2017年9月14日

犬と雨の日の散歩に行く?行かない?役立つグッズや嫌がった時の対応は?

犬の飼い主は、毎日の散歩を欠かす事が出来ません。

雨の日も散歩に連れていって愛犬にお願いされる事も少なくないでしょう。

しかし、雨の日の散歩は汚れの他にも注意するべきポイントが幾つかあります。

雨の日の散歩の準備や注意点について確認していきましょう。

雨の日に犬の散歩は必要?

リードをくわえて玄関前で待つラブラドールレトリーバー 飼い主の感覚だと、雨の日に散歩させるのは不憫に思えますが、犬は雨が降っていても基本的に気にしません。

それよりも、犬にとっては散歩に行けない事によって運動不足に繋がりストレスが溜まる原因にもなりますし、外でしか排便できない犬の場合は毎日の散歩が重要になります。

ただし、犬によっては体調などのコンディションによって雨の日の散歩を嫌がったり、性格上苦手とする場合もあります。

やはり犬それぞれで、嫌がる場合は無理に連れ出すことは良いとは言えないでしょう。

雨の振り具合にもよりますが、レインコートなどの雨の日の犬用グッズを活用し、できる限り快適に散歩ができるようにしてあげる工夫は必要と言えます。

また、雨の日に散歩をすると体が冷えてしまいます。

成犬であれば通常は問題ありませんが、子犬や老犬、心臓病などを患っている犬の場合はそれが原因で体調を崩すことがあります。

雨の日は散歩を中止するか、いつもより短めのコースにしてあげましょう。

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雨の日の犬の散歩にはレインコートなどの雨具を

黄色いレインコートを着ているゴールデンレトリーバー 愛犬が雨や泥で汚れてしまうと、家に帰った後が大変です。

帰宅後の作業を少しでも楽にするために、犬には雨具を着用させましょう。

レインコートの活用

犬の雨具で最も一般的なのはレインコートです。

雨に濡れないようにサイズにあったものを選ぶ必要があるので、ショップで試着させてから購入しましょう。

また、レインコートにも種類があるので、犬種や性格に応じて選んであげてください。

マントタイプ


初めてレインコートを着せる場合や犬がレインコートを着たがらない場合は、比較的着せるのが容易なマントタイプのレインコートを選ぶとよいでしょう。

頭をレインコートに通させるのは大変ですが、それさえクリアすればあとは簡単です。

外でも短時間で着せる事が出来るので、急に雨が降ってきた場合に備えた持ち運びにもお勧めです。

オーバーオールタイプ


しっかりと足まで雨から守りたい、長毛種だから可能な限り汚れるのを避けたい、というのであればオーバーオールタイプのレインコートがおすすめです。

着脱はやや大変ですが、犬が雨に濡れないので帰宅した後に手間がかかりません。

四肢を含めたサイズ選びが必要になるので、愛犬に合ったサイズを探すのに手間取ることがあります。


泥除けエプロン


ダックスフンドなどの足が短い犬種が雨の中を散歩すると、泥が跳ね返り、腹が汚れてしまう事があります。それを防ぐためには泥除けエプロンがおすすめです。

他のレインコートと併用して、しっかりと犬を雨から守ってあげましょう。雨の日はもちろんのこと、雨上がりの散歩にも最適です。

犬用の傘


最近では、犬用の傘(ペットアンブレラ)も販売されています。傘の内側に首輪に引っ掛けるためのリングが付いており、犬がレインコートを嫌がる時に重宝します。
しかし、犬用の傘では下からの跳ね返りは防げないので、腹が汚れる事があります。

また、傘が電柱などに引っかかってしまうという報告もあります。商品展開もまだ小型犬用が多いようなので、愛犬に合ったものを選んであげてください。

飼い主もレインコートを

雨の日の散歩では、飼い主も雨具を使われる方が多いと思います。

大型犬を飼われている飼い主は特に、傘ではなくレインコートの着用をお勧めします。

片手が塞がる事で愛犬のコントロールができなくなる恐れがあります。

小型犬や中型兼の場合も、自分の飼っている愛犬をしっかりと制御できるように雨具を選びましょう。

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雨の日の犬の散歩で注意すること

雨上がりで散歩するビーグルと飼い主 雨による体温の低下は、犬が体調不良を起こす原因になりかねません。雨の日の犬の散歩では以下の点に注意しましょう。

水溜りは避ける

オーバーオールタイプのレインコートや泥除けエプロンを着用していても、水溜りは避けるようにしましょう。さまざまな菌が繁殖している可能性があるので、水溜りの水を舐めないように注意しましょう。

