2018年2月17日

首輪との違いは?ハーネスの特徴について

皆さんはハーネスについてどのくらい知っていますか?

ハーネスといえば「盲導犬がつけているもの…」といった印象ではないでしょうか。

今回はハーネスとは何か、首輪とハーネスとの違い、またハーネスの選び方や注意点についてまとめてみました。

ハーネスとは

犬ぞり ハーネスは、元々犬ぞりを引くように作られたもので、胴部分に装着することで犬の体に負担がかからないような作りになっています。

犬にとって首輪よりストレスが少なく、体にも優しいアイテムです。

首輪とハーネスの違い

ハーネスを付けた犬と首輪を付けた犬 首輪は手軽に装着ができ、普段から付けることで慣れさせるのも簡単なうえ、しつけもしやすいので、まさに初心者向けといえるでしょう。

散歩中、飼い主さんからの合図が伝わりやすいので、まだきちんとしつけができていない犬につけるのがオススメです。

サイズや種類も豊富で、可愛いデザインもたくさんあるので、選ぶのも楽しみの一つではないでしょうか。

しかし、引っ張りグセのある犬だと常にリードが張った状態となり、首に負担がかかってしまいます。

多少の負担であればしつけのためにはむしろ良いのですが、小型犬や元々呼吸器の弱い犬には注意が必要です。

ハーネスは犬の胴体に付けるものなので、衝撃を分散し、体への負担は少なくて済みます。

取り付け時も首を絞めないので安全に装着できます。呼吸器が弱い犬にも向いています。

また、首に何かをつけられるのを嫌がる犬も多いですがハーネスでしたら嫌がることなく付けさせてくれる場合が多いようです。

しかし、ハーネスは首輪と違って体の自由が大きいためストレスが少ない反面、引っ張りグセのある犬だと動きを制御しにくくなります。

首輪と比べてしつけに関しては上級者向けのアイテムだといえます。


ハーネスの選び方

散歩する女性と犬 ハーネスを選ぶ際には、まず犬の体重、胴回りのサイズをチェックしましょう。

犬の力の強さは体重に比例すると言われていますので、その体重に見合った強度のハーネスが必要です。

また、ハーネスにも様々な種類があり、一般的なのは3Dハーネス、2Bハーネス、ベスト型ハーネスと呼ばれるものです。

それぞれのタイプの特徴を見てみましょう。

3Dハーネス

首にかける輪と胴に巻きつける輪が立体的に融合したハーネスです。

リードを引っ張っても首が閉まりにくい設計になっているので、引っ張る力が強い犬にもオススメです。

2Bハーネス

2Bハーネスは首にかける輪と胴に巻きつける輪が8の字の形になっているハーネスです。

それぞれの輪にバックルがついているため頭を通さずに装着することができ、首に輪をかけられるのが嫌いな犬に向いています。

注意点としては首と胴のつなぎ部分が一本しかなく不安定なため、引っ張りグセのある犬にはオススメできません。

おとなしい犬や小型犬に使用すると良いでしょう。

ベスト型ハーネス

その名の通りベストの形をしたハーネスで、上半身は着衣したような姿になります。

体を包み込む形状なので、負荷を分散し減らすことができます。

首や腰を痛めている犬や、シニア犬に向いています。

また最近は洋服のようなオシャレなデザインが多いようです。

選ぶ際の注意点

2頭の犬と散歩する飼い主 ハーネスは首輪に比べて難しいため、きちんとサイズ測定をして選ぶ必要があります。

基本的に胴回りのサイズがあっていればOKですが、ものによっては首回りのサイズも合わせる必要があったりします。

また小型犬用・中型犬用・大型犬用といった売られ方をしていることが多いですが、同じ犬種でも体格の違いがあるので、最低でも胸周りのサイズはチェックして購入するようにしましょう。

まとめ

散歩中の黒いフレブル いかがでしたか?知っているようであまり知らなかったハーネスについて理解することで、愛犬とのお散歩も、より楽しいものになるかもしれませんね。

ぜひハーネスの特徴を知って、愛犬との快適な暮らしに役立ててみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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