2017年9月4日
犬の散歩で大切な「時間・グッズ・しつけ」などについて
犬を飼うと毎日のように散歩に出かけますが、散歩の方法を間違えてはいないでしょうか。
犬にとって、散歩は大きな意味を持ちます。
だからこそ飼い主が散歩について正しい知識を持っておく必要があります。
犬の散歩の頻度や注意点、マナー、必要なグッズ、散歩後のケアなどについて確認しましょう。
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犬にとって散歩とは?
犬にとって散歩はどのような意味を持つのでしょうか。
犬の散歩は運動になる
散歩をする目的のひとつは、運動不足の解消です。犬は本来エサを求めて走り回っています。
しかし、飼い犬は運動する機会が少ないため、散歩をしなければ運動不足になってしまいます。
運動不足は健康に悪いだけではなく、ストレスを溜める原因にもなります。
きちんと散歩をさせないと、欲求不満により無駄吠えや噛みつきなどの問題行動にも繋がります。
犬の散歩は社会性が身につく
運動だけが目的であれば、庭で遊ばせるだけでもいいかもしれません。しかし、それでは社会性を身につける機会がなくなり、臆病な犬になってしまいます。
散歩中は、家の中では出会うことのない人や動物、景色に出会えます。
散歩をして外の世界を知ることによって、少しのことでは怯えない犬に成長します。
“臆病な性格”は不安を感じやすく、ストレスが溜まりやすい状態ともいえます。
動物病院やトリミング、ちょっと知人に会わせただけで神経をすり減らすようになると犬自身も大変です。
小さいうちにきちんと社会性を身に着けておきたいところです。
犬との散歩で飼い主との仲を深められる
飼い主も、いつでも犬に構ってあげられるわけではありません。犬にとって、散歩の時間は飼い主とコミュニケーションをとることができる大切な時間なのです。
散歩中に、愛犬がこちらを振り向いてアイコンタクトをとろうとしてくる時の姿から、犬にとって自分との散歩がいかに嬉しいものか、皆さんにも十分ご存知かと思います。
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犬の散歩の頻度や散歩する上で注意すること
犬の散歩は、ただ漫然と続ければいいというわけではありません。散歩の正しい頻度と注意点を確認していきましょう。
犬の散歩の頻度
散歩は毎日行うことが理想です。雨の日の散歩はかわいそうに感じてしまいますが、犬は雨など気にせず喜んで散歩に行きます。
ひどい悪天候であれば仕方ありませんが、できる限り毎日連れ出してあげましょう。
ちなみに、必要な運動量は犬種によって異なり、個体差があります。
小型犬(トイプードルやミニチュアダックスフンドなど)
1日1回、30分程度が目安。長時間散歩をさせると負担になってしまうので注意しましょう。
中型犬(柴犬やコーギーなど)
1日2回、1回あたり30分程度が目安。散歩に連れていってあげましょう。
大型犬(ドーベルマン、ダルメシアンなど)
1日2回、1回あたり30~60分程度が目安。中型犬は少し走らせると喜びますが、大型犬はゆっくりと散歩させましょう。
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犬の散歩の注意点
水溜りの水を舐めさせない
雨の日の散歩で注意したいのは「水溜り」です。水溜りには、他の犬の尿や糞便が溶けている可能性があります。
尿や糞便から流れ出た病原菌やウイルスへの感染を防ぐためにも、犬の動きには常に目を見張り、水溜りを舐めさせないようにしましょう。
可能であれば、水溜りができている場所を避けながら歩きましょう。
暑い日の犬の散歩は涼しい時間帯にする
人間と犬では、体感温度が異なります。犬は体毛で覆われているため、人間よりも暑さを感じやすいのです。また、犬の肉球は直に地面についているため、アスファルトの熱を直接感じてしまいます。
犬にストレスをかけないためにも、夏の暑い日には涼しい時間帯に散歩に連れ出してあげましょう。
明け方、あるいは日が沈んだ頃がおすすめです。
犬の散歩の時間を固定しない
毎日同じ時間に散歩をする方が、飼い主にとっては楽かもしれません。しかし、犬が散歩の時間を覚えてしまうと、散歩に行きたいと要求吠えをするようになるので、散歩の時間はずらすようにしましょう。
犬の散歩のルートに生えている植物は要チェック
いつも自分が歩いている道でも、犬にとって危険が多いことは少なくありません。キンポウゲ科、ツツジ科、トウダイグサ科、ナス科、バラ科、ユリ科などの植物には、危険なものが多くあります。
また、ごみ収集所では犬が拾い食いをして腐ったものを口にしてしまう可能性があります。
このような点に気をつけながら、散歩ルートをあらかじめチェックしておきましょう。
