気の通り道)が塞がることによって呼吸困難に陥ってしまうことです。

誤飲が原因で起こる病気の中で、最も早急な対処を必要とするのがこの気道閉塞です。

■食道閉塞

食道閉塞は飲み込んだものが食道に詰まってしまう病気で、嘔吐を繰り返す、よだれを垂らすなどの症状がみられます。

そのため誤飲したことに気が付かなくても、体調の異変にはすぐに気が付くことができます。

■腹膜炎

腹膜炎は腹腔内の炎症です。誤飲物によって消化管穿孔が起こり、腹腔内に感染、炎症が広がり、腹膜炎となることがあります。

激しい腹痛、発熱などの症状が出ることが多く、命を落とすこともある危険な状態です。

■腸閉塞

腸閉塞とは腸に異物が詰まったり、腸が重なり合うことで内容物が通らなくなってしまう疾患で、初期症状としては食欲不振や嘔吐などがあります。

これが続くと腸管壊死につながり、最悪の場合はこれが原因で死に至ることもあります。

犬がフェルトを誤飲してしまったときの対処法

フェルトを誤飲した場合は、サイズの小さなものであれば自然に排出される可能性が高いといえます。

しかし、その大きなフェルトを飲み込んだときには腸を詰まらせてしまう恐れがあります。

特に小型犬では危険性が高いので、念のため動物病院に連絡するといいでしょう。

なお、フェルトはレントゲン撮影をしても写りません。

そのため、フェルトを誤飲したときにはバリウムを飲ませて現在の位置を確認する必要があります。

病院に連れていっても、すぐに結果が出ないかもしれないことは覚悟しておきましょう。

犬がビーズを誤飲してしまったときの対処法

ビーズはサイズが小さいため、少しの量であれば便と共に排出される可能性が高いといえるでしょう。

しかし、犬は飼い主の予想をはるかに超えたことをします。

飼い主が気付かないうちに、犬が驚くほどの量のビーズを食べてしまうこともあるのです。

誤飲の量が多いときには、すぐに動物病院に連れていってください。

犬が棒を誤飲してしまったときの対処法

手芸で使う棒を誤飲してしまうということも考えられます。

手芸の棒はそれなりの長さがあるため、飲み込む前には噛んで短くしていることでしょう。

そのため、棒の誤飲ではささくれが胃や腸を傷つけてしまう恐れがあります。

この場合も、一番の対処法は病院に連れていくことです。

木の棒はレントゲンで写すことはできませんが、獣医師が最適な処置を施してくれることでしょう。

犬が綿を誤飲してしまったときの対処法

綿は柔らかいため、わたの誤飲が原因で内臓が傷つくことはないといえるでしょう。

しかし、飲み込んだわたの量によっては腸が詰まってしまうことは十分にあり得ます。

腸が詰まってしまう腸閉塞は非常に恐ろしく、食症状としては嘔吐や下痢、食欲の低下などがみられます。

また、腸が完全に閉鎖されてしまうと腸管が壊死し、最悪の場合は死に至ります。

「たかが綿だから」といって、様子見でいいと自己判断してはいけません。

必ず獣医師に連絡して、指示を仰ぐようにしてください。

犬がスポンジを誤飲したときの対処法

食器を洗うスポンジには、食べ物の匂いが染みついています。

また、食べ物そのものが付いている場合もあります。

そのため犬にとってはおいしそうに見え、ついぱくっと食べてしまうことがあるようです。

スポンジは食べ物ではないため、犬の体内で消化されることはありません。

そのため、時間が経てばそのままの形で便と共に排出されます。

きちんと体外に排泄されたかを確認するためにも、スポンジを誤飲した後はその都度便の中身を確認しましょう。

しかし犬の大きさや飲み込んだスポンジの大きさによっては、スポンジが腸で詰まってしまうことがあります。

特にスポンジを丸ごと飲み込んでしまった場合は、何事もなく排泄される可能性は低いといえます。

スポンジを飲み込んだときの一番の対処法は、動物病院でスポンジを取り出してもらうことです。

スポンジが胃の中にある状態であれば、吐き出させる、内視鏡で取り出すなどの処置をすることができます。

しかし、誤飲したスポンジがすでに胃から腸に移動してしまっている場合は開腹手術をしなければいけません。

これは大手術で、犬にも大きな負担をかけてしまいます。

開腹手術をしなくて済むようにするためにも、誤飲に気が付いたらすぐに動物病院に行くようにしてください。

犬がキッチンペーパーを誤飲したときの対処法

キッチンペーパーを飲み込んだ場合の症状や危険性は、スポンジを飲み込んだ場合と同様です。

少量であれば自然と排泄されますが、大量に飲み込んだ場合には腸閉塞になる危険性があります。

また、キッチンペーパーが使用済みのものである場合はさらに注意が必要です。

例えばハンバーグを作るときに使ったキッチンペーパーを食べてしまったのであれば、それは犬にとって危険な食材である玉ねぎの成分を体内に入れてしまったことになります。

毒性のある成分を胃の中に入れたときには、獣医師が行う処置も変わってくるかもしれません。

動物病院へ行くときには、そのようなことも併せて報告するようにしてください。

犬がアルミ箔やラップを誤飲したときの対処法

アルミ箔を頭に乗せた犬
アルミ箔やラップも、犬が誤飲しやすいキッチン用品の一つです。

アルミ箔やラップを飲み込んだ場合にも、まずは動物病院で診察を受けることをおすすめします。

アルミ箔は、レントゲン撮影をすれば体内のどこにあるかがすぐにわかります。

その様子を見ながら、獣医師が経過観察するべきか何らかの処置をするべきかを判断してくれるでしょう。

また、ラップは腸の中にへばりついてしまうことがあります。

ビニールを誤飲したことによる犬の死亡事故はとても多いので、すぐにでも動物病院へ向かうようにしてください。

犬がサプリメントを誤飲したときの対処法