また、水溜りの中を歩かせる事で、肉球がふやけて傷つきやすくなります。傷の中に細菌が侵入すると感染症を起こす場合もあるので十分注意しましょう。

濡れたらしっかり乾かす

雨の中の散歩では、レインコートを着せていても多少は濡れてしまいます。家に帰ったら、ドライヤーを使って乾かしてあげましょう。

シングルコートは特に念入りに

犬の被毛の形態は、ダブルコートとシングルコートの2種類に分けられます。ダブルコートとは、オーバーコートとアンダーコートの二重構造になっているもののことです。それに対してシングルコートとは、アンダーコートがほとんどない被毛の形態のことをいいます。

シングルコートの犬は、雨に濡れると地肌まですぐに濡れてしまいます。地肌が濡れたのを放置すると病気にも繋がるので、ヨークシャー・テリア、トイプードル、チワワ、パピヨンなどシングルコートの犬は特に念入りに乾かしましょう。

指の間も忘れずに

雨の日の散歩で最も汚れやすいのは指の間です。乾かす時に忘れる事が多い場所ですが、ここをしっかり乾かしてあげないと指間炎になってしまう場合もあります。乾かす時には、指の間までしっかりと乾かしてあげてください。

耳の中はタオルで

指の間と同様、耳の中も乾かしておきたい部位です。

耳の中が濡れたままになっていると、雑菌が繁殖して外耳炎を起こしてしまう可能性があります。

薄いタオルを指に巻いて、優しく耳の中の水を拭き取ってあげましょう。

嫌がる時は足の間に

乾かす時にドライヤーを嫌がる犬も少なくありません。

そのような時は、あぐらをかいて犬を足の間に入れてあげましょう。

そうすると、犬も落ち着いて暴れなくなりますよ。

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雨の日の散歩以外にできる室内の遊び

室内でおもちゃのボールを見つめる犬 雨が降って散歩に連れていけない時は、いつもよりたっぷりと構ってあげましょう。

ストレスを発散させる事で無駄吠えを減らす事が出来ます。

ボールで遊ぶ

犬は動くものを追いかけるのが大好きです。やり方は簡単で、投げたボールを追いかけて持ってこさせるだけです。

初めは近距離から始めて、ボールを持ってきたらしっかり褒めてあげましょう。

ボールで遊ぶのが初めての場合は、動きを制御できるようにリードをつけるものお勧めですが、リードが家具などに絡まらないように注意が必要です。

おやつを探させる

マンションなどに住んでいる場合は、ボールで遊ぶと足音などで近所迷惑になりかねません。

そのような時は、頭を使う遊びをさせましょう。簡単にできるのは“おやつ隠しゲーム”です。

中におやつを入れておける知育玩具があれば、犬は中身を取り出そうと一生懸命になります。

これなら犬が長時間集中できますし、ストレス発散にもつながります。

ドッグランや犬カフェに連れていく

犬はもともと群れで暮らす動物で、社交性があります。

普段の散歩で他の犬との触れ合いが多いようであれば、ドッグランや犬カフェなどのたくさんの犬が集まる場所に連れて行ってあげるのもお勧めです。

ペット同伴可のお店に連れていく

家の近くにドッグランや犬カフェなどがない方は、ペット同伴可のお店に連れて行くのもお勧めです。

ペット同伴可のお店はあまり多くありませんが、ホームセンターではペットを連れ込めるところも多いようです。

カートに乗せることになりますが、喜んで乗ってくれる犬も多いようです。

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まとめ

雨の中散歩する赤い服の女性と黒い犬の後ろ姿 犬は猫とは違い、毎日適度な運動をする必要があります。

雨が降っていても、可能な範囲で散歩に連れて行ってあげるのが理想ですが、散歩中や帰宅後は身体が冷えないように工夫してあげてください。

また、散歩をしない場合は、家で遊んであげたり、愛犬とお出掛けするのもいいでしょう。

少しでも天候に左右されないように備える事で、愛犬との生活もより一層楽しいものになります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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