2018年4月12日

飼い主が「犬が苦手」な人の為に出来る配慮について

ペットブームの昨今では、愛犬家の数も増加しています。

しかし、『犬が苦手』な人も居ることを忘れてはいけません。

ここでは、犬が苦手になる理由や、犬が苦手な人のためにできる配慮について考えていきましょう。

犬が苦手になる理由

相互威嚇する犬 犬が苦手になる原因は様々ですが、ここでは、犬が苦手になる事が多い理由をご紹介します。

トラウマ

過去に犬に噛まれた、追いかけられたなどの経験から、トラウマになって犬が嫌いになる事があります。

犬の姿を見ただけで、鼓動が速くなる、呼吸が浅くなる、息苦しくなる等の症状が出るほど、犬に苦手意識がある人もいます。

アレルギー

犬アレルギーが原因で、犬が苦手という人も少なくありません。

中には、見るのは可愛いから好きだけど、近寄ることは出来ないという人もいます。

ニオイ

動物特有のニオイを苦手としていて、犬に近付きたくないという人もいます。

最近では、定期的に愛犬にシャンプーをする飼い主が多いですが、それでも犬の体臭に敏感な人には不快感を与えています。

習性や仕草

吠える、いきなり近付く、よだれを垂らすといった犬の習性や仕草は、犬が苦手な人に嫌悪感を抱かせます。

飼い主や犬好きには可愛らしい犬の習性や仕草も、全ての人にとって可愛いとは限りません。

飼い主が原因になることも

バットを持った飼い主と犬 犬が苦手な人は珍しくありません。

しかし、一番悲しいのは犬の飼い主が原因で犬が苦手になってしまうことです。

残念ながら、飼い主の中にはマナーを守らない、周りへの配慮が足りない人もいます。

犬の飼い主は、他の方に嫌な思いをさせていないかを常に振り返ってみる必要があります。


犬が苦手な人のためにできる配慮

飼い主の近くで人を見上げる犬 犬が苦手な人のほとんどは、その気持ちを表に出さないようにしています。

そのため、犬との外出中にすれ違う人や同じマンションに住んでいる人、家に訪れる人の中には犬が苦手な人がいると考えておきましょう。

そのことを念頭に置きながら、常に犬が苦手な人に配慮した行動を取れるようにしましょう。

しつけをする

愛犬のしつけをするのは飼い主の義務です。

吠えたり噛んだりするのは犬の習性ですが、人と共存していく以上は、人間社会でのルールを教えなければいけません。

基本的なしつけは、子犬のうちからしっかり行うようにしましょう。

リードを短く持つ

ロングリードや伸びるリードで散歩をしている場合、超小型犬であっても犬が苦手な人に恐怖を与えている可能性があります。

もちろん、ノーリードは論外です。

散歩のときには必ずリードを短く持ち、飼い主の近くを歩かせるようにしましょう。

マナーを守る

他人を不快にさせないためにも、マナーはしっかり守るようにしましょう。

散歩中の糞は家に持ち帰ってから処理する、おしっこをしたら水で流す、拾い食いはさせないなど、基本的なことができているかしっかり確認しましょう。

犬が苦手な人を受け入れる

飼い主にとって、愛犬は大切で愛すべき存在なので、苦手だと感じる気持ちを理解するのは難しいかもしれません。

しかし、だからといって犬が居る環境を押し付けてはいけません。

犬が苦手な人に「うちの子は噛まないから」といって愛犬に触らせようとしたりするのは絶対にやめましょう。

犬が苦手な人の中には、犬という存在そのものが苦手という人が少なくありません。

犬が好きな人ばかりではないという事実をそのまま受け入れ、分別のある行動を取るようにしてください。

まとめ

犬を抱きしめる飼い主 犬が好きな人には、犬が苦手な人の気持ちを理解するのは簡単な事ではありません。

しかし、逆もまた然りで、犬が苦手な人にとって、犬が好きな人の気持ちを理解するのは難しいのも事実です。

大切なのは、お互いの気持ちを尊重して気遣うことになります。

犬を飼っている一人一人の行動が、犬を苦手としている人の生活を脅かす事にも、快適にする事にも繋がります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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