サプリメントは、栄養補給や健康増進を目的に飲むことがほとんどだと思います。

そのため、犬がサプリメントを誤飲しても「健康にいいから大丈夫」と思ってしまうかもしれません。

しかし、それは大きな間違いです。サプリメントの誤飲が、犬に悪影響をもたらす可能性は十分にあります。

サプリメントはそもそも人間のためにつくられたものなので、犬にとっては毒になり得るということをまずは認識しましょう。

万が一人間用のサプリメントを犬が誤飲してしまったときには、まずは動物病院に連絡しましょう。

飲み込んだサプリメントの種類と量を伝えれば、対処法を教えてもらえるはずです。

サプリメントを誤飲しても問題が起こらない場合もありますが、念には念を入れ、早めに獣医師に相談するようにしてください。

犬が葉酸を誤飲したときの対処法

葉酸は、水溶性ビタミンB群に属する栄養素です。

赤ちゃんの健康のために必要なため、妊娠前や妊娠中の女性のための葉酸サプリメントが数多く販売されています。

人間にとって重要な葉酸は、犬にとっても大切な栄養素です。

また前述したように葉酸は水溶性ビタミンであるため、過剰摂取した分は尿として体外に排出されます。

このことから、サプリメントの誤飲による葉酸の摂りすぎを心配する必要はあまりないといえるでしょう。

しかし、葉酸以外の成分がメインで含まれている場合は注意する必要があります。

また、大量に誤飲してしまった場合には添加物の影響が心配です。不安に思ったら、遠慮なく獣医師に相談するようにしてください。

犬がマカを誤飲したときの対処法

マカはアンデス山脈に自生する植物で、サプリメントにしばしば含まれています。

体のパワーを回復してくれる効果があるため、マカのサプリメントは年齢を感じ始めた中高年の男性・女性を中心に人気があるようです。

マカのサプリメントには、多くの場合は亜鉛が含まれています。

本来であれば健康増進に寄与する亜鉛ですが、これを過剰摂取するとミネラルの吸収を阻害してしまいます。

マカのサプリメントを大量に誤飲してしまったときには、念のため動物病院で診てもらってください。

犬が石鹸を誤飲したときの対処法

お風呂場やシンクに置いていある石鹸を食べてしまうというのは、好奇心旺盛な犬であれば十分あり得ることです。

半分、あるいは丸ごと飲み込んでしまったという例もあるようです。

石鹸は、基本的にはそれほど毒性が強いものではありません。

しかし、食べた量や犬の大きさ、石鹸の種類によっては下痢や腹痛、吐き気、喉の腫れなどの症状が出ることがあります。

かといって、無理に吐かせようとすると石鹸が気管に入って肺炎につながってしまう可能性があります。

まずは胃粘膜を保護するために水を飲ませ、様子を見ましょう。

少しでも様子がおかしいと思ったら、すぐに病院に連れていくようにしてください。

犬が洗剤を誤飲したときの対処法

洗濯用洗剤と犬
私たちが日常的に使っている化学洗剤は、石鹸よりも身体に悪いイメージがあります。

しかし、少しの量の誤飲であれば問題になることはほとんどありません。

チワワやトイプードルなどの小型犬でも、小さじ1杯くらいの量であれば特に心配する必要はないでしょう。

ただし、誤飲した量が多いと中毒症状に陥ることがあります。

中毒になるとよだれ、嘔吐、けいれん、呼吸困難などの症状が現れるので、大量に誤飲した場合や不安がある場合には動物病院で念のため診てもらいましょう。

なお、中毒症状は誤飲してすぐに起こるわけではありません。

15~60分ほど経ってから症状が出始めることが多いので、犬が洗剤を誤飲した後はよく様子を観察するようにしてください。

犬が柔軟剤を誤飲したときの対処法

柔軟剤には、界面活性剤が含まれています。そのため、誤飲してしまうと胃や腸が炎症を起こしてしまう可能性があります。

まずは、応急処置として水を飲ませて粘膜を保護しましょう。

その後、動物病院に行って診察を受けましょう。

少し経ってから容体が急変することもあり得るので、たとえ症状がなくても獣医師に診てもらうようにしてください。

犬が漂白剤を誤飲したときの対処法

石鹸や洗剤、柔軟剤以上に誤飲したときの危険性が高いのが、漂白剤です。

漂白剤には、腐食性のある「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれています。

そのため、漂白剤を誤飲してしまうと消化管に炎症が起きることがあります。

症状としては、嘔吐や吐血、よだれなどがあります。

漂白剤は毒性が高いためすぐに吐き出させたくなりますが、吐かせると食道を傷つけてしまう恐れがあります。

まずは粘膜を保護するために水を飲ませ、すぐに動物病院を受診しましょう。

なお、大量に水を飲ませすぎると吐いてしまうので注意してください。

また、漂白剤は皮膚に付着しただけでも発疹や水疱などの原因になります。

漂白剤が犬の皮膚についてしまった場合には、ヌメりがなくなるまでしっかりと洗い流してあげてください。

そして、漂白剤が目に入った場合には最悪の場合は失明します。水でしっかりと洗い流してから、動物病院に行って獣医師に診てもらってください。

犬がオキシドールを誤飲したときの対処法

オキシドールは、主に消毒や漂白などに用いられる過酸化水素溶液です。

オキシドールを飲ませると犬に吐かせることができるため、犬が誤飲したときのために家にオキシドールを常備している人もいるのではないでしょうか。

犬に吐かせたいときに使用できることから、オキシドールには毒性がないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、犬の大きさや飲み込んだ量によっては胃が荒れるなどの症状が出てしまいます。

