2018年2月16日

ペット可賃貸マンションのマナー違反4つ

ペットの家族化に伴い、人間の生活環境においてもペットを家族として認めることで、さまざまな施設やスペースの「ペット可」の対応が増えてきました。

しかしながら、人間の生活空間でペットを飼うからこそ、周囲へのマナーや気遣いは当然必要となり、配慮は欠かせないと言えるでしょう。

今回は、ペット可の賃貸マンションに住む上で大切なマナー4つを例に挙げ、まとめました。

マナー違反①犬が発する騒音

おやつを鼻に乗せる犬 今のご時勢、犬を飼っていなくても生活音などで近所トラブルになる事案がよくあります。

犬の吠える声は特に自分では気にならないかもしれませんが、近隣の方にとっては不快に感じている可能性があります。

特に音は何も障害物がない天井に抜けやすいのです。

騒音だと感じるレベルは人それぞれですが、特に注意したいのが、夜鳴きです。

夜鳴きは子犬の頃に多く見られる現象です。

更には何かに反応して朝方に吠え始める場合もあります。

さまざまな原因がありますが、一番は遊び足りないことが原因である場合が多く、寂しさを感じた場合などにも夜鳴きをするので、注意深く見守りましょう。

また、成犬になっても吠え癖がある場合は、しっかりと躾をしましょう。

正しい躾をすれば、成犬でも吠え癖は改善されます。自分ではどうにもできないと思うならしつけ教室に通いましょう。

また、犬が走ったり、飛び跳ねたときの音や振動も他の部屋へ伝わりやすいので注意しましょう。

マナー違反②被毛

ブラッシングされるハスキー ブラッシングをベランダで行なう場合、注意しなくてはいけないのが被毛の飛散です。

ブラシなので、さほど心配はないと思われがちですが、実はそうではありません。

実際には細かい毛が多く飛び散ってしまうのです。

飛び散った被毛が、隣や下の階のベランダに溜まったり、洗濯物に付着する恐れがありますので、ブラッシングをする際は注意して行いましょう。

特に被毛の多い柴犬、ビーグル、コーギーなどを飼っている方は、きちんと被毛の処理を行なわないといけません。

毛の長い犬種も要注意ですし、基本的にどの犬種も毛は抜けますので注意するに越したことはありません。

合わせて読みたい記事はコチラ↓↓

【ペット可の物件選び】犬と暮らせる家の探し方~賃貸編~


【弁護士が解説】ペット可賃貸で起こる犬の騒音トラブルについて


【行政書士が解説】Q「ペット可賃貸マンションへの入居前のチェック項目」


次ページ:マナー違反③糞尿


マナー違反③糞尿

クッションに体を乗せる犬 糞尿は適切に処理をしないと臭いが発生します。

特に多いのが、燃えるごみの日までベランダに糞を放置している状態です。

ベランダに置いてしまうと、悪臭が発生し、隣や上下階に臭いが伝わってしまう可能性が高いです。

糞をごみの日まで保管する際には、ベランダではなく、専用のごみ箱を利用するなどしてニオイが漏れない工夫をしましょう。

また、各自治体などによって、糞の処理方法はそれぞれ定められていますので、マンション管理のルールに従って適切に処理するようにこころがけましょう。

▼詳しくはコチラの記事で紹介しています。

みんなどうしてる?犬のフン(うんち)の始末、処理方法について



マナー違反④マーキング、体臭

マーキングするコッカー 犬は、本能でマーキングをしてしまいます。

しかし、マンションの共有スペースにマーキングをすることは当然ながらマナー違反になります。

きちんと躾をして『ここはしてはいけない場所』と認識させることが大切です。

また、体も適度に洗ってあげないと体臭が酷くなります。

常に一緒にいる分、飼い主は愛犬のニオイに鈍感になりますが、他人は敏感に感じているものです。

定期的にトリミングへ連れて行ったり、自宅でお風呂へ入れるなどして不快なニオイが発生しないように注意しましょう。

まとめ

賃貸マンションなどの共有スペースが多い環境で犬を飼うということは、注意しなくてはいけない部分が沢山あります。

また、近隣住民がお互いに気持ちの良い生活をするために、理解し合うことも大切です。

今一度、相手の立場にたってマナーとは何かを考えてみるのも良いでしょう。

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文:Qpet編集部
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