2018年11月21日

夜間救急診療にペットを連れて行く際の注意点

飼っている犬の具合が急に悪くなったり、事故・ケガをしてしまったとき、一刻も早く診療してもらいたいですよね。

でもそれが夜間だった場合、いつもの動物病院は閉まっていて連れていけません。

そんなときに利用するのがペットの夜間救急診療を行っている病院です。

夜間救急診療を利用する際の注意点を事前に把握しておき、いざというときに大切なペットを守ってあげましょう。

ペットの夜間救急診療とは?

診察を受けるダックス かかりつけ医に行くことのできない夜間に、ペットの救急診療を行ってくれる病院があります。

紹介も不要で、緊急時に電話連絡をすれば迅速に救急処置を行ってくれます。

病院によっては往診を行っていたり、動物救急車を利用することもできます。

必要に応じで緊急手術を行う場合もあるなど、いざというときに頼れる病院です。

夜間救急専門でやっている病院もあれば、日中以外にも夜間の対応を行っている病院もあります。

病院によって診療できる動物が変わりますが、犬や猫は基本的にどの病院でも診療してもらえるでしょう。

診療時間は病院により異なりますのでよく確認する必要があります。

ちなみに診療料金ですが、夜間救急のため通常の動物病院より高めに設定されています。

こんなときは夜間救急診療へ

では、実際にどんな症状が現れたときに夜間救急診療を利用するのでしょうか。

たとえば、以下のような状態は緊急を要するものになります。

・異物誤飲
・嘔吐
・けいれん
・大量のよだれ
・呼吸が荒い
・事故、ケガ

など

ペットは人間と違って言葉が話せませんし、素人目には問題があるかどうかの判断がつきません。

上記のような状態以外でも、いつもと様子が違うということであれば、迅速に病院に連れて行ってあげましょう。


診療までの流れ

抱きかかえられるアメコカ まずは、ペットの夜間救急診療を行っている病院に電話をしましょう。

電話口でペットの種類、年齢、性別といった情報や現在の症状など、事前に把握できることを質問されますので、慌てずに出来る限り正確に伝えましょう。

持ち物についても指定がありますので、忘れないように注意してください。

たとえば、動物健康保険の保険証や、これまでの検査データ、服用中の薬、飼い主の身分証明書等を持参するように指示があるはずです。

電話連絡をして持ち物を確認したら、病院へ向かいます。

このとき、安全面を考慮して必ずリードをつける、もしくはキャリーに入れて連れていきます。

診療後にすべきこと

ソファでくつろぐ犬と飼い主 夜間救急診療で受けられるのは、あくまでも仮診断に基づく救急処置。

診療してもらった後は、必ずかかりつけの動物病院へ連れていき改めて診察してもらいましょう。

夜間救急診療の際のカルテをもらえますので、それをかかりつけの先生に見せれば状態を把握してくれます。

日頃から万が一に備えておく

眠るジャックラッセル ペットの夜間救急診療については、何かが起こる前に把握しておくべきです。

ペットの具合が悪くなっている最中に、対応病院を調べ始めていたら焦ってしまいますし、診療してもらえるまでの時間もどんどんかかってしまいます。

ネットで検索をすれば、自宅から近い夜間救急診療を行っている病院が調べられます。

病院の場所や電話番号、診療時間、持ち物といった必要な情報が載っているので、メモしてすぐ見えるところに貼っておくと良いでしょう。

また、かかりつけの動物病院の先生に夜間の対応について聞くことも確実です。

その病院が夜間対応していればその情報を、対応していなければ近くの病院を教えてくれます。

まとめ

普段は元気にしているペットの様子が急におかしくなると、びっくりしてしまい行動が遅れてしまう可能性があります。

夜間であっても診療してくれる病院はありますので、慌てずに迅速にまずは電話をしましょう。

いざというときの対応を準備しておくことが、あなたの大切なペットを守ってくれます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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