犬がオキシドールを誤飲した場合も、犬にオキシドールを飲ませた場合も、念のため動物病院に連れて行くようにしましょう。

犬がホウ酸団子を誤飲したときの対処法

ホウ酸団子は、多くの人がゴキブリ駆除剤として使用しています。

ホウ酸団子は市販されていますが、最近では材料をそろえて自分で作る人も多いようです。

ホウ酸は毒性が高く、その毒によってゴキブリを駆除しています。

もちろん犬にとってもホウ酸は有毒で、犬の体重1㎏あたりの致死量は1.5~3.0gとなります。

そして、中毒症状が現れるのはこれよりもずっと少ない量です。

ホウ酸中毒の症状としては、主に嘔吐や下痢などの消化器症状が挙げられます。

また、摂取量が多い場合は神経症状が出ることもあります。

体重の軽いチワワやトイプードルなどの犬種の場合は、ホウ酸団子を1個食べただけでも重症になる恐れがあります。

また自家製のホウ酸団子は1個当たり約7gのホウ酸を含んでいるため、より危険だといえるでしょう。

犬がホウ酸団子を誤飲したときには、すぐに動物病院に連れていってください。

誤飲してから時間が経っていなければ、吐かせる処置をしてくれるはずです。

なお、すでにホウ酸が吸収されてしまっているときには輸液や利尿剤を使っての処置が行われます。

犬が殺虫剤を誤飲したときの対処法

一般的に広く使用されている殺虫剤はピレスロイド系と呼ばれており、そのほかはピレスロイド系に分類されます。

ピレスロイド系殺虫剤は犬を含めた哺乳類に対してはあまり毒性を示さないので、吸い込んでしまったとしてもあまり心配する必要はないといえるでしょう。

しかし、殺虫剤の中でも有機リン系殺虫剤は犬に対して非常に高い毒性を持つので注意が必要です。

これを摂取してしまうと、よだれ、筋肉のけいれんや麻痺、呼吸困難などの症状が現れます。

なお、この症状は殺虫剤が皮膚に付着しただけでも起こり得ます。

毒性の高い殺虫剤を摂取してしまった場合には、すぐに動物病院へ急ぎましょう。

催吐や胃洗浄、活性炭の投与などの処置を行ってくれるはずです。

なお、虫を寄せ付けないことを目的とした防虫剤に含まれている成分は殺虫剤に含まれている成分とほぼ同じです。

殺虫剤ほどの濃度で配合されているわけではありませんが、誤飲したときの症状はほぼ同じだといえるでしょう。

犬が害虫用の駆除剤を誤飲したときの対処法

ゴキブリ駆除剤の有効成分はフィプロニルで、それ以外の成分は小麦粉などの食品にも使われるものです。

フィプロニルはゴキブリだけではなく人間にも犬にも有害ですが、駆除剤に含まれているフィプロニルは非常に微量です。

そのため、舐めた程度であれば問題はないようですが、食べてしまったときには、念のため動物病院で診てもらうようにしてください。

犬が乾燥剤を誤飲したときの対処法

乾燥剤は空気中に含まれている水分を吸収するものです。

乾燥剤に使用される成分としては、主にシリカゲルやシリカエタノール、塩化カルシウム、石灰石などがあります。

シリカゲルはケイ酸のゲル脱水・乾燥させたもので、食品の乾燥剤および衣服の吸湿剤としてよく使用されています。

シリカエタノールはシリカゲルにエタノールを吸着させたもので、防カビ効果や酸化防止効果が期待できます。

シリカゲルとシリカエタノールはどちらも毒性が低く、多少誤飲してしまったとしてもほぼ問題ありません。

それに対して、塩化カルシウムと石灰石は強い毒性を持っています。

誤って口にしてしまうと、粘膜の炎症や潰瘍の原因となることがあります。

また、目に入ると結膜や角膜を傷つけてしまう恐れがあります。

犬が乾燥剤を誤飲したときには、まずは誤飲した乾燥剤の成分を調べてください。

パッケージを見ても分からない場合は、メーカーに問い合わせましょう。

調べた成分がシリカゲルやシリカエタノールの場合は、あまり心配する必要はありません。

しかし、使われている成分が塩化カルシウムや石灰石だった場合はすぐに動物病院を受診してください。

また、目に入った場合にはしっかりと流水で洗うようにしましょう。

犬が脱酸素剤を誤飲したときの対処法

脱酸素材とは、鉄の酸化作用を利用した鮮度保持剤のことです。

乾燥剤と脱酸素剤は混同してしまいがちですが、乾燥剤は水分を吸収し、脱酸素剤は酸素を吸収します。

ほとんどの脱酸素材の主成分は鉄粉のため、間違って飲み込んでしまってもそこまでの悪影響はありません。

