2018年2月8日

老犬が喜ぶ3つのこと【遊ぶ・褒める・つくる】

犬は人間よりも加齢が早いため、白髪や目の濁りにふと気づいて「もうそんな年か」と驚かれる方もいらっしゃることでしょう。

一緒に走り回ったりといったような遊びが出来なくなるため、コミュニケーションの方法も限られてきますね。

年をとった愛犬を少しでも楽しませる方法はないか、についてお話します。

【1】一緒に簡単なゲームを楽しむ

飼い主の手に前足を伸ばしているチワワ 年をとっても“おやつ”は大好き、というワンちゃんは多いでしょう。

おやつをもらえる喜びはもちろんですが、飼い主とのスキンシップも老犬にとって嬉しいものです。

また、ゲームにより嗅覚をはじめとした五感を使うため、脳が刺激されることで認知症予防のひとつとしても役立ちます。

「最近はおもちゃにも反応しないから、もう楽しくないのかも……」という気遣いからゲームをやらなくなってしまう飼い主の方もいますが、逆に年をとっても楽しめるゲームを探してあげる方が犬のためになります。

老犬でも楽しみやすいゲーム

①「どっちでしょう」ゲーム

方法は非常に簡単です。

愛犬の好みの”おやつ”を使い、その臭いを嗅がせた後に左右どちらかの手の内に隠します。

犬に『どっちに入ってるか?』を当てさせ、正解であればおやつを与えます。

②おやつ探しゲーム

好みの”おやつ”の臭いを嗅がせた後に、犬に気づかれないよう毛布やクッションの下に隠します。

宝探しかのように部屋中を探し回って楽しむゲームなので、軽い運動にもなります。

【2】たくさん褒める、撫でてあげる

飼い主に首元を撫でられているゴールデンレトリバー 犬は何歳になっても、飼い主に褒められる事や撫でられることが大好きです。

ゲーム遊びが上手に出来たら沢山褒めてあげてください。

そして、積極的に撫でてあげて下さい。

若い時ほど大きな反応を見せないかもしれませんが、静かに喜んでいることがほとんどです。

撫でる、ブラッシング等のスキンシップを頻繁にしておくことは健康管理にもなります。

例えば、スキンシップを拒否するような仕草をみせてきて、その周辺の不調に気づくきっかけになるケースもあります。

老犬を撫でる時のコツ

一般的に犬が撫でられて気持ちがよい部位は『顎の下』といわれています。

他には、耳の後ろにもツボが密集していますから、飼い主さんが上手にマッサージするような気持ちで触ると癒し効果もあります。

顎の下や耳周り、首の周り、しっぽから背中にかけて、お腹(お腹を見せてる時)は犬が喜ぶ部分だと覚えておきましょう。


【3】狭くて薄暗い場所を作る

クッションに埋もれて眠っているボストンテリア 犬は狭くて薄暗い場所を好みます。理由は落ち着くからで、これは狼から受け継いだ習性であるという説もあります。

雷や騒音などに驚いた時、狭い場所に入り込んだことはありませんか?

ゆっくりと睡眠を取りたい時に、狭く薄暗い場所に入っていく事もあります。

特に老犬になると『静かに暮らしたい』と思うようになるので、より安心で落ち着く場所が必要になります。

犬が普段過ごす場所とは別に、狭くて薄暗い場所を作ってあげると犬も安心して過ごせるでしょう。

場所を作る際に、新たに何かを買う必要はありません。

ソファやクッションなどを利用し適度な隙間の『狭くて薄暗い場所』を作ってあげるだけでも効果があり、犬は凄く喜ぶはずです。

最後に。愛犬が子犬の頃を思い出すときっとシンプル

白髪が目立つチワワが座っている様子 老犬になると、昔のように散歩で大喜びしたり、おもちゃひとつで大はしゃぎしたりするようなシーンは減るかもしれません。

だから愛犬が今何をしたら喜ぶのか、わからなくなってしまうことだってあります。

でも、犬の体力や反応に変化があっても、あなたに撫でられただけで喜ぶ一面はまったく変わっていないはずです。

愛犬が家に来たばかりの子犬の頃、思ったより小さくて、そして自分自身がまだ慣れていなくて、恐る恐る撫でた経験はありませんか?

あの時のように、ただゆっくりと撫でてあげるだけでもいいんです。

トイレができる度に「えらいね!」と声をかけるだけでもいいです。

「まだ難しいかな~?」と、ゲームの内容を工夫しながら気楽に遊ぶだけでいいです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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