犬の散歩ルートに変化をつける
毎日同じところを歩きたいか、違うルートを楽しみたいかは、犬によって異なります。しかし、多くの犬はいつもと違う道を歩くことで大喜びします。
犬の散歩に対するモチベーションを高めるためにも、散歩ルートに変化をつけてみてあげましょう。
また、散歩ルートを変えると犬に刺激を与えることができるので、犬の認知症予防にも効果的です。
犬と散歩する際のマナー
散歩のマナーを守らないと周りに迷惑をかける事になり、場合によっては犬自身が危険な目にあうこともあります。トラブルを起こさないためにも、散歩中のマナーはしっかりと守りましょう。
リードをつける
「うちの犬は大丈夫」というのはただの過信でしかありません。何かの拍子に人に怪我をさせてしまったり、道路に飛び出して事故に遭う可能性は十分にあります。
反対にノーリードの犬が愛犬にとびかかって来て、どちらも制御が効かなくなることもありえます。
他人に迷惑をかけないために、そして愛犬の命を守るために、きちんとリードをつけて行動を制御できる状態で散歩させましょう。
犬のフンは持ち帰る
道路に放置されていた犬のフンを踏んでしまった経験がある人は、少なくないと思います。非常に迷惑であることは言うまでもありません。
また、小さな子供がフンに触って菌に感染してしまう危険性もあります。
犬のフンの処理は、飼い主の責任です。
必ずフンを片付けるためのグッズを準備して散歩に出かけましょう。
マーキングをさせない
犬が散歩中にオシッコをしている光景は、よく目にしますよね。犬の本能だから仕方がないと考える人もいるようですが、これもマナー違反です。
草むらや公園は子供たちが遊ぶ場所でもあるので、不衛生にしてはいけません。
また、車やバイクに向かってマーキングするのはもってのほかです。
散歩中のマーキングはマナー違反だということをしっかり心得ましょう。
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犬の散歩に役立つ便利グッズ
散歩をするときに役立つ便利グッズがたくさん販売されています。快適に散歩をするためにも、愛犬に合ったものを使ってみてはいかがでしょうか。
うんち対策グッズ
犬のフンの片付けに最低限必要なものは、ビニール袋とシャベルです。しかし、専用のグッズを用いるとより楽にフンの処理をすることができます。
「フン取り」「フンキャッチャー」「糞取り器」「フン受け」などさまざまな商品が販売されているので、使いやすいものを選びましょう。
レインコート
雨の日の散歩では、犬にレインコートを着せてあげましょう。簡単に着せられるものや手足までしっかりと覆えるものなど、さまざまな種類のレインコートがあります。
毛が汚れるのを防ぐことができ、また皮膚を守ることもできますよ。
肉球ケアアイテム
毎日散歩をしていると、徐々に肉球が硬化・角質化していきます。肉球が硬くなると滑りやすくなり、転倒などの原因にもなります。
また、硬くなった肉球があかぎれを起こすと、雑菌が入り込んで病気になることもあります。
これらのトラブルを防ぐために、肉球ケアアイテムを使用しましょう。
クリームタイプのものが多く販売されています。
犬の散歩後のケアは?
散歩後のケアを怠ると、思わぬトラブルに発展することがあります。散歩が終わったら、忘れずにケアをしましょう。
足拭き
散歩から帰ったら、濡れタオルなどを用いて足の汚れをきれいに落としてあげましょう。ひどく汚れてしまったときは、シャワーで流すと良いでしょう。
このときに大切なのは、濡れた足をしっかり乾かすということです。
濡れたまま放置していると、肉球の間で炎症を起こしてしまいます。
特に雨の日の散歩のあとは、念入りに乾かすようにしましょう。
ブラッシング
犬を飼うのであれば。ノミやダニなどの寄生虫に関する問題は避けては通れません。ノミは激しい痒みを引き起こし、ダニは病気やアレルギーなどの原因となります。
ノミやダニを駆除、あるいは早期発見するためにも、散歩後にはしっかりとブラッシングを行いましょう。
ノミやダニは人間にもうつるので、自分自身や家族を守ることにもつながります。
もちろん、砂やほこりを落とすのも大切です。
長毛種の手入れに用いられるコームやマッサージ効果が期待できるラバーブラシなど様々なグッズが販売されているので、愛犬に合ったものでブラッシングをしてあげましょう。
まとめ
犬にとって、毎日の散歩は生活に欠かすことのできない大切なものです。しかし、犬の散歩には様々な注意点があります。
飼い主がしっかりと管理して快適に散歩させてあげましょう。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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