2018年1月14日

犬がイタズラする理由と対処法について

少し目を離した隙に、家具がボロボロでクッションは解体されているといった経験がある飼い主も少なくないのではないでしょうか。

しかし愛犬のイタズラには必ず原因があり、対処法もあります。

犬がイタズラをする心理や対処法などをご紹介します。

犬とイタズラ

犬がリビングにイタズラをした様子 犬がイタズラをする理由についてご紹介します。

子犬は口に違和感がある

人間の赤ちゃんも同じですが、歯が生え始めた子犬は、口の中に違和感があっていろんなものを噛んでしまうことがあります。

ソファ、家具の足やクッションだけでなく家まで、何を噛むかは犬によって異なります。

どんな場所を噛んでいたとしても、代わりに噛めるおもちゃを探してあげましょう

成長期が噛む理由

犬も大人になるまでは、好奇心が旺盛でイタズラが好きな個体が多いものです。

これはなんだろう?に始まって、噛むとどんな味?落としたらどうなる?と好奇心の赴くままにイタズラ放題になります。

成長期にはなるべく、イタズラをされると困るものを部屋に置かないことが大切です。

飼い主の気をひくため

飼い主とのコミュニケーション不足を感じている場合に、イタズラをして飼い主の気を引こうとすることがあります。

こういった原因のイタズラは、飼い主が反応するとエスカレートする場合があります。

イタズラは騒がず見逃して、暫くした後にいっぱい遊んであげる、甘えさせてあげるようにしましょう。

状況別!犬のイタズラ対処法

犬がイタズラでソファをぼろぼろした様子 犬のイタズラを状況で分類した対処法をご紹介します。

留守中のイタズラ

犬がイタズラをする事が多いのが留守中です。

一日仕事をしてクタクタで帰宅して、愛犬にイタズラされた家を見るとがっかりするかもしれません。

しかし、留守中にイタズラは寂しさから問題行動を起こしている可能性が高いので、十分にコミュニケーションを取ることで改善されることが多くなります。

お留守番の前に短時間であっても、お散歩に連れて行く、遊んであげるなど、欲求を満たしてあげるように心がけてみましょう。

また、家を出るときに「行ってくるね」「いい子にしててね」など留守番を予感させることを言わないように気を付けましょう。

同様に帰宅した時にも、淡々と接するのが効果的です。

本能が原因のイタズラ

穴を掘るとか、おもちゃを噛んで振り回すなどは犬の本能による行動です。

飼い主にとっては困る行動ですが、犬の本能なので大目に見てあげてください。

改善したい場合は、行動を叱るのではなく、行動を未然に防ぐことが効果的です。

庭であれば立ち入らせないようにする、大事なものであれば愛犬が取れる場所に置かないことが鉄則です。


病気が原因のイタズラ

犬がソファの上で元気なさそうにしている様子 留守中の犬がイタズラを繰り返して改善しない場合、原因は心の病気にある可能性があります。

人間と同様、犬もストレスや不安によって心の病気にかかることがあります。

分離不安

最も多いものは「分離不安」というものです。

飼い主が近くにいないことから過剰な不安が引き起こされることから起こります。

症状として、喉が枯れるほど吠え続ける、不適切な場所で排泄をする、家具に攻撃をするなどが見られます。

一緒に生活していて、トイレまでついてくるような後追いをしてくる場合などは、少なからず分離不安の傾向があると言われています。

分離不安の対処法は、犬との距離を見直すことなどがあげられます。

対処方法として、一緒の部屋にいても少しだけ距離を置く、犬が騒いでも平常心を保つ、家を出る時の「行ってくるね」「おかえり」などの別れや、再会を大げさに儀式化しないなどが重要です。

飼い主の行動も合わせて獣医師さんに相談するのもお勧めです。

まとめ

犬が片手をあげている様子 犬のイタズラに困っている飼い主は多いですが、同時に犬も何かに苦しんでいる可能性があります。

子犬や成長期の時期は多めにみるようにして、成犬になってからの問題行動は飼い主がきちんと向き合って対処するようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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