2018年2月12日

老犬(シニア犬)の夜泣きがひどいのは何が原因?

犬を飼っている人の中には、老犬の夜泣きで悩んでいる人も少なくありません。

老犬の夜泣きは、飼い主にとって辛いものでもありますが、犬自身にとっても、辛く決して楽なものでもありません。

今回は、対策を含めて原因から詳しく解説していきます。

老犬の夜泣きと認知症は大きく関係している?

伏せてどこかを見るゴールデン 犬に限らず、人も老化が進むと認知症を発症する恐れがありますが、認知症は老犬にも起こる病気のひとつです。

老犬が認知症になった場合には、主に以下のような症状が起こります。

・夜泣きをするようになる
・トイレの失敗が増える
・徘徊するようになる
・フラフラしている
・攻撃的、または甘えん坊になる

これらが、老犬の認知症のサインと言われていますが、夜泣きをする老犬は認知症の可能性が非常に高いため、早めに病院へ連れて行き、専門の医師に相談しておくことが大切です。

また多くの場合、老犬の夜泣きは精神的な負担が原因となるので、精神を安定させることを目的に、抗うつ剤や抗てんかん剤が処方されます。

老犬(シニア犬)が夜泣きをする原因とは?

こちらを見つめる犬 老犬のトラブル症状に多い夜泣きですが、これは子犬や成犬にも起こりうる生理現象で、その場合は低く唸る鳴き声なのが特徴です。

また、場合によっては何時間も夜泣きが続くケースもあり、家族の睡眠を妨げるなど、飼い主がノイローゼや寝不足になるケースも少なくありません。

体の痛み

老犬になると、人と同じように関節の節々に痛みが出てくることがあり、夜になると体の痛みで夜泣きをすることがあります。

今では、そんな老犬のためにサプリメントが販売されているので、散歩のときに歩き方がおかしい場合は、専門の医師に診てもらい、相談した上で試してみるのも良いでしょう。

不安

床に伏せる犬 老犬は、どうしても耳が遠くなり、目も見えにくくなってきます。

そのため、精神的に不安定になりやすく、その不安から夜泣きや無駄吠えをすることがあります。


老犬の夜泣きの正しい対処法とは?

老犬の夜泣きは、飼い主の睡眠を妨げてしまうため、つい愛犬に対してイライラしてしまうこともあるかと思います。

しかし、愛犬の夜泣きが止まらない場合は、犬を叱ったり、無理に止めようとするのではなく、以下のような対処法をとることをオススメします。

医師の診察を受ける

医師に抱っこされるチワワ 上記の通り、老犬の夜泣きは認知症の症状の可能性があるため、医師に早めに相談して診てもらうことが重要です。

たとえ、愛犬が認知症でない場合も、医師に相談することで飼い主のストレスが減り、的確なアドバイスを受けられます。

一緒の部屋に寝る

精神的な不安によって夜泣きをしているときは、一緒の部屋で寝るだけでも犬に大きな安心感を与えることができます。

よって夜泣きがひどいという場合には、愛犬の不安感を取り除くように、優しく撫でてあげましょう。

そもそも犬は、飼い主の態度にとても敏感なので、飼い主自身が不安になっていたり、ストレスを抱えていると、それが愛犬に伝わってしまいます。

そうならないためにも、飼い主は自分をまずリラックスさせ、お互いにとって落ち着く環境づくりをしていきましょう。

まとめ

上を見上げる小型犬 これまでに老犬の夜泣きについて詳しく解説しましたが、精神的な問題である認知症から身体のトラブルまで、原因はその犬ごとによって大きく異なるのが特徴です。

大切な家族の一員だからこそ、愛犬に夜泣きの症状が出た場合は、早めに獣医師に相談し、適切な対策をとれるようにしておきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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