よく使用されている脱酸素材の一つとしてエージレスが挙げられますが、こちらも鉄粉やビタミンCなどから作られているため口に入っても問題ありません。

大量に食べてしまったときには何かしらの症状が出るかもしれませんが、ほとんどの場合は心配する必要はないといえるでしょう。

しかし、脱酸素剤が入っている袋ごと飲み込んでしまった場合は問題です。

なぜなら、袋の角が食道や消化器官などを傷つけてしまう恐れがあるからです。

犬が袋ごと脱酸素剤食べた可能性があるときには、動物病院で診てもらうようにしましょう。

犬が保冷剤を誤飲したときの対処法

保冷剤を誤飲したときに問題になるのが、保冷剤に含まれている「エチレングリコール」という成分です。

エチレングリコールは摂取量が多いと中毒を起こすことがあり、中毒になると神経症状、低カルシウム血症、腎障害などの症状が現れます。

そして、最悪の場合は死に至ります。

犬が保冷剤を誤飲したときには、まずは含有成分を確認しましょう。

エチレングリコールが含まれているようであれば、犬がどれくらいの量を食べたかを確認してからすぐに動物病院を受診してください。

動物病院では、誤飲してから間もないうちであれば催吐処置が行われます。

また、活性炭や下剤が投与されることもあります。

犬がライターを誤飲したときの対処法

ライターの中には液体が入っていますが、この液体は圧力がかけられていない大気中では気体になります。

そのため、犬がライターを噛んで誤飲したとしても液体を飲み込んでしまうことはほぼありません。

ただし、ガスを吸い込むことによる影響は否定できません。

また、ライターの容器が腸管を傷つけたりすることも考えられます。

ライターを誤飲したときには、念のため獣医師に診てもらいましょう。

犬がマッチを誤飲したときの対処法

マッチを誤飲してしまったときに一番気になるのは、マッチの先の赤い部分の毒性だと思います。

結論から言うと、日本のマッチは「安全マッチ」と呼ばれており、飲み込んだからといって中毒になる危険はほぼありません。

そのため、飲み込んだ本数が1本程度であればそこまで心配はいらないといえます。

しかし、大量に飲み込んだときには念のため獣医師の診察を受けるようにしましょう。

犬がろうそくを誤飲したときの対処法

犬用ケーキに刺さったろうそく
ろうそくは、犬の体内で消化・吸収されることはありません。

そのため、ほとんどの場合は便と混じって自然に排泄されます。

ほとんどのろうそくは自然のものからできているため、ろうそくを少量飲み込んだ程度であればそれほど心配はないといえます。

しかし、大量に飲み込んだ場合やどうしても心配な場合は獣医師に相談してみることをおすすめします。

犬が油を誤飲したときの対処法

ファンヒーターなどに使用する灯油を誤飲してしまうと、肺炎を発症することがあります。

これは「灯油肺炎」と呼ばれており、重症な場合は命にかかわります。

肺炎は48時間以内に発症するので、犬が灯油を誤飲したら少しでも早く動物病院へ行きましょう。

なお危険だからといって無理に吐き出させると、灯油が気管に逆流してしまうことがあります。

自己判断での処置は逆効果になりかねないので、必ず獣医師の指示に従うようにしてください。

犬がタバコを誤飲したときの対処法

タバコの吸い殻のニオイを嗅ぐ犬 タバコの誤飲は非常に多く、犬の誤飲事故の1割を占めるともいわれています。

しかしタバコの誤飲は非常に危険で、最悪の場合には命を落とすこともあります。

タバコの誤飲が危険なのは、タバコにニコチンが含まれているからです。

ニコチンによる致死量は、5㎏の小型犬であれば2本、10㎏の中型犬であれば4本、20㎏の大型犬であれば8本が目安となります。

なお、ニコチン中毒になる量は致死量の約8分の1ほどです。

ニコチン中毒の症状は、誤飲してから約15分~40分後に出始めます。

一般的な症状としては、興奮、ふるえ、嘔吐、よだれ、下痢、血便、血尿、幻覚、幻聴などがあります。

犬がタバコを誤飲すると、その刺激によって自然と嘔吐して吐き出すことが多いようです。しかし、だからといって安心はできません。タバコを誤飲したことが分かったら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

