2018年3月31日

\ 戻っておいで!/ 逃げる犬を呼び戻すためのコツ5選

愛犬のことを呼んでもなかなか戻ってこないと、悩んでいる飼い主の方も居るかもしれません。

大切なのは、しっかりと呼び戻しトレーニングを行うことです。

ここでは、呼び戻すしつけをするときのコツについてご紹介します。

①指示語を統一する

芝生の上に寝転ぶ犬に何かコマンドを与えている様子 逃げた犬を呼び戻すしつけを始める前に、まず、指示語を統一する必要があります。

その日の気分で「来い!」「おいで!」などの違う言葉を使うと、犬は混乱して何を指示されているのか分かりません。

スムーズにしつけを行うためにも、家族内で指示に使う言葉を決めておきましょう。

また、これは逃げる犬を呼び戻す以外のしつけでも同様です。

「オスワリ」「マテ」「フセ」などの基本的なしつけが上手くいかないのであれば、指示語を統一できているか振り返ってみてください。

②ご褒美を準備する

犬がおかしを抱えている様子 しつけをするときに大切なのは、覚えさせたい行動を嬉しい出来事と結びつけるということです。

呼び戻すしつけを始めたばかりのときには、愛犬のお気に入りのおやつなどのとっておきのご褒美を用意してあげてください。

こうすることで、愛犬の中で「呼ばれたときに飼い主のところへ行くとよいことがある」というイメージが出来上がります。

嬉しい事がないと犬のモチベーションも上がらないので、しつけのときにはご褒美を上手に活用してください。

そして、「呼ばれたら戻る」という行動をある程度覚えたら、少しずつご褒美を減らしていきましょう。

こうすることによって、徐々にご褒美なしでも呼び戻しができるようになります。


③命令を繰り返さない

雪原の犬と飼い主 訓練の最初の頃は、呼んでもすぐに戻ってこないことが大半なのではないでしょうか。

そんなとき、飼い主は何度も「おいで!」「おいで!」と、同じ言葉を繰り返す事が多くなります。

しかし、これはしつけでは逆効果だと言われています。

何度も同じ指示が繰り返されると、犬は「気が向いたときに命令に従えばいい」と勘違いしてしまう事があります。

指示を出すときには、一度だけはっきりと声をかけるようにしましょう。

上手くいかないときもあると思いますが、焦らずに根気よくしつけを行うようにしてください。

④自分から近づかない

飼い主が犬にボールを取りに行かせている様子 犬を呼んでもなかなか戻ってこないと、飼い主はつい自分から迎えに行ってしまうといった行動を取る事が多くなります。

しかし、それではしつけになりません。

きちんと呼び戻しのしつけをしたいのであれば、自分から近付いていくのはやめましょう。

また、犬が自分のほうに近付いてきている間に迎えに行ってしまうのもご法度です。

これをすると、犬は「近くに行くと捕らえられる」という勘違いをしてしまいます。

犬のほうから向かってきているときには、嬉しい気持ちを抑えてそのまま待っていてあげてください。

⑤嫌なことをするときには呼ばない

犬の爪切りを行っている様子 犬を飼っていると、犬が嫌がることをしなければいけないときもあります。

たとえば、爪を切る、シャンプーをする、ドッグランなどで遊びに夢中になっているときに連れ帰るなどです。

もちろんこれは仕方がないことですが、犬の嫌がることをするときには犬を呼んではいけません。

たとえば、ドッグランで遊んでいるときに犬を呼んで連れ帰ってしまうと「遊んでいるときに呼ばれた→飼い主のところへ行った→家に連れ戻された→嫌だ」というネガティブな記憶が犬の中に残ってしまいます。

これはしつけをするうえで大きな妨げとなるので、犬が喜ぶことをするときだけに呼ぶようにしてください。

まとめ

飼い主に呼ばれる犬 呼び戻しのしつけはとても大切で、いざというときに愛犬の命を守ることにもつながります。

簡単なしつけではありませんが、きちんとしつけをすればいつかは必ず覚えてくれるので、根気よくトレーニングを続けてみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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