2018年3月9日

ペットロスに苦しむ家族にあなたがしてあげられる事

ペットロスに苦しむ方は少なくありません。

人生を共に過ごした愛犬を失うのはとても辛いことなので、すぐに立ち直るのは難しいことです。

ここでは、ペットロスで苦しんでいる家族を支えるためにできることについてご紹介します。

ペットロスの大きさ

落ち込む親子 愛犬が亡くなった時に喪失感を覚える飼い主は多いですが、ペットロスから立ち直るまでに必要な時間は人によって異なります。

ある程度の期間で立ち直れる人もいれば、長い間ペットロスの辛さから解放されない方もいます。

そして、ペットロスの大きさや必要な時間が異なるのは家族内でも同様です。

家族で飼っていた愛犬が亡くなってしまった場合であっても、ほとんどの場合で立ち直るまでの時間にギャップが生じます。

苦しんでいる家族に対して、「いつまで悲しんでいるんだ」などの配慮に欠けた発言があれば、家族間であっても亀裂が生じてしまうことがあります。

一緒に過ごした時間

ペットロスの大きさが異なる理由は、性格だけでなく、一緒に居る時間の長さ等も関係しています。

このことから、最も長くペットロスで苦しむのは、家に居る時間が比較的長い事の多いお母さんである場合が多いようです。

一緒に過ごした時間の長さに比例して、失ってしまったときの反動が大きく、喪失感を覚えます。

愛犬の死因に限らず、失ってしまったときの反動として後悔や自責の念が生まれます。

病気で失った場合であれば、「自分がもっと早く気付いてあげていれば」「自分が与えた食事に問題があったのではないか」「治療をしたことで辛い思いをさせてしまったのではないか」といった後悔や自責を繰り返します。

一緒にいた愛犬と、会えなくなる喪失感や自分を責める後悔の気持ちは、想像以上に大きいものです。

愛犬との別れは必ず訪れますが、ペットロスを克服するのは決して簡単なことではありません。

あなたができる大切なこと

落ち込む女性と慰める男性 家族がペットロスに苦しんでいるときに最も大切なのは、辛い気持ちを理解して受け入れることです。

もし、ペットを失った際の喪失感に同感が出来ない場合であっても、じっくり話を聞いてあげる時間を作り、理解してあげる意識をもって、気持ちや辛さを一緒に負担する気持ちを心掛けましょう。

一緒に暮らす家族が、ペットロスの辛さを一番に理解し、一緒に悲しみを覚え、後悔などを一緒に乗り越えることが重要です。

ペットの遺品の整理なども急がずに時期を見て、少し落ち着いてから、一緒に整理をするのもいいかもしれません。

ペットロスへの理解

ペットロスに対して理解がない人は決して少なくありません。

周囲から理解を得られないことは本人にとって苦しいことですが、ペットを飼った経験がない人がペットロスに対して無理解なのは不思議なことではありません。

特に、家族であれば「新しい犬を飼えばいい」「ペットロスで仕事を休むのは非常識」といった発言は控えるように注意しましょう。

家族との理解や認識の違いは、一層苦しめることになります。


してはいけないこと

泣いている女性 ペットロスに対して、焦りは禁物です。

気分を上げるために無理やり外に連れ出したりするのは逆効果になるので、控えましょう。

また、問題を解決してあげるつもりであっても、新しくペットを飼うことをすすめるのも控えましょう。

本質的に、新しいペットを迎えるといった行動は、失ったという問題に対しての、代替によるすり替えの解決に過ぎません。

新しくペットをお迎えすることでペットロスから立ち直れる場合もあります。

しかし、時期が尚早であれば、新しくお迎えしたペットを可愛がることが出来ず、迎えられたペットも不幸になります。

時間をかけて

立ち直るには時間が必要なことが多いので、焦らずじっくりと寄り添ってあげることが大切です。

ペットロスから回復するために必要な時間は人によって異なるので、本人のペースを大切にしてあげましょう。

悲しみとしっかりと向き合うことができれば、少しずつ本人もペットロスから立ち直って元気になります。

まとめ

落ち込む女性と寄り添う男性 ペットロスの悲しみは大きいですが、あまり理解されない出来事でもあります。

しかし、ペットを飼っていない人にとっては、ペットロスに理解が無いのは仕方がない事で、むしろそれほどおかしなことではありません。

また、一番近くにいる家族であっても喪失感の大きさや後悔の長さなどは異なります。

そのため、一緒にペットを飼っていた、一番近くに居る家族だからこそ理解を示して寄り添ってあげることが重要です。

ペットロスで苦しむ家族に優しく寄り添ってあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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