なお、犬がタバコを誤飲したときには絶対に水を飲ませてはいけません。

水にニコチンが溶け出ると、体内への吸収が早まってしまうからです。

誤飲後は食べさせたり飲ませたりせず、そのまま動物病院へ直行してください。

犬が洗口液を誤飲したときの対処法

洗口液は万が一飲み込んでも問題がないように作られているため、人間が少量誤飲してしまっても心配する必要はないといえます。

しかし、犬が人間用の洗口液を誤飲したのであれば話は別です。

犬の消化管は人間の消化管よりも繊細なため、何かしらの異常が現れる可能性があります。

特に注意が必要なのは、洗口液にアルコールが含まれている場合です。

犬は人間とは違い、アルコールを分解する酵素をもっていません。

そのため、少量でも中毒を起こしてしまう可能性があります。

チワワやトイプードルなどの超小型犬であれば、少しの量でも命にかかわるといえるでしょう。

また、キシリトール配合の洗口液も犬にとって危険性が高いといえます。

キシリトール入りの洗口剤は爽快感が得られるため好んで使用している人も多いと思いますが、犬にとってキシリトールは毒でしかありません。

キシリトールの中毒症状は早くて10分程度で現れ、嘔吐や下痢、ふらつき、発作などの症状を呈します。

そして、アルコールを摂取した場合と同様に最悪の場合は死に至ります。

犬が洗口液を誤飲してしまったときには、まずは動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

このとき、飲み込んだ洗口液にどのような成分が入っているのかをあらかじめ確認するようにしてください。

犬が人間用の歯磨き粉を誤飲したときの対処法

犬用の歯磨き粉は、基本的に食べられる成分からできています。

しかし、人間用の歯磨き粉はそもそも吐き出さなければいけないものです。

もちろん誤って飲み込んでも安全なようにできていますが、犬が飲み込んだときの安全性は保障されていません。

犬に対する歯磨き粉の毒性は成分によって異なりますが、一番危険なのはやはりキシリトールが配合されている場合です。

キシリトール配合の歯磨き粉を誤飲した場合は、早急な対応が必要となります。

また人間用の歯磨き粉には発泡剤や香料などが多く含まれており、それらが原因で犬が体調を崩すことも考えられます。

消化不良などを起こすことがあるので、念のため動物病院で診てもらうといいでしょう。

犬が入れ歯洗浄剤を誤飲したときの対処法

入れ歯洗浄剤には漂白剤や化粧品などに幅広く使用されている過ホウ酸ナトリウムが含まれています。

過ホウ酸ナトリウムは毒性が強く、誤飲した量によっては中毒を起こす可能性があります。

中毒を起こしたときの症状はホウ酸団子などを食べたときとほぼ同様で、主に嘔吐や下痢などです。

誤飲してから時間差で症状が出ることもあるので、誤飲した直後に元気そうにしていても安心はできません。

必ず動物病院に連れて行って、獣医師に診断してもらうようにしてください。

犬がぬいぐるみを誤飲したときの対処法

ぬいぐるみのおもちゃ ぬいぐるみは、犬が好むおもちゃの一つです。

しかし他のおもちゃに比べると耐久性が劣るため、頻繁に遊ばせているとあっという間にボロボロになってしまいます。

そして、ボロボロになったぬいぐるみから出てきた綿などを誤飲してしまう犬は少なくないようです。

綿を誤飲した場合は、少量であれば自然と排泄されることが多いようです。

しかし、大量に飲み込んでしまった場合は腸に詰まって腸閉塞を起こす恐れがあります。

特にトイプードルやチワワなどの超小型犬は腸が細いので要注意です。

ぬいぐるみの綿などを飲み込んだときには、まずは動物病院に連絡して指示を仰いでください。

犬の大きさや飲み込んだ量を踏まえ、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

また、受診するように勧められた場合にはすぐに動物病院に向かうようにしてください。

犬がスーパーボールを誤飲したときの対処法

スーパーボールは変則的な動きをすることから、興味をもつ犬も非常に多いでしょう。

縁日から持ち帰った大量のスーパーボールを飲み込み、急患として運び込まれるケースはテレビなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。

飲み込んだボールの大きさにもよりますが、ボールを口にした直後なら口をおさえて取り出すのが最も安全です。

とはいえ、自力で吐き出させるにはリスクが伴います。誤飲してすぐであれば動物病院で吐き出させる措置をしてくれるので、急いで動物病院に向かってください。

このとき、あらかじめ電話で状況を伝えておくことを忘れないようにしましょう。

犬がスライム(おもちゃ)を誤飲したときの対処法

スライムは伸びがよくゼリー状であるため、犬もつい口に入れたくなってしまうようです。

しかし、スライムは誤飲したときの危険性が高いものの一つです。

家庭でスライムを作るときにはホウ酸を使用しますが、ホウ酸を使用しているスライムを食べて中毒になると吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ます。

重症であれば、けいれんや腎障害を起こすこともあります。

また、スライムには無機リン酸塩が含まれていることもあります。

無機リン酸塩を摂取した場合もホウ酸を摂取した場合と同様に吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が起こり、さらには心電図異常、昏睡、けいれんなどの症状が出ます。

