2018年6月14日

パピヨンがかかりやすい病気と年間の平均治療費は?

読者ライター

ななな

10年以上犬と生活してきた経験を活かして、役に立てる、共感できる記事を目指しています

パピヨンと長く健康に暮らすためにもかかりやすい病気や必要になってくる治療費は知っておきたいものです。

小型犬の中でも適応力が高く、元気な犬種ですがかかりやすい病気もあります。

病気になってしまった際の年間平均治療費と共に見ていきます。

パピヨンの年間平均治療費はどのくらい?

散歩中のパピヨン フランス生まれで過去にはフランス王家でも愛玩犬として愛されてきたパピヨン。

そんなパピヨンが病気をしてしまった場合どのくらいの治療費が必要になるのでしょうか。

この記事はアニコム損害保険株式会社が2015年4月1日から2016年3月31日までの間に契約した犬482,187頭、その中のパピヨンを対象に集計したデータを引用しています。

パピヨンの年間平均治療費は73,889円となっています。

これは超小型犬、小型犬の中でも平均的な金額です。

この金額は平均額なためにこれ以下で治療ができる場合も、さらに高額になってしまうということもあります。

犬の治療費でもっとも高額になりやすいのは、手術です。

手術費用はもちろん入院なども必要になるために、時間も費用も必要になってきます。

パピヨンに多く見られる病気、膝蓋骨脱臼

家庭用プールを飛び越えるパピヨン パピヨンがかかりやすい病気、それは膝蓋骨脱臼と言われるひざの脱臼です。

活発で運動量の多いパピヨンですが、骨や関節がそれほど強くないという特徴があります。

そのため激しい運動をすると、膝に大きく負担がかかってしまうのです。

段差で躓いてしまったり、コンクリート上で飛び跳ねたり、フローリングの床で滑ってしまったり少しの油断から脱臼になってしまうことがあります。

軽度の場合は薬やサプリメントで治療を行いますが、歩行ができないような重度の膝蓋骨脱臼の場合は手術が必要になる場合もあります。

▼足の異変に関わる病気は、こちらにまとめてあります。

【獣医師監修】もしかして病気? 犬が足を引きずる理由




パピヨンは歯周病にも注意

歯磨き中のパピヨン 同データでパピヨンが発症しやすくなっている病気、もう一つは歯周病です。

実は犬にも歯周病が存在しています。

軽度のものならば、あまり問題はなく健康診断で指摘されることもありません。

しかし酷くなってくると歯がぐらつき固いものが食べられなくなるなど食生活にも影響が出てきます。

歯周病予防には、歯垢や歯石が付かないような生活が重要です。

自宅で歯磨きを行うという方法が一番なのですが、口にものを入れようとすると暴れて中々うまくいかない場合もあります。

そういった場合には一度動物病院に相談してみるのがいいでしょう。

トリミングサロンでも歯石除去サービスを行っているところがあるのでそちらもおすすめですよ。

▼犬の歯磨きについては、こちらで詳しくお話ししています。

【獣医師監修】子犬の時からはじめたい歯磨きトレーニング



まとめ

おもちゃで遊ぶパピヨン パピヨンに多く見られる病気を紹介しました。実は犬も歯磨きが必要なのです。放っておくと歯周病になってしまいます。

歯磨きは慣れるまでは大変ですが、わかってくれるとおとなしく歯磨きをさせてくれるようになります。

徐々に慣れさせてしっかりと健康管理を行っていきましょう。

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