スライムを誤飲した場合は、誤飲した量にかかわらず動物病院で診てもらうべきです。

なお、動物病院へ行くときには飲み込んだスライムの成分の確認を忘れないようにしてください。

犬がコイン・硬貨を誤飲したときの対処法

犬が硬貨を誤飲してしまっても、それによって中毒症状を示すことはありません。

そのため、消化管の中を通過して便と共に排出されれば問題ありません。

しかし、誤飲してからしばらくが経過しても硬貨が排出されない場合は要注意です。

硬貨が胃に長期間留まっていると胃粘膜を刺激するため、食欲不振や嘔吐などの原因になってしまうためです。

そして、硬貨を誤飲したときに一番気を付けたいのは腸が詰まってしまう腸閉塞です。

1円玉や10円玉などの小さな硬貨の誤飲でも腸閉塞になる可能性はあるので、十分に気を付ける必要があります。

犬が硬貨を誤飲したときには、症状のあるなしにかかわらず獣医師に診てもらいましょう。

硬貨であれば、レントゲン撮影をすればどこにあるのかを確認できます。

このとき、腸閉塞の危険性があると判断されれば内視鏡による摘出などの処置が行われます。

早めの処置が大切なので、できるだけ早く受診するようにしてください。

犬が革製品を誤飲したときの対処法

犬が革製品を誤飲した場合、喉につっかえていなければすぐには症状は出ないはずです。

しかし、だからといって安心はできません。

なぜなら、硬貨を誤飲した場合と同様に腸閉塞に陥る可能性があるからです。

特にトイプードルやチワワなどの体の小さな犬種は、腸が細いため腸閉塞になりやすいといわれています。

飲み込んだ物の大きさによっては、すぐに動物病院で診察を受けることをおすすめします。

犬の誤飲で相談が多いもの一覧【屋外】

犬が石を誤飲したときの対処法

一部の動物は内臓機能が弱っている時などに(消化を助けるため、栄養を補うためなどに)石などを飲み込むという行動を見せる場合があります。

単純に異食症ということもありますが、いずれにせよ飲み込んだ石は体内で消化されないため、サイズの小さなものであれば自然と便に混じって排泄されます。

しかし、石のサイズや犬の大きさによっては消化管のどこかで石が詰まってしまうことがあります。

体内で石が詰まると、嘔吐、腹痛、血便、元気がなくなるなどの症状が現れます。

小さな石であれば飲み込んでも害にはならないものの、どのくらいの大きさであれば大丈夫ということはいえません。非常に小さな砂利を飲み込んだ場合以外は、動物病院で診てもらったほうが無難だといえるでしょう。

なお、石をしょっちゅう食べようとする場合は病気が原因の可能性があるので要注意です。

貧血気味の犬は、足りない分の鉄分を補おうとして石や壁、金属などをかじってしまうのです。

石を食べる癖が直らないというときは、病気の可能性を疑ってみてください。

犬が木の枝を誤飲したときの対処法

木の枝は、散歩中に犬が誤飲してしまう代表的なものです。

基本的には消化されずにそのまま便と一緒に排泄されますが、枝がとがっていたりサイズが大きかったりすると消化管を傷つけてしまう可能性があります。

また、道路に落ちている木の枝には何が付着しているか分かりません。

たとえ誤飲した木の枝のサイズが小さくても、念のため動物病院で診てもらうと安心ですよ。

犬がどんぐりを誤飲したときの対処法

秋になると、道路にたくさんのどんぐりが落ちていることがありますよね。

小さなどんぐりに興味をそそられて、つい食べてしまう犬は多いことと思います。

どんぐりの主な成分はでんぷんとタンニンで、このうち問題となるのがタンニンです。

少量であれば解毒作用などのよい効果を発揮してくれるタンニンですが、摂取量が多いと下痢や便秘、消化管障害などにつながります。

特にコナラやミズナラのどんぐりはタンニンを多く含んでいるので要注意です。

また、道端に落ちているどんぐりはカビが生えていたり除草剤が付着していたりする場合があります。

そのことを考えると、少量の誤飲だったとしても念のため獣医師に診てもらったほうがいいといえます。

誤飲してすぐであれば吐かせることも可能なので、早めに動物病院に向かうようにしてください。

犬が肥料を誤飲したときの対処法

一般的な肥料は、窒素、リン酸、カリを主成分としています。

このような肥料であれば毒性はあまり高くないため、少量の誤飲であれば神経質になる必要はないといえます。

しかし、大量に摂取すると嘔吐や下痢などの消化器症状を起こすことがあります。

また、肥料の中にはホウ酸が含まれているものがあります。

ホウ酸は消化管や肝臓、腎臓をはじめとした多くの器官に悪影響を与え、最悪の場合は昏睡状態に陥ることもあります。

しかし、誤飲をしてから間もないうちであれば動物病院で嘔吐や胃洗浄などの対処ができます。

肥料を誤飲したときには、動物病院で診察を受けましょう。このとき、飲み込んだ肥料の種類や量などをきちんと伝えられるようにしてください。

【症状別】犬が誤飲した後に体調を崩したときの対処法

ここでは、犬が誤飲したときに起こりやすい嘔吐、吐血、下痢、血便、腸閉塞への対処法をご紹介します。

犬の嘔吐への対処法

誤飲したときに嘔吐する理由の一つとして、体が異物を体外に出そうとしているということが考えられます。

嘔吐することで、胃の中に留まっている異物を何とか吐き出そうとしているのです。

犬が誤飲した後に嘔吐すると、つい「吐いたからもう安心」と思ってしまいがちです。

しかし、たとえ嘔吐したとしても誤飲物が吐き出されていなければ意味がありません。

どうしても誤飲物が出てこないときには、何らかの処置が必要になります。

犬の吐血への対処法

犬が誤飲後に吐血した場合、誤飲物が器官に物理的刺激を与えて出血を起こしている可能性が考えられます。

吐血した場合の対応は、何を誤飲したかによって異なります。

まずは、すぐに獣医師に診てもらうようにしてください。

犬の下痢への対処法

誤飲の後に下痢の症状が出る理由は誤飲の後に嘔吐する理由と同じで、体内に入った異物を外に出そうとするからです。

下痢と嘔吐を繰り返すような状態になることも少なくありません。

下痢や嘔吐をしていると心配になってしまいますが、無症状のほうがいいというわけではありません。

無症状の場合も、動物病院での診察や経過観察などの対応をとることをおすすめします。

犬の血便への対処法

誤飲後の便に血が混じっている場合、誤飲したものが腸に傷をつけてしまった、または腸炎を起こしている可能性が考えられます。

また、便の外側だけに血がついている場合は、肛門に近い部分で出血していると考えられます。

もし誤飲物が腸に留まってしまっているのであれば、何とかして取り出す必要があります。状況によっては、開腹手術が必要になることもあります。

犬の腸閉塞への対処法

犬が誤飲事故を起こしたときに気を付けなければいけないものの一つが、腸閉塞です。

腸閉塞とは、腸に何かが詰まって正常に機能しなくなる状態を指します。

犬の体が小さい場合や大量に誤飲した場合は、腸閉塞に陥る可能性が高いといえるでしょう。

腸閉塞の主な症状としては、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振、元気がなくなる、脱水などが挙げられます。

そして腸が完全に塞がってしまった場合には激しい腹痛に襲われ、呼吸は浅く早くなります。

この状態が続くと最終的に腸管が壊死し、最悪の場合は命を落とすこともあります。

一番大切なのは、腸閉塞になる前に誤飲物を取り除くということです。

胃に留まっている間であれば、内視鏡などで取り除くという選択肢もあります。

誤飲物が腸まで行くと取り除くのが難しくなってしまうので、少しでも早く処置をすることが大切です。

腸閉塞によって腸管が壊死すると腸を摘出しなくてはいけなくなるため、犬にも大きな負担がかかります。

そのような事態を避けるためにも、できるだけ早く動物病院で診てもらうようにしてください。

【症状別】犬が誤飲した後に風邪のような様子を見せたときの対処法

犬が発熱しているときの対処法

犬が熱を出す原因としては細菌感染などが考えられますが、内臓が炎症を起こすことによって発熱することもあります。

誤飲した後に熱を出した場合は、肺炎や胃腸炎を起こしている可能性を疑ってみてください。

犬の発熱は決して珍しいことではありませんが、体力のない子犬や老犬の場合は発熱が原因で命を落とすこともあります。

犬が熱を出していることに気付いたら、決して楽観視せずに動物病院を受診するようにしましょう。

熱中症による発熱の場合は身体を冷やすなどの応急処置が推奨されますが、誤飲による発熱に対して解熱の処置をするのは非常に危険です。

自己判断で処置をせず、速やかに診察を受けられるよう動くことを優先しましょう。

犬がよだれを垂らしているときの対処法

何かを誤飲してしまったとき、誤飲物が食道に突っかかって場合があります。

誤飲した後によだれを垂らしてえずいているのであれば、それは食道に詰まってしまっているのかもしれません。

また、中毒症状によってよだれを垂らすこともあります。

チョコレートや保冷剤など犬に毒性があるものを誤飲した後によだれを垂らしているのであれば、それは中毒症状の一つだといっていいでしょう。

よだれを垂らしているときの対処法はその原因によって異なりますが、早急な治療が必要になることもあります。

特に誤飲物が食道に詰まっているときには、呼吸困難に陥る可能性があります。

一刻も早く獣医師に診てもらうようにしてください。

犬が貧血になったときの対処法

犬が食べると貧血を引き起こすものとして、玉ねぎが有名です。

貧血の原因となる有毒成分は有機チオ硫酸化合物で、体内に酸素を運ぶために必要な赤血球を破壊します。

その結果、溶血性貧血が引き起こされます。

犬が玉ねぎを食べたときには、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

玉ねぎに特異的な解毒剤は残念ながらありませんが、誤飲から間もないうちであれば催吐処置、点滴、吸着剤、抗酸化剤の投与などの処置を施してくれます。

また、溶血性貧血の症状が出ている場合は輸血をすることもあります。

犬が肺炎になったときの対処法

犬が誤飲したときに嘔吐させて誤飲物を吐き出させることはよくあります。

しかし、この時に誤飲物が気管に入ってしまうと肺炎の原因となってしまいます。いわゆる「誤嚥性肺炎」です。

犬が肺炎になったときの主な症状としては、咳、吐き気、呼吸困難、発熱、食欲不振などがあります。

また元気がなくなり、運動も嫌がるようになります。

肺炎になったときは、抗生物質の経口投与のほか、輸液やネブライザー処置が行われます。

犬が何かを誤飲したときには、誤飲物が体外に出るまでは安心できません。

誤飲後も元気に遊んでいたにもかかわらず、急に様子が変わるということは十分にあり得ます。

大切なのは、何かおかしいと思ったらすぐに対処することです。

風邪のような症状だとつい油断してしまいがちですが、重症である可能性もあるのですぐに獣医師に診てもらうようにしてくださいね。

犬が誤飲したときに行う検査や費用などについて

犬が誤飲したときの一番の対処法は、やはり動物病院に行って獣医師に診てもらうことです。

そして、動物病院で最初に行うことはほとんどの場合は検査です。

ここでは、犬が誤飲したときの検査方法及び検査費用についてまとめました。

レントゲン検査

最初に行われることが多いのは、レントゲン検査です。

プラスチックや布類などはレントゲンには写りませんが、金属類や大きな骨を飲み込んだときにはレントゲンで確認することができます。

また、竹串のようなものも噛み砕いていなければ場合によってはレントゲンでの診断が可能です。

レントゲンで確認できた場合は、時間をおいて再度レントゲン撮影をすることで誤飲物の消化管内での動きをチェックすることができます。

このとき、順調に腸管内を移動しているようであれば経過観察となることが多いようです。

バリウム造影検査

レントゲンでは写らない、あるいは写りにくいものを誤飲したときに行われるのがバリウム造影検査です。

レントゲン撮影ほどはっきりと誤飲物の存在を確認することはできませんが、水分を含んだ布などであれば比較的しっかりと写るようです。

バリウム造影検査ではバリウムを飲ませますが、腸閉塞を起こしているとその部分より先にバリウムが流れません。

そのため、バリウム造影検査では誤飲物だけではなく腸閉塞の確認もすることができます。

なお、バリウム造影検査はレントゲン撮影のようにすぐに終わるものではありません。

時間がかかるということは覚悟しておきましょう。

血液検査

血液検査は、主に中毒性物質を飲み込んだときに行われます。

医薬品などを飲み込んだ場合には、誤飲した医薬品の種類が分かるものを必ず持参するようにしましょう。

スムーズに検査が行われれば、速やかに治療を行うことができます。

血液検査では、内臓などに異常が出ていないかを調べることができます。

また、貧血の状態を知りたいときなども血液検査が必要になります。

内視鏡検査

胃の中に入っている誤飲物を取り出したい場合には、内視鏡検査が行われます。

特に腸閉塞を起こす可能性が高い場合などは、内視鏡検査が行われることが多いようです。

なお、内視鏡検査をするときには全身麻酔がかけられます。

しかし、すでに誤飲物が腸の前半ではなく後半にまで至ってしまっているときは内視鏡検査はできません。

この場合は、開腹手術をして誤飲物を取り出すことになります。

犬が誤飲したときの検査費用

人間のように治療費がかさみやすいぶん、検査を受けるにあたって気になることの一つが費用だと思います。

検査費用は動物病院や犬の大きさ、検査内容の詳細によって変わってきますが、目安となる費用は以下の通りです。

レントゲン検査 5,000~8,000円
バリウム造影検査 10,000~20,000円
血液検査 5,000円~(検査項目による)
内視鏡検査 40,000~60,000円

このように、検査だけでもそれなりの費用が掛かります。

また、バリウム造影検査や内視鏡検査を行うときには場合によっては入院が必要となります。

入院するときには、検査費用とは別に入院費用がかかります。

また、動物病院に行ったときにすでに何らかの症状が出ているようであれば、検査と並行して治療も行う必要があります。

この場合も請求額は多めになるので、お金は念のため多めに用意しておきましょう。

犬が誤飲した際の入院期間などについて

犬が誤飲して動物病院を受診するときには、状況によっては胃洗浄、点滴、内視鏡手術、開腹手術などの処置が行われます。

また、検査内容や治療内容によっては入院が必要になることもあります。

ここでは、入院における費用などについてまとめました。ぜひ参考にしてください。

胃洗浄

誤飲してから1時間以内であれば、胃内容物を吸引洗浄する胃洗浄の処置を行うことができます。

これは犬にとって毒性の高いものを飲み込んだときに有効で、チョコレートなどを誤飲すると胃洗浄が行われることがあります。

胃洗浄の費用は、5,000円前後のことが多いようです。

しかし、胃洗浄するときには犬に全身麻酔をかける必要があるためプラスで費用がかかります。

なお全身麻酔をかけなければいけないことから、犬の年齢や状態によっては胃洗浄という治療法が選べない場合もあります。

点滴

犬が誤飲したときには、点滴の処置が取られることがあります。

点滴をすることで、毒物の排泄を促す効果が期待できます。

点滴は1回あたりの相場は、1,500円~8,000円ほどです。

手術等に比べると1回あたりの費用は高くありませんが、入院して何度も点滴を受けることになるとそれなりの費用になります。

内視鏡手術

何を飲み込んだかがはっきりと分かっており、かつ誤飲物が胃に留まっている場合は、内視鏡手術で取り除くことができます。

腸閉塞を引き起こす可能性が高い場合は、内視鏡手術が選択される場合が多いようです。

内視鏡手術をするときには全身麻酔をかけなければいけませんが、体を切開することはありません。

そのため、犬の負担を最小限に抑えられるといえるでしょう。

内視鏡手術をする場合は、検査費用や麻酔費用を含めて30,000~50,000円ほどすることが多いようです。

なお、大型犬の場合はこの費用にさらに10,000~20,000円ほどプラスされます。

開腹手術

内視鏡手術は体への負担が少ないことがメリットですが、誤飲物が大きすぎる場合は内視鏡手術は適応できません。

また、誤飲物が胃から腸後半へと移動してしまうと内視鏡手術ができなくなります。

内視鏡での摘出が不可能な場合に行われるのが、開腹手術です。

身体への負担が大きく入院も必要になりますが、腸閉塞の可能性がある場合やすでに腸閉塞を起こしている場合は開腹手術をしなければいけません。

開腹手術をするときには、術前の検査や麻酔、術後の点滴や注射、入院にも費用がかかります。

これらをすべてトータルすると、10万~20万円ほどかかることが多いようです。

なお、犬の状態や入院日数などによって費用はかなり変動します。

犬の入院費用の目安

犬が入院するときの1日当たりの費用は、およそ10,000円ほどです。

しかし動物病院によって入院費は異なり、1日3,000円のところもあれば1日10,000円以上するところもあるようです。

入院期間は犬の状態によってまちまちなので一概にはいえませんが、例えば開腹手術をするときには5日間ほど入院することが多いようです。

そのため入院費用は50,000円で、これにプラスして手術費用等がかかります。

犬が入院したときには、やはり費用は大きくなってしまいます。

入院するときには、必ず費用について確認しましょう。

どうしても入院させたくないという場合は他の病院へ行くこともできますが、愛犬の命がかかっていることをよく理解したうえで判断してください。

動物は人間のように保険がきかないため、治療をするとかなり費用がかさんでしまいます。

また、大きな治療をすると犬の身体にも負担をかけてしまいます。

やはり、犬の誤飲はあらかじめ防ぐに越したことはありません。特に子犬を飼っている場合は、普段から犬が誤飲しにくい環境を整えるように心がけてくださいね。

また、最近ではペットの”もしも”に備えて、ペット保険に加入する人も多くなっています。

急な出費に備えたいという人は、ぜひこちらも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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